本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

静岡県知事沈没。

2009-03-25 21:43:07 | 世界
WBCV2の経済波及効果だが、今日の報道では550~560億円と大分底上げされていた。笑。これもしかし純然たる『箪笥預金』や『床下預金』が関連グッズや記念セールへと大挙して参入して各種商品に化けるというのならまだしも、一般消費者には無尽の可能処分所得があるわけではなく皆さん財布の額は決まっているから、幾ら物流が刺激を受けるからと言ってそのまま景気が上向くなどという美味い話にはならない。「消費マインド」には好影響というだけのことだ。それで私が思ったのは、確かに日本の野球は今回世界一になったが、これは「アメリカ型の野球」をやって一番だったというよりも、今甲子園でやっている「高校野球」をやってトップに上り詰めたというのが正確ではないかということである。アメリカの国技たる「ベースボール」はもっとワイルドかつパワフルであって、「ダイナミックな力と力の激突」という意味では日本の野球の比ではないが、反面「緻密さ」「(ノムさん流)インサイド・ベースボール」「繋ぐ野球」という意味では日本に到底追いつかないことが今回計らずも露呈してしまった感がある。プロ野球が始まってまだ24年という韓国の野球は日米の中間に位置し、中南米その他欧米系の野球はアメリカより更にパワフルで力任せの野球をやっているという印象である。ただ日本の野球が大リーグでも十分通用することが認められるようになったのはせいぜいここ十数年のことで、昨年現役からは引退した野茂英雄投手がドジャーズにトレードされた1995年あたりからだろう。それまでの日米野球なんてあーた、大人と子供のタタカイだったもんね。あちゃ。今回韓国の名将=キム・インスク監督は「日本の技術」の優位を戦前から認めていて、決勝戦の敗因は「イチローと勝負したことだ」と悔やんでいた。(←ベンチからは敬遠のサインを出していたがそれが通じなかったというのだ!)イチローも以前「これで韓国には30年負けない」などと言わないでいいことを言って挑発したが、皮肉にもその挑発が最後の最後になって生きてしまったことになる。いずれにせよ、北京を全勝で制した韓国と侍ジャパンとは「極東の双子の野球」を展開する好敵手同士である。アメリカには別の国技=バスケットボールはあるが、惜しむらくは高校野球の伝統はない。w . . . 本文を読む