今年のノーベル文学賞の受賞者はベラルーシ共和国の女流作家に決まった。彼女はソ連時代の共和国の状態やロシアになってからのチェルノブイリ事故のことを題材に書く小説家ということで、言ってみれば反ソ(反露)的社会派作家らしい。
これまでに日本人でノーベル文学賞を受賞したのは川端康成と大江健三郎の二人だけであるが、毎年候補に上がっていながら今回も選に漏れた村上春樹については自称ハルキスト達や村上春樹コ . . . 本文を読む
日本から二人のノーベル賞受賞者が出たということで、メディアはそれを手放しで褒め称えて連日番組を作っている。私も格別異論は無いが、ただ一つ《ノーベル平和賞》に関してはあんなものは世界の政治力学の産物に過ぎないから何の権威付けにもならないしすべきではないとずっと前から思っている。アメリカのヴェトナム戦争に協力した故・佐藤栄作が受賞したときには若者達は「じゃあ僕らには《ノーベル戦争賞》でもくれよ! . . . 本文を読む
昨日9/24はサウジアラビア・メッカへの巡礼で将棋倒しとなった巡礼者717人が圧死したというニュースが流れた一方、国内では五年後の東京オリンピックに関連して「新国立競技場問題で誰も責任を取らない」というニュースも流れた。今朝は女優川島なおみさんが胆管癌で術後経過が悪く死去したというニュースを各局が報じていた。サウジは直近の出来事、それも多数の死者の話だが、ところが日本は「五年後の金の心配をしてい . . . 本文を読む
大相撲九月場所七日目を少し見た。元より″相撲″は日本の国技だが、今いる横綱三人は全てモンゴル人で、日本人横綱はこの十年誕生していないのである。
″ガイジン力士″は続々誕生しているがその全てが最高峰にまで登り詰める訳ではなく、幕内三役から横綱まではモンゴル出身者が常時過半数を占めている。我々もモンゴル現地の所謂″モンゴル相撲″を観る機会はあって、「彼らが何故日本の国技である大相撲が世界一(V . . . 本文を読む
1.7月半ばから8月半ば迄$¥相場は124円台で安定していたが、そこに中国経済への不安から世界同時株安が勃発し、$は一時一気に117円台迄下落した。
私は阿呆だから121円になった時点で「(3円も下げたんだから)もう充分じゃないか」と判断して$を買ってしまったのだ。まさかその後117円に迄円高が進むとは思わなかったからだが、お陰で大損したかも知れないじゃないか。あっそ。
中国が元の小幅な切 . . . 本文を読む
揉めに揉めた「ギリシャvsEU」だったがギリシャがEUの要求を呑むという形で決着を見たようである。どういう落とし所になったのか私が感知する処ではないが、ギリシャは無論のことEU側にも「割って出る」だけの才覚も名分も実力も無かったのである。「円満に穏便に」しか選択肢は無かった筈である。
EUなど所詮は世界第三位の日本一国の経済力にも及ばない「斜陽国家」の群れに過ぎないのだから、呑気に内輪揉めなど . . . 本文を読む
私には無縁だが、ギリシャ危機と上海株式の暴落で東京株式市場は2万円を切った。これは3週間ぶりの事だそうだ。何の根拠もないくせにひたすら「楽観論」に固執していた東京市場でのこの落ち込みであるから、自称専門家の狼狽ぶりは笑ってやっていい。あんな訳の分からない連中がわかったような顔をして「専門家」だと宣っているのだから世も末だ。「円安株高」などというトリック(⇦詐術だ!)は貧富の差を拡大す . . . 本文を読む
七夕である。七夕に台風が9号10号11号と三つも我が国へ接近中である。その日本では火山活動が活発化し、少女・幼児の誘拐事件も多発している。或いは帰省中の40歳の自衛官が自宅に放火し子供四人が焼死するという事件まで起きた。
何時まで続くのか、直ぐ熱は冷めるだろうが、いい歳をしたオッサンがフェイスペインティングをして狂乱し浮かれている間に世の中は日々ずんずん新しい局面に入って行く。
若者達が漸 . . . 本文を読む
今日は4年にいっぺんの《うるう秒》の年で先程1秒だけ増えて「8:59:60⇨9:00:00」という表示になった。安倍ポンが勝手にやったわけではなく、全世界一斉にこれをする決まりである。人類はみんな仲良くこんなことも出来るし逆に血相を変えて殺し合いに突入することも出来る。
自民党内右派のナンタラいう議員は「反省猿」以下の男でまだ「メディアへの言論批判(?)」を止めない《確信犯》であ . . . 本文を読む
ギリシャ、ギリシャと大騒ぎだが、超債務国=ギリシャ自身は「債務不履行はしょうがないじゃないか、返せないものは返せないんだ。もっと金貸してくれ。債務をまけてくれ。でないとEU離脱するぞ」と開き直っている。まさしく「盗っ人猛々しい」状態である。
個人レベルで言ったら「自己破産申請」でもするしかない状況だが、そんなことをされたら「斜陽のヨーロッパ」全体がおかしくなってしまう。ヨーロッパが傾いたらアメ . . . 本文を読む
LGBTである。Lはレズビアン、Gはゲイボーイ、Bはバイセクシュアル、Tはトランジェスターの、それぞれの頭文字を取っている。性的少数派の人達の総称的なイメージで現在はこの呼称は使われている。
「だからどうした?!」と問われても私には直ちに言って置かなければならないことなど一つもない。世の中変わったもんだと嘆息するだけだ。同性愛の話とかはいずれ機会があった際に譲ることにしたい。
☆眼科の診 . . . 本文を読む
かつて「背後の敵を撃て!」と言ったのはレーニンである。独露戦争に邁進し攻撃を仕掛けて来るドイツ軍兵士たちに対して「君たちの敵は我々ではない。背後から我々を撃てと命じている背後の指示者である。」と言明し、兵士間相互の連帯を訴え懸けたのであるが、この「プロレタリア国際主義」は成功を収めたとは言い難い。歴史は寧ろ全く逆を踏んでしまった。「国際主義インターナショナル」を共同して実践したのはブルジョアジー . . . 本文を読む
$¥122.87⇨ドルが反落した。黒田が「円安は好ましくない」と発言したからだなどと市場は反応している。好きにしたらいい。w。
「ドルの一人勝ちは良くない」
⇧ こんなことは判り切った自明のことだろう。世界はアメリカの言いなりになる訳には行かない。事実アメリカの手には終えなくなっている。戦後世界体制はまず「ポンドの脱落」に端を発し、次に愈々アメリカのヘゲモニーも失わ . . . 本文を読む
金名誉名声人望地位・・etc.から景況判断、株価指数、未来予測、貿易収支、各国の経済力と国力、人口の増減、各政党の支持率、果てはスーパー・コンビニのポイントサービスetc.に至るまで、我々が何かを価値判断する際その根拠とするのは(アッタリマイの話だが)全てこれ数字だ。数字に還元された対象を観て、我々は日々数字に踊らされ数字に埋もれることを甘受し、挙げ句は数字を崇拝し数字に支配されて辛うじて棲息し . . . 本文を読む