本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

金のかかる政治2。

2009-03-23 20:45:50 | 社会
潮目が変わったのはやはり安倍ポン時代の参院選だろう。はっきり結果が数字に出てしまったから取り繕いも言い逃れも不可能で、自民党は第一党の座を民主党に奪われ参議院では少数与党に転落してしまったが、「見たくないことは見なかったこと。見なかったことはなかったこと」とばかりにこの現実を直視出来ず「いや、衆議院では300あるからいいんだ。どんな法案だって通るんだ」と平然と居座りと開き直りを続けて来た。しかし情勢は一向に改善の方向を見せず、この間間歇的に行われて来た各地方選挙でも概ね民主党側に敗れ、党独自の世論調査でも本来自民党の強固な支持層たるべき人たちが雪崩をうって離反してしまっているという厳然たる事実が明らかとなった。驚愕し、あせった彼らのしたことは或いは公明発案の一時金の露骨なばら撒きであり、或いは高速道路料金の値引きだったが、こういう見え透いた泥縄的方策では却って下心丸見えとなって、「おめえらはこの期に及んでそんな買収まがいのことしか出来ねえのか!?」と更なる人心離反と国民的怒りまでをも呼び込んでしまったのである。しかもこの両方策の実施には莫大な税金と只でさえ忙しい地方自治体の労力が必要とされ、更にはしっかりと金喰い虫・霞ヶ関の出番も確保しているという有様である。高速料金にしたところで、「景気浮揚」を言うなら長距離トラックをも含む「完全無料化」という民主党原案の方が理に適っていることなど一目瞭然である。民主党案を剽窃し換骨奪胎したかかる自公案など恥知らずそのものと言っていいがもう成立してしまった。(「悪事千里」ってかちょっと違う?ぁそ。)ともあれ、こういう流れの中で突如出て来たのが今回の検察の暴走なのである。これは打破出来るものなら打破した方がいい恣意的策動以外ではない。 . . . 本文を読む