本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

民主党代表選。

2010-08-31 08:50:25 | 政治
若い娘たちは細かいことにうるさい。(はあ?)私なんか「ハンバーグ」も「ハンバーガー」も元々語源が同じなんだからどう言っても構わないじゃないかと思うのだが(←それもいい加減過ぎるかな?)間違ってこれらを混同して言おうものなら直ちに「ハンバーグはお皿に載って出て来るお料理でハンバーガーは調理パンの一種です!」と峻別・訂正される。「ミスタードーナツでカレーパンを食べた♪」なんて言ったらもうボロクソで絶対許して貰えないのである。「ミスドにあるのはカリーパンで、ミスドにカレーパンはありません!」と叱られてしまう。これなんか単に「カタカナ表記」だけの問題でアルファベットで書いたら同じになるのだからこちらは「どっちでも一緒だろう!?」と言いたくなる。で、この「カタカナ表記」が日本語を学ぶ外国人たちにはネックになっているというニュースがあった。日本語は「アルファベット26文字さえ覚えれば概ね文字化出来る」という言語ではない。漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字、外来語のそれぞれに固有の表記法があり、これらの文字群の大半を読み書き出来ないと「(カタコトの)日本語はしゃべれても文字は読めないし書けない」状態に陥ってしまう。この音声と文字との乖離という点では、わが日本語はお世辞にも「合理的」とは言えないのである。果てはガイジンらが口々に「日本語は難しい」と嘆くのを聞くと、我々はさも「我が意を得たり♪」とばかりにほくそえむ始末である。戦後「この際日本語は全部ローマ字表記にしよう♪」という議論も出たがそれはすぐ立消えになった。ちょっと前まで「中国語はワープロ・PCでは扱い難い」とされていたが、メモリの増大等ソフトの飛躍的向上でそれはあっさり克服された。私は使い方をマスターしていないが、私のポンコツPCにも簡体字やハングルの膨大なコード表がリストアップされている時代に、日本語表記の問題はまだ解決されていないのである。これは早晩「音声入力」とか、「指で書く」とか、そういう方向に進むものなのだろうか? . . . 本文を読む

飛田東映上映中。

2010-08-28 19:46:42 | 
一般に「挙党一致体制の構築」を政権党主流派が言うのは「つべこべ言わずに協力し従え。(見返りの条件は何だ!?言うだけ言ってみろ)」という意味であるが、これを反主流派が言うときは「冷や飯はもう御免だ。俺たちにも応分の地位と権限を渡せ。さもなくば造反する」という意味である。要するに双方が「俺が俺が」と自己主張しているだけのことである。現在の「小沢(派)排除の徹底」はなまくらで日和見な管の方針ではなく小賢しい仙石の打ち立てた方針であるが、「この仙石と(同じく反小沢の急先鋒)枝野幹事長に参院選敗北の責任を取らせろ(つまり党内宥和のために二人を切れ)」というのが党内最大勢力の小沢派の主張である。《「枝野」を排除して最低限「反小沢ではない人物」を幹事長に据えない限り、小沢派は対立候補を立てる。そうなれば自らが政治生命を懸けて誕生させ育てて来た民主党の存続そのものに赤信号が灯る》との判断から、敢て管・小沢両者の仲裁に入った鳩山であるが、管に現体制改造の意思が皆無であることを知らされて仲介を断念し、ならばと自身が三顧の礼で自由党から丸ごと迎え入れた小沢の擁立に踏み切ったものである。管は一年生議員を集めた会合で「三年後の衆参ダブル選挙」を揉み手・媚笑いして異例の「解散予告」までしたが、そんな手前勝手な机上の計算を通してくれる程野党は甘くないのである。誰かが言っていたように衆院先議で予算は通っても関連法案はことごとく参院で否決される。野党が参院で関連法案を通す条件として「内閣総辞職」とそれに伴う「解散・総選挙」を持ち出して来ることは今から百パーセント見え見えである。つまりどういうことかと言うと、代表選で勝とうが負けようが、管の政治生命は早や尽きてしまったのである。なぜそうなったかと言えば、早い話、仙石・枝野・野田らおよそ政治力学の初歩も知らぬアホな連中の甘言にひょいひょい乗ってしまったからである。即ち民主党はここにその歴史的使命を終えほぼ終了してしまったのであり、政界再編は不可避であると私は現段階では思っている。・・というわけで、私の方は相変わらず館内喫煙奨励の飛田五百円映画サービスデーである。昨日は特に上映中の喫煙者が多かった。迷惑な話である。当局は早く取り締まれってか、私はふく流煙で肺癌になるかも知れない。あちゃ。 . . . 本文を読む

