本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

あの手この手。

2008-08-31 12:26:15 | 政治
さて『日刊ゲンダイ』の言うように、福田・自民党は今や本当に方向転換して「小泉構造改革路線」をかなぐり捨ててしまったのだろうか。「民主党にだけいい顔させてはおけない。民主党の持ち出す目玉はこっちもみんな出してやる」とばかりにまたもやパクりまくって、かつての「後は野となれ山となれ」の「バラ撒き自民党」に完全復帰するのだろうか。小泉ポチは「構造改革」という言葉だけを民主党から剽窃しあとは「郵政民営化」のワンフレーズで三年前の総選挙を圧勝した。結果この国は滅茶苦茶にされた。今度の「福田~麻生ライン」では政策の外観まで民主党に似せ、与野党の違いまでをも不鮮明不透明にしてしまおうというのだ。福田自身は「構造改革も大事、景気回復も大事」と上げ潮派も増税派も赤字国債乱発派も全て持ち上げ、水も油も両方やるような調子のいいことを言っているが、緊縮財政も真水ジャブジャブの放漫財政も両方やるなどということは元々絶対出来ない相談なのであり、結局は「虻蜂取らず」の泥沼政治に終始するしかない。この福田新内閣への「批判」と「抵抗」は中川・竹中にせいぜいのところ塩爺あたりといった現体制下では「干された」連中に任せておいて、「御大=チーズ・森」と院政気取りの「小泉・ポチ」は敢て「沈思黙考」を続けているというのが目下のところの自民党のスタンスであり、要は模様見、様子見なのである。公明の掲げる定率減税を(無論増税とのセットで)表向き認め、これで世論の動向を窺って、裏に回っては参院第一党の民主切り崩しの画策と、あとは国民新党の取り込みを謀るという具合にあちこちへ手を回している。亀井さんらは本来「真水ジャブジャブ」・公共投資大好きの旧来の自民気質の人たちだから、麻生ら「Uターン派」の党内覇権が明白となれば残るは「ポストの分配」だけであって、どういう形を採るにせよ「復縁」は充分にあり得る話である。ただこれは前回総選挙で間違って議席を獲得したチルドレンら一味をことごとく「お役御免切捨て御免」にする路線だから、自民にとっても伸るか反るかの大博打で、その前触れか杉村某などは公認さえ貰えなかった。後の無い彼らが何を企んでいるのかは、実際に彼らが何をするかで自ずと明らかになる。役者は出尽くしている。我々には見飽きた悪党どもに、果たして超サプライズな劇的演出が打てるかどうか、なんせうちらは騙され易い国民性だからね。w . . . 本文を読む

マニュアル化社会。

2008-08-30 21:55:41 | 社会
農水省というところは何かと金がかかるところということか、歴代の大臣が皆わけのわからない支出をしてその都度詮議されている。太田などは絆創膏こそ貼ってはいなかったものの、領収書を両手で翳して笑顔を作って写真に納まるなど、本人わかってやっているのかどうか、あのアホさ加減は尋常ではない。みっともないことである。農水省と言えば傘下に「(社)製粉振興会」「(社)米麦改良協会」などがあって(省は関与を否定しているが)ここいらが業界各社から半ば強制的にヤクザの「上納金」まがいの「拠出金」を出させており、その総額年間85億円の大半が例によって法人へと天下る官僚たちへの人件費に消えて行くというのである。これを払わないと輸入小麦を買えないというのだから、業界は上納を断わることが出来ない。企業が一時負担するこの「上納金」は製品価格が吸収してしまうのだから、結局これを最終的に負担させられるのは我々お人好しの消費者である。それにしても、こういった悪事を思いつくためのマニュアルでもあるのか、役人どもの悪知恵は次から次へと尽きることがない。奴らは言わば国家の屋台骨を食い潰すシロアリの群れだ。「国家大計のことよりも何よりも、自分の老後のことがまず一番大事」と我々の税金を湯水のように(かどうか)食い散らかすことばかりに腐心する木っ端役人どもをいつまでも放置放任していていい筈がないが、彼らを根こそぎ退治し尽くすマニュアル本などは本屋を探しても出ていない。霞ヶ関界隈ではどこもかしこも公費を使って日夜似たような「研究(?)」をしているのだろうが、さてまんまと天下った役人どもが行く先々で何か特殊な業績を挙げるなどということは更々なく、「米麦を使った手料理の研究」とか「各地方産米麦のランク付け」とかの尤もらしいでっち上げの「お仕事」までもが全て下請けへ丸投げされているのである。公費の無駄使いは(現自公政権の下では!)一遍になくすことなど及びも付かない難事業である・・といったところで、今日はマニュアルの話を少々してみるのです。w . . . 本文を読む

