ティーガーデン

大好きな紅茶を飲みながら、日々の生活で
咲いた花々(さまざまな素敵)をご紹介していきます。

中国行きのスロウ・ボート(村上春樹)を読みながら、香り高い浅煎り珈琲を(UNITÈ / 東京都三鷹市) 〜♪

2024年05月15日 22時58分32秒 | Movie・Book・TV

 

 

*短編小説集”中国行きのスロウ・ボート”〜 村上春樹さんと、安西水丸さんの、思い出深い単行本の復刊と、御書印旅の中で、出会った、素敵な本屋さんについて、書きました〜

 

 

皆さん〜、今晩は〜

 

 

 

昨日に続いて、今日・・・、日中、気持ちの良いお天気でしたが、夜は、雨が降り出し、

強めな感じで降っていて、激しい雨音が、家の中まで、響いていました〜

コロコロと、かわりやすいお天気には、まいりますね・・・

 

 

さて、

前回の、蓬BOOKSにて、素敵な御書印を押していただき、木村セツさんの、新聞ちぎり絵展を、楽しんだ続きのお話です〜

 

蓬BOOKSを出て、デイジーが気になるお店へあと1店舗、行く事に・・・

夕方から、予定があるようで、急足で・・・

中央通りを、そのまま、駅と反対方向へ進みました〜

 

途中、右手に、気になる雑貨屋さんがありました〜

またの機会に、寄ってみたいなぁ〜

 

その雑貨屋さんから、ほど近いところに、デイジーが気になる本屋さんがありました〜

 

ま〜るで、ブランド服のブティックかと思うような、素敵な外観のお店〜

入店後、

街行く若者さん達が、”ここって、喫茶店?何のお店??本屋さんなの!?”・・・って、驚きながら、覗かれている、

・・・光景を見ました〜

 

とってもお洒落な本屋さんですが、お写真撮影は、控えました〜

 

白い壁と茶色の煉瓦が素敵な外観のお店に入ると、

すぐ右手に、簡単なキッチン&カウンターがあり、

その奥にも、壁に向かってカウンター席があり、

珈琲(ホット、アイス)やカフェラテ、ジンジャエール等、数種の飲み物が、店内で、イートイン可能〜

こじんまりですが、本のディスプレイの仕方も、美しくて、

新感覚の本屋さんでした〜

 

 

UNITÈ は、2022年9月1日、オープンした、新感覚の本屋さんですね〜

営業日には、13時〜21時まで、営業なさっているようです〜

 

 

三鷹駅からだと、中央通りをまっすぐ、徒歩約14分くらいですが、

とっても人気のお店のようで、沢山のお客様が、入店なさっていました〜

 

私は、中央に置かれている一冊の本に目が留まり、それを購入しました〜

 

デイジーは、色々と、眺めている最中でしたので、

先に、珈琲を注文し、購入した本を、少し読んでみました〜

 

 

珈琲のホットは、ブレンド、深煎り、浅煎りの、3種類〜

私は、浅煎りを、注文〜

精算を済ませ、先に、席に着いたので、淹れていらっしゃるところは、見ていませんが、

電動の道具で、豆を挽く音がしていたので、グラインダーで挽き立てをハンドドリップして下さっていたかなと想像・・・

そのくらいの丁寧な作業を思わせる・・・、程良い時間の後に、美味しそうな香りの珈琲が、運ばれて来ました〜

 

クッキーが1つ、添えられて、ナチュラルな感じの、素敵な器でした〜

 

 

私が購入した本は、

村上春樹さんの、初めての短編集”中国行きのスロウ・ボート”(1983年5月18日発行/単行本)の、復刊本(2024年2月発行)

1983年刊行の単行本を、当時のままの装幀で、復刊と言う事〜

 

単行本で、復活と言うのは、なんか、めずらしい試みのような・・・

 

そして、この村上春樹さんの最初の短編集は、

村上春樹さんが、ジャズ喫茶を経営している時から親交があった、

イラストレーターの、安西水丸さんとの、初仕事と言う事で、

そんな思い出ある短編集であり、特別な一冊でもあるんでしょうね・・・

(水丸さんは、装幀を担当)

 

 

私も、沢山の本の中で、この一冊が、ふと目に留まって・・・

 

 

本の構成は、

1980年春〜1982年夏にかけて、発表された、7つの短編が、年代順に、収められているそう。

↓↓

中国行きのスロウ・ボート

貧乏な叔母さんの話

ニューヨーク炭鉱の悲劇

カンガルー通信

午後の最後の芝生

土の中の彼女の小さな犬

シドニーのグリーン・ストリート

 

・・・の7作です・・・

 

 

 

復刻本では、序盤に、

新たに、

「”中国行きのスロウ・ボート”の単行本の復活に寄せて」と言う文章が、添えられました〜

 