18切符4回目は帰途に使った♪

2010-08-26 21:36:07 | 
さて「華の大東京」で一泊後は、また半日かけて大阪へ戻らなければならない。この日は9時頃赤羽駅を出て一旦は前日の惰性で北へ向かった。「さいたま新都心」なんて知らなかったし、もっと見聞を広めておきたかったからだが、大宮を出たあたりで「これは無謀だ」と突然悟ったのである。「これではまたどこかで一泊しなければならなくなる!」と。それで、どこか一箇所東京見物をして「東京へ来た証」を立てて(!)あとはすたこらさっさと大阪へ舞い戻ろうかということになった。人生何かと「アリバイ作り」が必要なのである、あたかもそれが自らの掛替えの無い存在証明であるかの如く。ぁそ。尤も他に選択の余地はあった。知合いの家にころがり込むとか、前回同様「夜行バス」で帰るとかである。それもしかし自分の中では今一つ気乗りがしなかったので、速攻帰ることにしたのである。それで、アリバイ作りに(はあ?)どこへ行くかだが、最初に浮かんだのは「六本木ヒルズ」である。だがそんなところは別に行きたくはないと思った。第一行き方がわからなかった。あちゃ。次に浮かんだのが浅草だった。これなら行ってもいいと思った。昔三社祭の写真を撮りに行ったこともあるし、近辺の橋の写真もニコンでよく撮ったものである。ぁそ。それで浅草寺に寄ってから帰途に就くことにしたわけである。 . . . 本文を読む

18切符3回目は赤羽まで♪

2010-08-24 15:30:00 | 
今回(8/20-21の金土)は家を出たときはその辺を一回りするだけのつもりだったが、とにかくもう外は朝っぱらから暑いので「どこか涼しく過ごせるところはないものか」と思案投げ首、ふと「18切符があるじゃないか!」と思いついたが最後、JR線に飛び乗って(というほどではないが)しまったのが今回のフライング気味の出発であった。結果から言うと成り行きで東京は赤羽まで行って一泊してしまったので帰途にももう1回使って、これで私の18切符は残り1回分を残すのみとなった。泣。とほほ。私の「18切符の旅」の場合ひたすら電車に乗り続けることのみを主目的としていて、行き先は別にどこでもかまわず飽きが来るまでただ長時間乗って「沈思黙考」していたいだけなのである。「なら家に閉籠もってじっとしていれば涼しいからいいじゃないか?」ったって、あーた、それはいい加減気分が腐ってうんざりして来るのである。それで思いつきで「鉄道の旅」に出掛けた場合、私は乗継の連絡が悪くて長時間ホームで待たされることだけは遠慮したい人間である。みんなそうだってか、ぁそ。前回の山陽線では相生がネックで(はあ?)あそこが赤穂線を通るかどうかの分かれ目だったが、今回の東海道線はどうだったろうか?私の今度の経験では東京まで米原、大垣、豊橋、掛川と沼津で乗換えだったが、それぞれに連絡は一応良かった。それで、連絡さえ良ければ敢て意味もなく(!)改札を出る理由もなくて、豊橋では時間を見て立ち食いうどんを食べたりしたわけである。時間的にはこれが3時過ぎの遅い昼食となった。ぁそ。車中では私は通常お茶か水のペットボトルを飲み、ときに飴などもしゃぶっているのである。1粒でも飴を食べると空腹感はまず来ないから重宝である。w . . . 本文を読む