民主離党。

2008-08-29 20:30:17 | 政治
アルカイダを更なる反日へと追いやる感のある忠米一辺倒の『給油法案』だが、これはオバマさんがもし大統領になったらアメリカ自身が手を引くかも知れないため無用となる公算が強い。それはいいとして、これと『矢野じゅんや証人喚問』とをバーターにして公明党を揺さぶって(脅迫して?)いるのが民主党だと、何となく思っていた。矢野氏自身は「呼んでくれるなら喜んで証言したい」と言っている。一宗教団体による言論封殺の問題だから、取引の材料になどせずここは大義について国会で取り上げて然るべきだが、『聖教新聞』を印刷している『毎日』が頬っかむりするのは当然として、NHKが矢野問題をおくびにも出さないのはどういうつもりだろうか、政権党の無謬性を主張しているのだろうか。メディアでは唯一読売だけがちょくちょくニュースの端々に混ぜ込んでいる。 . . . 本文を読む

盗撮及び肖像権(補足)。

2008-08-24 15:36:29 | 
今朝のFNN世論調査では民主党が少し下がったとは言え支持率39.2%でトップ、自民党を大きく上回っている。天下の大勢は一刻も早い政権交代を望んでいて自民党などはてんでお呼びでないのだが、『サンプロ』田原は性懲りもなく『第二党=自民党』の、しかも今は役職もない中川某などをわざわざ呼んで何たらかんたら能書きを語らせている。あの爺さんにはもう自民党をヨイショすることくらいしかやることがないのか、その後の大谷さんの裁判所特集が優れていただけに爺様のお粗末ぶりが際立っていた。上げ潮派だの増税派だの関係ねえっちゅうの! いつまで「政権党」きどりでふんぞり返っていられるとおもってるんだ!? 自公守旧派にはこの際みんなまとめて退陣して貰わないことにはこの国は浮かばれない。800兆円もの借金漬けの上諸物価高騰年金行方不明シャッター商店街増殖農村疲弊役人汚職官庁腐敗特殊法人垂れ流し金権主義横行虚無主義台頭・・と、この国をかくまでも超ピンチな状態に追い込んでしまったのはいったい誰だと思っているのか。極悪非道な奴ばらに今更弁明~復活の機会を与える必要など更々ないし、我々にはそんな暇も余裕もないのである。自民が栄えれば我々は滅ぶ。我々はいまだに自民党といちゃつくのが大好きな田原あたりといつまでも付き合ってやる必要は無いのだ。 . . . 本文を読む

やっぱり野球はベースボールではないってか!?(増補版)