それは、3ページに渡って、文が書かれていましたが、

安西水丸さんへの懐かしい想いが、語られていました〜

(*安西水丸さん:1942年7月22日〜2014年3月19日

 

わからないけど、

・・・もしかして、そんな思いから、復刻を決意したのかな・・・なんて、思いました〜

 

 

当時、

村上春樹さんが、初めて出した、短編小説集を、中央公論社から、出版する事になり、

知り合ったばかりの、安西水丸さんに、思いきってお願いしてみたそう〜

すると、水丸さん〜、快諾して下さったそうです〜

村上春樹さんもまだ、デビューしたてのほやほやの作家さんで、これが最初の短編集だし、

水丸さんは、それまで、勤めていた会社を辞めて、イラストレーターとして、独立したばかりで、

多分なら、文芸書のようなのの、表紙を描くのは、それが、初めてだったのかもと・・・

 

 

村上春樹さんは、水丸さんの絵が、当時から、個人的に、大好きだったそう〜

出来上がって来たイラストは、予想に違わず、素晴らしいと思ったと・・・

感性が合う同士、惹かれ合う何かがあったんですね〜

 

 

今回、復刊される事となり、

若き日の、村上さんご自身と、同じく若き日の、安西水丸さんに、思いを馳せ、感慨深いものが、あるようです〜

 

 

お2人の素敵な友情を感じさせる序盤の文章を読み、温かい気持ちになりながら、

最初の短編”中国行きのスロウ・ボート”を読みました〜

↓↓

物語は、

若き日の、村上さんが、知り合った、3人の中国人のお話ですが、

細やかな仕草とか、独特の表現や言い回しで、状況が、手に取るように、伝わって来るのですが、

何が言いたいのか・・・、確信に迫る内容はなく・・・、

読み手によって、色々な思考をめぐらす系の展開になっているかな・・・なんて、思いました〜

 

 

私自身も、人生の中で、3人以上の、中国人の方と、お知り合いになり、友情を深めあったり、

色々な思い出があるなと、ふと思い出すきっかけにもなりました〜

↓↓

仲良くなった彼女は、

10年ほど、日本に住めば、日本語は、とても流暢で、問題は解消されたようでしたが、

日本に来たばかりの頃は、会話が成り立たず、苦労なさったようでした・・・。

日本語に慣れ、上達し、日常のコミュニケーションも、問題がなくなったと言っても、

やはり、完璧ではなくて、表現が、ストレートな時があって、

日本人の、やんわりと、オブラートに包んだような表現は、難しかったのかなと・・・。

それに気づく前は、私も、ストレートな物言いに、気を悪くした事もあったりしましたが、

今なら、他国での苦労が、もっとわかってあげられるかもしれない・・・なんて、思ったり・・・。

お引越しして、疎遠になって行きましたが、

”○○さんは、私の心の友です・・・。”とおっしゃっていた気持ちも、

当時よりも、今なら、理解できそう・・・。

 

振り返って・・・、

私も、人生経験が、それなりに、多くなったのかなと、ふと感じました・・・。

 

 

7つある最初のお話の、”中国行きのスロウ・ボート”は、

内容は、特に、何を言いたいわけでもないような、

通り過ぎてしまっても構わないような内容でしたが、

 

例えば、バイト先で知り合った中国人女性との出来事の結末で、

あれま〜・・・と思うような失敗談ありだったりして、

本当にあった話かどうかもわかりませんが、

若き日の村上さんと言う人が、とても感じられたのと、

 

・・・若き日には、そー言う失敗は、誰しもが経験した事あったかも・・・と思わされたり・・・、

遠い若き日を、鮮やかに、描いたような、文章力にも、惹き込まれました〜

 

 

デイジーは、

予定のお時間がかなり迫っていたようで、

”そろそろ時間だから、そのまま、珈琲飲んでゆっくりしておいて〜。”と言って、

ほしい本を購入した後、

急いで、お店を出ました〜

 

私は、それを読み終わった後、

ゆっくりと席を立ち、軽やかな足取りで、駅へ向かいました〜

 

駅へ向かう途中には、素敵な果物専門店があり、

ちょっと離れたところにある、

同系列の、フルーツサンドや、フルーツティーを楽しめるカフェのショップカードを、

お店の人に、いただきました〜

それにより、

お出かけ前からチェックしていた、そのカフェの場所も、確認できました〜

またの機会に、ぜひ、訪れてみようと思います〜

 

 

↑↑

山田文具店のスタンプが素敵〜

 

↑↑

蓬BOOKSの、スタンプも素敵〜

 

 

↑↑

昨年、表参道にある、山陽堂書店で開催の、安西水丸展へ訪れた時に撮影〜

 

 

 

 

皆さん〜、素敵な夜を、お過ごし下さいませ〜

 

 

 

 

 

また、明日ね〜

 

 

À demain  〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (16)
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