新世界「国際劇場」上映中♪

2010-08-22 14:10:13 | 
国際劇場はこれが2回目である。飛田(邦画)とどちらがいいか迷ったが、上映中の喫煙がない分こちらの方が映画に集中出来るのではないかと考えて国際にしたのだが、ここでも飛田同様喫煙者はいた。ただここでは他の人間に直ちに注意されていた。あとはゲイの話である。私はそっち方面は詳しくないのでアレであるが(はあ?)一般論として女好きの男は(不特定多数の)女が集まるところに寄って来るし、誘蛾灯ではないが、男が好きな男は男が集まるところへ引き寄せられるものである。そしてこれには年齢は関係なさそうである。年を取ってもゲイはゲイである。ぁそ。以前は飛田(トビタ)にも出没していたが最近は目立たない。例えば誰かがトイレに立つと、後を追うようにしてゲイも席を立つのである。行きずりの相手を求める場合の常套手段として、ゲイはアイコンタクトを取る。つまり目で誘って来るのである。こちらが無視すれば恋愛は破談になる。合意の場合は「外に出ようか?」ということになるのだろう。まあ、通常は男と女でやるゲームを男同士でやっていると思えばいいのである。国際へ今回行って気づいたのだが、客がまばらな場内で、上映中矢鱈席替えをする複数の落ち着きのない男たちが目についたことである。あれは恐らく男を漁っていたのである。狙った相手に脈がないことがわかると席を移って別の男にコナをかける、その繰り返しである。地下には『国際地下』というピンク映画専門館があるが、あそこはどうなっているのか、今度暇があったら一度行ってみたい。ぁそ。人生死ぬまで勉強である。あと国際ではプログラムはくれないので、映画のタイトルは自分でメモしておかないと忘れてしまうのである。あちゃ。 . . . 本文を読む

トビタシネマ上映中他♪

2010-08-18 08:28:49 | 社会
トビタと飛田が以前のローテーションに戻った。即ちトビタ(洋画)は土ー金、飛田(邦画)は水ー火で、それぞれの最終日の金と火に全日500円のサービスデーとなる。我々としても何かとこの方が都合がいいように思う。アルミの回収で余裕のある人間は映画館に涼みに来る。それは荷台に補助具を付けた独特の自転車で「来ているな」とわかる。金のない人間は市場通りに囲いもせず毛布も被らず無防備で寝ている。私が今回通ったときは3人いた。他所にも野宿者は大勢いる。それで、私は今回は洋画である。800円払って平日料金で見たが3本ともそれなりに面白かったと言うべきか、興味深いテーマを扱っていた。館内は20人もいなかった。それでも上映中煙草を吸う人間は複数いた。 . . . 本文を読む

飛田東映上映中。

2010-08-14 12:33:32 | 
7月14日の京都祇園祭宵々々山から一ヶ月経って、今はお盆の帰省ラッシュ~Uターンラッシュの真っ最中である。徳島では今日明日迄阿波踊りがあり、大阪からそう遠くはないので私も常々一度は行ってみたいと思っているが、今回も(何も準備していないので!)残念ながら見送りになる。高円寺の東京阿波踊りなら、今年は8月28・29日の土日なので、こちらは行く気があれば行けないこともない。知らない人は「なんで東京で阿波踊りなんだ!?」と鼻で笑う向きもあろうが、これがなかなかどうして、踊り子1万人以上・観衆120万人という真夏のビッグイベントなのであり、これが終わると高円寺に秋が到来するのである。無論本場徳島からも踊り手が大挙して参加する。例年挙行が8月最後の土日ということだから、これは日程が必ず浅草のカーニバルとかち合うことになっていて、観客動員数では遺憾ながら(はあ?)毎年大差をつけられている。だが浅草の催しが「なんでお江戸浅草でサンバカーニバルなんだ!?」と冷笑されることは少ないように思う。と、これを書いていてふと、「27日に出発して東京かその近辺に2泊すれば、浅草と高円寺の両方が見られる!」という悪魔の誘いが私の老化した頭を過った。無論私は慢性的な金欠症なので、往復は18切符を使うのである。かなりの強行軍が予想されるが、まだ2週間あるのでこの案は充分検討に値する。てかそんなに他所の夏祭りばかり追いかけてどうするってか?!それもそうだ。ぁそ。 . . . 本文を読む