2008-08-23 13:40:46 | 社会
昨日朝の珠ちゃんTVでは大谷さんが釜ヶ崎の夏祭りの取材に入っていた。彼は元大阪読売の社会部記者で釜ヶ崎の事情には詳しいらしい。テレ朝はこうしてちょくちょく釜ヶ崎の取材に来るが(最近はチェックしていないけれど)釜ヶ崎報道に熱心なのは読売であって朝日ではない。朝日の記者は読売ほど釜ヶ崎の各支援団体とのコネがない。取材網がないのだ。政党関係で言えば、例えば共産党や公明党は一般に「弱い者の味方」を標榜している政党だが、彼らは日本で一番貧しい人たちが流れ込んで来ている釜ヶ崎の住民の救済には熱心ではない。ずばり「票にならない」からである。強いてあげれば社民党が目を向けているという程度だろう。で、70年代には所謂「釜ヶ崎暴動」が頻発して警察機動隊と労働者との衝突が日常的に繰返されたが、今年6月にも数十年ぶりで「暴動」が起きたというのである。遺憾ながら私は衝突の現場には行っていないが、或る夜釜ヶ崎を通りかかったら(あそこは狭い一角だが)街が静まり返っていて、処々の街角では警備の機動隊が息を押し殺すようにしてものものしい警戒態勢を敷いていた。久しぶりに見るジュラルミン盾の放列だった。「これは何かあったんだな」とすぐ知れたが、機動隊の一人に「何かあったんですか」と聞いてみたが無言で頷くだけだった。重ねて「新聞に載るようなことですか」と訊いたがそれも黙って頷くだけだった。殺人事件でもあったのかと、翌朝気になって新聞を見たが釜ヶ崎の記事はなかった。あとになって「炊き出しの会」のビラでわかったが、何かの事件で或る人が不当な取調べを受けたためそれに抗議する行動が過熱して衝突にまで至ったようだ。(それが「暴動」と呼べるほどのことだったかどうかは私は疑問だが。)テレビでは大谷さんが『NPO釜ヶ崎支援機構』の山田氏と機構が運営する喫茶店で話し込んでいたが、彼らNPOはシェルターや清掃事業の運営等、市からの委託事業で食っている連中だ。市側から言わせれば「民活導入」ということか「やっかいな仕事はNPOに任せる」というスタンスである。元々は全共闘運動の流れを汲む連中が『カマキョウ』を作り、それがあちこちに分裂して互いに反目しあい個々まちまちに支援活動を繰広げているから山田氏らを「市の手先」と決めつける人も少なくない。市からは文字通り一円も貰わず専らカンパに頼って連日「炊き出し」をしている人たちもいる。 . . . 本文を読む

盗撮。

2008-08-21 13:26:45 | web・メディア
星野ジャパンはライバルのキューバ、韓国に加えてアメリカにも負けてしまった。アメリカはAAAの有望新人らからなる混成チームで、言わばメジャーの2軍以下のメンバーで構成されているがこれに負けた。三強豪すべてに負けた敗因は一に打線に繋がりがなかったことだと誰もが指摘する。しかし(無論日本としては各チームから選抜された全員プロ一軍の一流選手を揃えているわけだが、所詮は野武士軍団というか寄集め集団に過ぎないから)一つのチームとしての『打線の繋がり』などは元々期待してはならないようにも思う。ともかく「格下」を出して来ているアメリカ以外、条件は各国皆同じだ。今朝の番組で鳥越さんは「日本は韓国には勝てるからこれでいいんだ」と笑っていたが、ほんとにそうかな。私も普通にやれば韓国には勝てると思うが、果たしてその「普段通りの野球」が出来るかどうかが問題なのだ。なにせ打線が爆発したのは中国戦だけだからね。その中国相手に韓国は1vs0で辛勝したんだけどあれはわざと点を取らなかったのだという説もある。予選を七戦全勝の韓国はそれだけ余裕があったのであると。あと女子ソフトボールは難敵アメリカと決勝戦、なでしこジャパンはこれも強豪ドイツと銅メダルを争う。*今朝の珠ちゃんTVでは相撲も話題になっていた。「この際協会役員は総辞職して出直せ」という意見に私は賛成である。北の湖体制は当事者能力が無きに等しいがいつまで立っても外部からの人材登用を拒否し続けている。協会のスポークスマン(←つまりは回し者だ!)=竜虎は、以前この番組で「本来格闘技だった相撲を大学相撲はスポーツにしてしまった」などとアホな批判をしていたが各方面から顰蹙を買ったのか、今日は「大学相撲が悪いんじゃないんですよ」と聞かれもしないことを強調していた。この男も北の湖同様優柔不断で、批判されればころころ自説をひっくり返す人間のようだ。「幼少時から乗馬・蒙古相撲やレスリングに親しんでいる外国人力士らに比して、子供のときはテレビ漬けで、指先でピコピコゲームばかりしている日本人が勝てるわけがない」というのは事実としてあるだろうが、「日本の伝統文化を外国の若者に理解させるのは困難だ」などという意見は薄っぺら過ぎて私は載れない。我々日本人自身が今や「伝統文化」なるものに縁遠くなりつつあるからである。伝統などというものはまず内部から壊れるものなのだ。 . . . 本文を読む

現中国政府は擁護に値するか?!

