本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

トビタシネマ。

2012-02-16 11:44:19 | 
昨日はトビタシネマへ行った。3本中「時空戦士」は寝ていて見なかった。「オリンポス・・」は以前見たことがある。「ハンナ」は軍の機密下で戦士として「異常性格」に育て上げられた少女のバトルを描いた映画だったが、私には良かった。家に居たのでは寒いのか、割引デーではなかったのに館内は結構混み合っていた。あそこはロビーは寒いが、館内は暖かいのである。咳、奇声、奇行、喫煙etc.は相変わらず多かったが、あそこへ行ったらその辺はただ耐えるしかない。近くの商店街ではこの寒空に段ボールハウスで野宿している人も数人いた。彼らは我々が映画を見終って退出する朝5時には、周囲をきれいに片づけて去る。商店街のスーパーは夜8時に店を閉めるが、彼らは顔馴染みになっていて閉店作業を手伝うのである。 . . . 本文を読む

情勢一般。

2012-02-02 23:06:07 | web・メディア
今度は札幌の困窮姉妹の餓死(凍死?)事件である。私はNHKと民放(フジ)の二つのニュースを見た。フジの方は事実を短く伝えただけだったが、NHKはこれをドキュメンタリー風に取材していた。それによると、両親に先立たれた二人は紆余曲折の末札幌でアパートを借りて生活することになった。妹は知的障害者で働くことは出来なかったが、それでもお姉さんが働いている間はどうにか遣り繰り出来ていたらしい。しかしあるとき姉の職場が閉鎖になり、姉は突然失職した。姉は懸命に再就職の職探しを続けたが新しい仕事に採用されることはついになかった。そうなると二人の収入は妹の障害者手当が月6万円あるだけになった。アパートの家賃を引くと、残りは1万円でそれが一ヶ月の二人の食費だった。雪降る町で彼らは最後はガスも止められてしまった。気丈だった姉が已む無く市役所へ相談に行った。問題はここからである。面接した担当職員の言い分には整合性がなく、私は腑に落ちない。姉は「一週間二人で生活する方法を教えて下さい」と担当に願い出て、担当が生活保護の受給を進言するとそれは峻拒したと言うのである。生活保護法は本人のたっての申請がなければ適用されることはない。それで職員は災害時用の緊急食糧である「カンパン」の缶を14個(だったか)姉に与えて帰したというのである。それっきりである。二人にはその後のケアもフォローもしていない。ガスのない部屋に帰った姉はある日突然急病に倒れ、救助を求める方法を知らぬ妹はそのまま餓死(凍死?)した。携帯には「111」と入力した跡が残されていた。姉妹のどちらが打ったのか、これは「119」もしくは「110」のかけ間違いではないかとNHKは報じていた。応対した札幌市の職員には困窮し切った姉妹をなんとか助けようとする姿勢が微塵も見られない。書類さえ整っていればそれで良しという態度である。カンパンを与えて体よく追い返し、自分はその日の晩酌で鍋でも突いていたのではないかと私は疑う。 . . . 本文を読む