高松へ。

2010-08-10 20:47:06 | 
18切符2回目は四国高松へ行った。やはり日帰りである。帰途は思いの他順調で、8時前には神戸に着いた。神戸ではちょうど花火大会の真っ最中で、ここで降りないわけには行かないと思って降りてはみたが、花火会場のハーバーランドは超満員のため既に入場禁止で、警官らの指示通り元町方向へ迂回しているうちに肝心の花火打ち上げは終わってしまい、見物客らがぞろぞろ大挙して引き帰して来る場面と鉢合わせになった。神戸駅南口は全面閉鎖となり、みんな北口を目指していた。このままでは無為のまま「行って来い」になってしまうので、私はどうせならと、行きがけの駄賃で次のJR元町駅まで元町名物の『元高』を歩いてみることにした。『元高』というのは『元町高架下商店街』の略だろうと思う。6から1までか細い小道が途切れ途切れに続いていて両側に一風変わった商店が並んでいる。1が終わればそこはもうJRと阪神の元町駅である。既に閉店している店が大半だったが、ショットバーや衣料関係はまだまだ営業中で、看板や店先とかを撮って歩くだけでも充分楽しめたから、花火は殆ど見られなかったが他で元は取ったという感じである。帰りの電車は途中がらがらになったが、JR立花駅でこれまた浴衣姿の人たちが大勢乗り込んで来て、車内は一瞬にして超満員になった。そこも花火等の夜祭があったのだろうと私は推測したが、あれが噂の「淀川花火大会」の帰り客だったようである。私は花火はあまり興味がないのでまだ行ったことがない。来週はお盆である。 . . . 本文を読む

福知山へ行った(その二)他。

2010-08-08 22:08:15 | 社会
「人の噂も75日」とは昔の話で、見ているとメディアなどはどんな大事件もせいぜい一週間扱ってそれで終わりである。追跡取材もフォロー記事もなく、次から次へと新規の垂れ流し報道の連鎖である。子供は密室に放置され、お年寄りはどこへ行ったかわからない。若者に定職がなく、官僚はいよいよ天下りを強め国会議員らはお手盛りを止めない。「こんな国に誰がした?!」って、あーた、それはあなたであり私であるのです。 . . . 本文を読む

福知山へ行った。

2010-08-05 16:30:54 | 
私は青春18切符を30代のころから使っている。「青春などとは図々しい」とその頃から周囲からは言われていた。東京から「大垣行」で京都・大阪を訪ねたこともあるし、名古屋方面から広島・岩国や四国高松を訪ねたこともある。「大垣行」は今は廃止されているが、当時は「普通列車としては最長区間を行く電車」を売りにしていた。ただ東京駅出発が確か深夜11:30頃で、日付が変わる横浜戸塚の辺りまでは18切符とは別に普通切符を買って行く必要があった。「大垣行」は全席自由席で、運悪く座席にすわれなかった人たちは通路やデッキに新聞を敷いてそこに横たわったりした。普通列車と言っても各駅停車するのは深夜の帰宅客がいる湘南地方くらいまでで、乗降客がほぼ途絶える静岡県内を通過する頃は静岡等主要な駅しか止まらない殆ど特急だったのである。やがて空が明るむ時刻になると、今度は朝の通勤客を乗せるため、電車は再び各駅停車になり、半睡状態で自堕落になっていた東京からの乗客は居住まいを正した。名古屋到着が6時頃、終点大垣到着が確か7:14分だったか、数分の待ち合わせで別ホームから出る「快速西明石行」がベルを鳴らして待っているので、みんな跨線橋を駆け足で渡ったものである。名古屋から四国の金毘羅さん詣をしたときはまだ本四架橋は一本もかかっていなくて、私は玉野から宇野へ出てフェリーで高松まで渡った。大阪に来てからは一度東京の葛飾柴又とかまで行ったが、上野のサウナで一泊後帰りはJR西日本の夜行バスに切り替えたのだった。これが始終気味悪い音を響かせる整備不良のひどいバスだったことは以前書いたと思うので繰り返さない。ある年初めには大阪から日帰りで富士山を見に行ったこともある。そのときは帰着時間を計算して2時には帰途に就いた。18切符にまつわる話は多い。w . . . 本文を読む

