脅威を煽る人間こそが脅威なのである。

昔原水協と原水禁とが分裂した際の主要な争点は、原水爆禁止運動の覇権を争って『原水爆ミサイルにも平和のための良いミサイルと、世界大戦を目論む邪悪なミサイルがある』というテーゼを容認するかどうかということだった。欧米のミサイルは邪悪で、中ソのミサイルは正義であるなどという論法は今でこそ噴飯ものであるが、当時はこんな主題で自称「左翼」の連中の間では真摯に論議されていたのである。時は流れて、今軍拡を企む復古主義的連中はしきりと「脅威」「脅威」を連呼するのであるが、私に言わせれば脅威なのは彼ら「狼少年的軍拡主義者」自身なのであってそれ以外ではない。それは世界平和にとって「脅威」なのはブッシュでありチェイニーであって中東諸国ではないのと同等である。なぜなら軍拡競争には「これで良し」とする上限などはさらさらなく、ごく普通に考えても地獄の果てまでも互いに軍備を増強し続けるしかないからである。そんなことが愚の骨頂であるのは火を見るより明らかである筈だが、そういう愚劣な思考に入り浸っている連中がわが国では今政権の座にあって憲法改正までも視野に入れているのだということを我々は肝に銘じておく必要がある。それもこれも『郵政デマ解散』でポチを勝たせたことの当然の弊害・当然の報いであって、その「結果責任」は我々自身でとるしかないのだ。こんなふうではいっそ「絶望」した方が話が早いかも知れないが（はあ？）今日はそのへんを含めて例によって軽くおさらいしてみましょう。ｗ . . . 本文を読む

ニュース寸評♪

聞き捨てならないニュースが多い。多過ぎていちいち論評していられない。はあ？しかし、いったいどういう時代なんだ。何か確固たる指標を自分の中で持っていないと、ただ流されているだけで終わってしまいそうである。ま、それはそれでいいんだろうけど・・。というわけで、私ってばギャオ映画をまだ見ているのである。99年「ホット・ボーイズ」、00年「ザ・デリバリー」（オランダ・ベルギー映画）、02年三池崇史「荒ぶる魂たち」、80年松田優作「野獣死すべし」、ＴＶドラマからはシャーロック・ホームズ「四人のサイン」も見た。・・映画もしかしあれだね、古い名画がたくさんあって、これに日々新作が累積しているわけだから、幾ら見続けても終わりということがないって、あったりまえかしら？ . . . 本文を読む

「星の王子様」引退？！

三遊亭円楽師匠が高座を終えた後引退を表明したというニュースである。大病をされた後は「ろれつが回らない」ことをしばしば自覚されていたようで、ご本人が決断されたことながら寂しい話ではある。師匠は円朝の生まれ変わりを自認していた六代目円生の門下で、今でこそＮＴＶの超長寿番組『笑点』大喜利の司会者をしていたことで有名だが、以前は司会者ではなく大喜利をするメンバーの一員としても長らく番組に出演しており、冒頭の自己紹介では「星の王子様」というキャッチコピーで自分を売り込んでいた。・・というわけで、今日は落語の話を少しだけ。ｗ . . . 本文を読む

ニュース散策♪

昨日は「黒い十人の女」（1961年大映映画。市川崑監督作品）を見た。「浮草」が59年でこちらは61年と、「60年安保」を挟んだ騒然とした時代の作品でこっちはモノクロである。往年の芸達者な人たちの共演だし、監督もいいからなかなか見せる映画だった。ＴＶ局のディレクターの話だから、内幕ものとして見ても行けそうで、局の食堂の混雑ぶりなど面白かった。役者さんが衣装や鬘をつけたまま食堂に来ているんだけど、あれって映画スタジオみたいだったね。「カツライス」というのがやけにリアルだった。クレージーキャッツも「週刊クレージー？」とかいう番組の出演者としてワンシーンだけ出た。ｗ . . . 本文を読む

Let's Cinema in Gyao !