2008-08-20 15:28:58 | 社会
開会式の演出・やらせについて、テレ朝の司会者・コメンテーターはこのところほぼ全員がこれを擁護する発言を繰返している。曰く「あれがダメなら映画・映像芸術は成り立たない」「みんなやっていることだ」「小さな問題で(西欧が)足を引張っている」「口ぱくなんて俺はすぐわかった」「あの監督は素晴らしい監督で実績がある」「次は何が出て来るか興味津々で私は感動した」「ショーだからいいんだ」・・云々。確かにあれは単なる朝献貿易的セレモニーでド派手なショーに過ぎなかっただろうが、ただあのショーは一般の映画演劇などでは毛頭なく、中国政府主催の一大政治ショーだったのだ。だからみんな問題にしているのだ。56の少数民族の子供たち全員が嬉々として大中華人民共和国国旗の周りに群れ集うなどということは中国政府の勝手な中央集権願望であって実情からは大きく隔たっている。それを指摘した報道を「小さなことだ」とさもそれが「揚げ足取り」の偏向報道ででもあるかのようにコメントする某テレ朝解説員の見識を私は疑う。あいつは駄目だ。中国政府のやることは何でも正義なのか。ダライラマが対話を求めているから中国政府は免罪されるのか。・・これと好対照を為す報道が昨夜の『ニュース23』(毎日系)だった。天安門広場でお祭気分の通行人らに「天安門事件を知っているか?」との質問を不意にぶつけたのである。答える用意の無い彼らは一様に顔を強張らせて逃げるようにその場を去った。無論その際「中国へようこそ♪」という当局指定の歓迎の言葉を付け加えることは忘れずに。彼らがそそくさとその場を離れたのには明確な理由があって、TBSの取材班ともども、彼らは観光客を装った公安警察によって幾重にも厳重に監視されていたのである。「オリンピック期間中は取材自由」とは名ばかりで、「滅多なことは言えない」状態を遥かに超えて、TBSの唐突な取材になまじ応対するだけでも彼らの身は充分危険に晒され得たわけである。人は一般に他者からの真摯な批判を受けて初めて自らを厳しく問い詰める契機を得るものだが、それは国家機関であろうと同じことである。監視社会・密告社会はやがては自壊することは我々は歴史から学んで知っているが、その愚劣な社会も只では滅んでくれないのである。 . . . 本文を読む

マリファナ。

2008-08-19 14:29:27 | 社会
なでしこは負けた。先取点を入れたときはこれは・・と思ったが、強いアメリカを本気にさせてしまったというか怒らせてしまったようだ。攻撃は強く激しくしかも的確で、四つの得点はいずれも見事なものだった。我が方としては前半終了間際の2失点のうちどちらか一つでも防げていたら、もう少し善戦出来ただろう。忘れていたが、なでしこのメンバーはプロが少なく、スーパーのレジ打ちのお姉さんとか真珠工場の女子工員とかがメンバーになっているらしい。女子はプロで食べて行くのは困難ということだろうか。だいたいが昔はオリンピックにはプロの選手は出られなかったものだが、いつの頃からかプロとアマの境界が曖昧になり、やがては線引きが困難になって今のような状態になった。今は堂々とCMにも出られるし、なんだかんだでスポーツ選手も随分金になる「商売(?)」らしい。優勝した某柔道選手は「これが僕の仕事ですから」とインタヴューに答えていて私は一瞬奇異に感じたがそういうことなのである。で、私は知らなかったが(!)アメリカはサッカー後進国だった筈なのに、男子はともかく女子は今世界一だという。あの国は何かスポーツ選手を育成する確立したノウハウを持っている感じがする。無論潤沢な資金もあるだろう。中国なり北なりが国家統制の下で選手を育成してもこうはうまく行かないだろう・・と言いたいところだが、オリンピックのメダルは金の数で争うそうで、今のところ中国が一番だ。(←中39米22英12の順)なにせ世界の人口の四人に一人は中国人だからね、その比率を考えればむしろこの数では少な過ぎるのかも知れない。*さて、あとのない星野ジャパンはカナダ相手に辛勝した。エモやんは「ダルビッシュは坊主にする必要などない。何のためにみんな坊主にするのか。カナダなどはコールドゲームで勝ってもいい相手なのに1点しか取れなかったように、選手は金と監督のプレッシャーでガチガチになって実力を出せていない。遊び感覚で試合しろ」云々と例によって手厳しい評論を加えていたが、プレッシャーだったら204ヶ国の出場選手は多分全員受けているわけで、そんなのは理由にならないし「遊びのつもり」なんて芸当は到底無理だろう。金を取らないと日本のプロ野球の権威はますます失墜していよいよ米メジャー志向が強まるだろうけど、それはそれでけっこう毛だらけ猫灰だらけお尻の周りは・・なのだ。 . . . 本文を読む