AKB

2010-08-04 16:46:38 | web・メディア
西区の事件の起きた部屋は1ルームマンションという話だったが見取り図を見るとこれは1K(もしくは1DK)と呼ばれる部屋で、母親は最後に出掛ける際部屋の仕切りのドアと玄関のドアの二箇所をガムテープで封印して行ったようである。二児のいた居室の中もゴミの山で、彼らが移動出来るスペースは実質1畳程しかなかった。私は昨日JRの例の安売りチケットを使って10時間くらい電車に乗って過ごしたが、頭をよぎるのはこの幼い姉弟のことばかりで、とても浮かれた気分にはなれなかった。このミニトリップの詳細については稿を改めるとして、とりあえず今は目に留まった2件のニュースを取り上げてみる。 . . . 本文を読む

置去り致死。

2010-08-02 17:24:17 | 社会
動物園の哺乳類の母親が『拘禁性ノイローゼ』に罹って(?)育児放棄するというニュースなら我々は時折眼にする。動物園の中でのことなら担当の飼育係が即時に対応して事無きを得るが、我々人間の方はというと、母親の育児放棄や虐待が起きても、一般社会の『自由』度がこれに対応することを許さず、時により動物園とは比較にならない惨状を現出せしめるのである。逮捕された母親は今年1月に二人の子供を連れて大阪西区に越して来た。街中の1Rマンションの一室で、6畳のスペースに家具調度が揃っている部屋だから普通に暮らす分には不自由はない筈である。このマンション全体が某ソープランドの社員寮として借り上げられているということであるが、託児所等の育児設備はなさそうだから、元々母親が仕事に出掛ければあとは室内に幼児二人が置去りにされるしかない体制だったのである。子供たちにはジャンクフードを与え、室内もベランダもゴミの山と化していった母親は徐々に育児に飽いて『育児放棄』へと向かい、最後には帰宅する気すらなくしてしまったのである。昼の番組では帰宅しなくなった母親はホスト遊びに狂っていたと報じていた。職場では毎日性をひさいで収入を得ているソープ嬢が、オフになると今度は逆に金で男を買って(或いは男に貢いで?)溜飲を下げるという話はよく聞く話である。二ヶ月に一度の水道の検針では半年の使用量がゼロだったということであるが、その間「一滴も水を使わなかった」(なかにし礼)というのは誤りで、使用量が基準値以下の場合「針」はぶれないのである。病める母親が育児を放棄するケースは充分あり得る話であるが、その際周囲の周到な気遣いや市の生活相談窓口の適切な対応があれば、彼ら二人の姉弟はエアコンも効かない猛暑の密室で餓死することはなかった。市の担当は住民の通報でこの部屋を5回訪問しているが5回とも「会えませんでした」と何もせず引き返している。子は親を選べない。母親が出て行ったあと、食事も得られぬ彼らは最後どういう日夜を過ごしていたのだろうか。水道の蛇口を捻る力はなかったのだろうか。ドアは自力では到底開けられなかったのだろうか。ベランダに出るだけの力も残されていなかったのだろうか。町中であれば夜漆黒の闇に閉ざされることもなかっただろう。泣き疲れ涙も枯れ果てて彼らは長きに長い一日を送り、短か過ぎる生涯を閉じた。合掌。 . . . 本文を読む

トビタシネマ上映中。

2010-08-01 22:48:14 | 
遅まきながら私は悟ったのであるが、トビタ(飛田)は映画館などではなく「サービスデーに五百円で入ってしまえばあとは朝の5時まで出入り自由な『喫煙談話室』である」と思った方がいいのである。しゃべりも喫煙も従業員が制止することは全くない。番組の短い切れ目に従業員が館内清掃に来るが、彼らはマスク着用の場合が多い。それだけ館内は煙が充満しているのである。笑。映画館内での喫煙は消防法違反だが、観客の一部は「ここで吸わなきゃ損だ」と言わんばかりにのべつまくなしに吸い続け挙句は消さずに「ポイ捨て」までする。いったいどういう人たちだろうか!私は最近怒りっぽくなっているのでああいう連中を見ると容赦なくひっぱたきたくなるが、500円の映画を見に行って傷害罪かなんかでパクラレた日にはみんなの笑いものになるだけだからひたすら隠忍自重しているのである。すぐ近くの西成警察や消防署はいったい何をしているんだろうか!?『西成番外地』とでも言おうか、黙認放任の状態が長らく続いている。というわけで、今回のサービスデーは寅さん他の邦画より洋画を優先させたが、3本とも私にはいろいろ考えさせられる作品だった。ぁそ。 . . . 本文を読む