さあ、ではでは、GYAOの話でもしようかな？ｗはあ？この間、映画を随分見たよ。20本くらいかな。ギャオはいいねえ。映画館行く必要ないな。はあ？おんなじＣＭばかり繰り返し刷り込まれるのが疎ましいけど、無料だから我慢してやっているのサ。ぷいぷい。もっと変化に富んだ面白いＣＭを見せて欲しいもんだわさ。でも毎日行っていると段々みるものが無くなって来るから、たまに行く方がいいかな？だいたい洋画を見たんだけど、集団左遷は見た。あと、釈ゆみ「スカイ・ハイ」も見た♪市川雷蔵の眠狂四郎は意外に退屈だった。これなら勝新の座頭市の方が遥かにいいかな？残っていた自分の500円ＤＶＤも消化試合という感じで見た♪・・・チャップリン殺人狂時代、黄金狂時代、スティーヴマックィンのセントルイス銀行強盗、グレタガルボのグランドホテル、イングリッドバーグマンの白い恐怖（←これはギャオで見た？から自分のは見なかったんだけど、知り合いに一本送ったのにまだ一本残ってたということは、２本持っていたことになる）、イタリア映画自転車泥棒、ヘンリーフォンダ荒野の決闘、ヒッチコック海外特派員、ジーンケリーとシナトラの碇を上げて・・・やあ、みんなそれぞれに良かったねえ。まだＤＶＤでは小津安の第一集が残っている。もう何年も前に一、二集だけ買って、二集はすぐ見たけど一集はまだ。と言っても全部昔ＴＶや名画座で見ているから、別段急いで見直す必要は無かったんだけど・・。で、おとついは東京物語をみて、昨日はキャリーをギャオで見た。東京物語は古き良き時代を活写している。キャリーは苛め問題を考える際何かを示唆するかもね・・。 . . . 本文を読む

進軍ラッパは亀井代表だ♪＋１．

国民新党の亀井静香代表が絶（舌）好調である。中川の「直立不動で総理を出迎えろ？」などとはまさに北の将軍様もびっくりの御宣託である。それほど安倍ポンが偉いのか？てめえは何様のつもりか？政党とは、元より言説を操って敵と相争う集団であるからには、近代にあってはその編成モデルがまさに「軍隊」であって、ならば常にトップ以下の三角錐ヒエラルキーが想定されるものであるとは言え、中央が戦略的戦術的に統制を強めれば強めるほど、その政党は自由闊達さ、柔軟性、臨機応変さを失い、自家硬直して結果やがては自壊～瓦解・崩壊へと向かうとしたものである。あれこれ頭ごなしに指図されることは誰だって嫌だからである。この亀井さん、小泉ポチに騙された上パージされ、ホリエモンを第一級刺客として差し向けられ、それを見事に撥ね返してからというもの、政治家として一皮剥けたのではないかと私は思うが、郵政一点で亀井氏らを粛清した党は逆に、更に一歩滅びの道を進めてしまったことがここへ来て俄然断然明白になったのではないだろうか。というわけで、今日も時事談義。ｗ . . . 本文を読む

みんな安倍ポンを舐めている♪

自民党幹事長というのは言うまでも無く党の金を差配し選挙を司る要職であり、総理への一里塚でもある。今この要職にある中川某がいよいよもってはしゃぎ回っている。いったい歴代総理の中で、発足早々ことほどかように「尊敬しろ」だの「忠誠を誓え」だのと取り巻き・茶坊主たちから援護され続けた総理がいただろうか？「語るに落ちる」とはこのこと、これは安倍ポンが誰からも軽んじられ疎んじられていることの証左である。私の目には中川こそが（誰と示し合わせているのか知らないが）安倍ポンを舐めてかかり、引きずり下ろしにかかっている頭目のように映ずるのであるが、それはそれとしておのおの方、「自公城落城」は目前に迫っている。我々は只前進あるのみである。といったところで、今日はその辺を軽く検討してみましょう♪ . . . 本文を読む

調査費でポルノ♪＋１．

雨中３万人参加の東京市民マラソンである。東京の端っこではなくど真ん中をＸ字状に走り抜けるというのだから石原さんも最後の置き土産のつもりか？随分思い切った企画を通したものである。トップが2時間10分を切るスピードでゴールした後も最終ランナーが走り終わる夕方まで交通規制が続けられるというのだから、関係各方面からのブーイングも凄まじいものがあるだろうが、「スローライフだよ、おっかさん」てか車椅子ランナーや足自慢のお姉ちゃんたちに、一年に一回くらいこういうサービスを提供するというのもまた政治の役割の一つだろう。しかし東京23区と言えば半端な？地方都市では太刀打ちできないスケールの人口密集地だが、ここで公金横領まがいのスキャンダルが露見したというのだから、ほんとに安倍ポン＝自民党は壊れているぞ。これが「保守本流」の実態か。 . . . 本文を読む