茶々。

2008-08-17 14:00:16 | 
私は女子マラソンはうっかりしていて、チャンネルを捻ったのは終盤になってからだったからその頃は勝負の綾は既に見えていて、独走状態のトメスクというルーマニアの選手の優勝はほぼ確実視されていた。はあ?そんな人知らないっちゅうのってか、今度の大阪国際には是非呼んでちょうだいっ!写真撮るから。笑。レース序盤は共に腹の探り合いで超スローペースになったということで、こうなると有力選手らは互いに牽制し合って仕掛けが困難になる。自分はペースメーカーにはなりたくないとみんなが思うのだ。19キロ過ぎに意を決した彼女が度胸一番スパートをかけ、誰も付いて来られなくてそのまま彼女の独壇場になってしまったようだ。「金メダルは自力勝負、自分で取りに出ないとなかなかころがり込んで来るものではない」と、解説者は言っていた。そういうわけで駆け引きは20キロ時点でおしまい、取り残された2位グループにとっては今度は銀メダルの争覇戦レースになってしまった。終盤2位争いは中国勢二人とケニア勢二人に絞られて来て、私などは「これは地元中国人選手に銀を譲るのかな・・」と浪花節みたいなことを思って見ていたら全然そういうことはなくて(!)実力者のヌデレバさんが最終正面ストレートで強さを見せつけて銀を奪取した。日本勢だがいつも歯の浮くようなきれいごとばかり言っている報道が今回は「(金)メダルの期待がかかっている誰それさんは・・」などといった表現は控えていたから、これは最初から予想行為をしているようなものだったね。私の素人考えでも土佐さんや中村さんのメダル獲得はまず無理、8位入賞出来れば上出来と思っていたら、中村さんが13位で日本勢最高だった。国家プロジェクトで優勝が義務付けられていた(?)中国人選手二人はそれが逆に負担になって銅までしか手が届かなかったわけである。中国と言えば開会式の演出(やらせ)に非難が集中したが、私はそもそもあれは真面目に見ていなかったからCGを駆使したという例の「巨人の足跡」は最初何のことかわからなかったくらいで「騙された」という実感などは無かった。映画でも今はCGを使った一大スペクタル全盛の時代だから花火が実弾か実写かなどということが問題にされること自体滑稽な話だが騙しは駄目だ。CGならCGだと正直に言えばいいのだ。56民族の子供らが大中華人民共和国の国旗を掲げ持ったなどという虚偽は論外である。 . . . 本文を読む