インフルエンザ考。

「国境なき」渡り鳥が媒介すると言われる「鳥インフルエンザ」の影に我々は今怯えている。このウイルスがいつまでも鳥だけをターゲットに繁茂し続けるとは専門家の誰もが思っていないようである。やがてはヒトに乗移って来るのではないかと彼らは危惧する。インフルエンザの脅威は、薬品やワクチン等有効な手立てを新型に応じてその都度発見出来ないと、多数の人命を脅かす極めて流行性も高く毒性も強い病魔である点にある。元より我々としては核兵器なんかでチキンレースをしている場合ではないのである。で、宿主を死に至らしめていったい何の利益があるのかウイルスちゃんに聴いてみたいところだが、彼らはどうも自ら好んで「生命であることを止めてしまった生命体？」であるらしいのである。 . . . 本文を読む

戦後強くなったのは・・。

かつて「戦後強くなったのは女性と靴下だ」と言われた時代があった。現在の化繊と違って昔は絹の靴下が定番だった。ナイロンストッキングが考案される以前の話である。「人絹」という言葉など今や殆ど死語と化しているのかも知れないが、これは「人造の絹」という意味である。昔はマーガリンのことを「人造バター」と言う人もいた。で、か弱い絹の靴下の話である。無論木綿や麻の靴下もあったが、この言葉が念頭に置いているのは絹製品であって、昔から絹は高級品ではあったが、なにぶん蚕という蛾の幼虫が紡ぎ出すマユ殻が原材料の蛋白質であるからして、熱にも摩擦にも弱かったし、防虫剤がないとすぐ虫に食われてしまうものだったのである。お蚕さんの主食は桑の葉で農家は葉を取るために桑畑を営み、黒澤明監督映画では名を問われた浪人（三船敏郎）が障子の外の風景を見て即興で「桑畑三十郎」を名乗った有名なシーンもあった。昔は農家の屋根裏の空間はしばしば「蚕棚」として利用され、絹布は輸出の主力だった。見事なスローライフの時代でもあったわけである。ｗ・・というわけで今日は痴漢の話を少し。ｗ . . . 本文を読む

国会集中審議♪

集中審議は実質一日だけか。最後の国民新党亀井さんの質問は面白かったね。質問というより独演会、なかなか聞かせる話だったしね、「自民党は公明党に吸収された方がわかり易くていい」だなんて私と同意見じゃないか。笑。いずれにせよ政府側の答弁は官僚が事前に用意した原稿を読むだけでちっとも面白くないから、何か「爆弾質問」でもない限りはあれでいいのかもしんないよな。ＮＨＫの世論調査でも安部ポンはペケだった。我が国民も左程馬鹿ではないんだな。ｗ . . . 本文を読む

国会論戦を期待していいのか？

　この冬は全世界的な異常気象だったそうで、このままで行くと地球は我々の想定を遥かに越えたスピードとレヴェルで崩壊に向かっていくかも知れない。京都議定書のノルマを日本は守れない可能性があるそうですが、CO2の大量排出国＝アメリカ・中国に至っては最初からパスですからね。だいたいが「計画的に算段して地球環境を守る」なんてことは、我々は漫画や映画以外ではやったことないしね、それどころか有史以来（以前も？）戦争一つ止められない。通常兵器で殺し合いを続け核兵器で互いを脅迫し合っている。安部ポン一派は「核くらい持たないとカッコつかない」と思っているのである。こんな大人らが如何に美辞麗句を並べ立て自らの「覇権主義」？を粉飾して子供らを『教育』しようとしたって、なんら説得力を持ち得ないということは、既に40年も前にマルクーゼが言っていたんだよな。・・というわけで、明日からの国会劇場はどんなもんでしょうか。期待していいのだろうか。去年はひどかったもんな。「四点セット」が永田メールで吹っ飛んだんだから。ｗ . . . 本文を読む