翔んでる寅次郎。

2008-08-17 09:20:23 | 
星野ジャパンは韓国戦にも負けてこれで予選リーグは前半戦を終わって2勝2敗の五分、星野監督が試合後に語ったようにこれは我が軍としては「最悪の立上がり」と言っていい。ライバルのキューバと韓国双方に負けてしまったからである。負かした相手は中国にも敗れた台湾とせいぜい二軍かノンプロレヴェルのオランダだから、こんなのは自慢にもなんにもならない。予選は総当り制の七試合ということだが、これでは予選一位突破はおろか、下手をすると予選落ちまであり得る状況に追い込まれてしまった。監督も言っていたことだが、監督以下各選手のミスが重なって負けたのだから、勝敗はともかくとしても負け方が非常に悪い。これは結果論だが「監督のミス」というのは継投の遅れが殆ど致命傷になってしまったことである。六回裏四番の一振りで先制した直後の七回表、和田はそれまで無四球で好投していたのにいきなり先頭打者を歩かせてしまった。それもワン・スリーからの五球目の速球を大きく外してのもので、彼の心理が昂ぶって尋常ではなくなってしまったことを窺わせるものだった。他のスポーツがそうではないとは言わないが、野球というのはメンタル面が結果に影響する球技である。特に投手の心理の揺れは結果を大きく左右する。仮に七回表の頭から和田を交代させていても誰も文句は言わなかったと私は思うが、六回裏の韓国は早めの継投を失敗させていたからそれが反面教師のように映じて星野監督の決断を躊躇させたのかも知れない。それはまだしも、先頭打者に四球を与えた和田をそれ以上引張る理由が私にはわからない。まさか韓国を舐めたわけではないだろうし、継投候補に不安があったわけでもないだろう。「三枚ストッパーで七、八、九の三回を抑える」というパターンが不服でそれ以上のものを監督は追求したかったということだろうか。これがプロ野球のシーズン中だったら「このゲームは和田に任せる」という采配があっても何の不思議もないが、オリンピックの予選リーグは半ばトーナメント的側面もあるから「和田に完投させたい」などという私情が入り込む余地はないし、そんな筈もないだろう。まして彼は六回表まで韓国の強打者たちを零封して勝利投手の権利を獲得していたのだから・・というわけで、悪魔に魅入られでもしたのか、別に非難するわけではないが、あの采配は今考えてもよくわからない謎だ。 . . . 本文を読む

野球やボーリングがオリンピック種目に必要だろうか?!

2008-08-15 05:49:03 | 社会
次回オリンピックからは廃止が決まっているベースボール(←付記:個別日本に限っては「野球」だから私もこれに従うが、野球文化は日本独自の面も強いから、そもそもbaseballと野球とはちょっと趣きが違うような気がする。あと廃止されるのはソフトボールもそうだ)であるが、世界的には国際野球連盟というのがあって実に112ヶ国もの国々が加盟しているというのである。当然次回オリンピック開催の英国ロンドンにだってアフリカ諸国にだってベースボールはあるわけだが、しかし肝心の米大リーグ・MBLがこれに不参加だから今ひとつ迫力というものがない。巨大ビジネスやら利権やらが絡んでいることとはいえ、MBLにしてみれば何も世界でベースボールが流行してくれる必要などさらさらないとおっしゃっているご様子で、アメリカ国内だけの年に一度のメジャー対決が「ワールド・シリーズ」でありあちらさんでは「ベースボールをしたければMBLにおいで♪」とノタマッテいるのだ。事実カリブ海中米諸国からも日・韓・台からも続々メジャーへ人材が集中しているのは我々もよく知るところだ。*ボール一つと空地さえあれば子供たちが集えるサッカーとは違って、野球が世界的に認知されるためには巨大なインフラ整備や多種用具の普及が前提であって、あちこちで戦車が走り回り自爆テロが炸裂する地域では野球どころではない。今回の北京五輪にしたところで「野球の試合を見るのは初めて」という中国人が大多数ということだから私などは「初めてではルールもよくわからないだろうに・・」と要らぬ心配をしたりするくらいで、公平に言って野球なんてものは好きな国だけで勝手に盛り上がっていればいいのだと思う。ましてオリンピックに便乗した小泉ポチら自称「自民党ボーリング振興連盟」の今回の見え透いたパフォーマンスをちゃらちゃら追従して取り上げるメディアなどは腐臭が漂っていると言っていい。政治家が政治活動をするのは当然として、時局に何の脈絡も大義名分もない自称「政治活動」を無定見なメディアが嬉々として取り上げるのは裏に薄汚い底意があるからではないか。オリンピックの盛り上がりをいいことに自民党が今仕掛けているのはセンキョの事前運動である。なんでもいいから話題を提供し続けて少しでも来るべきセンキョの劣勢を値引きしようと企んでいるのだ。節操のないメディアはその尖兵に相応しい存在なのである。 . . . 本文を読む

オリンピックと高校野球と・・。

2008-08-13 14:44:01 | 世界
テレビひねればオリンピックか高校野球だ。お盆休みということでそろそろ日も短くなりつつあるがこの暑気が和らぐまではまだ数日かかるそうだ。夏の高校野球は一度見に行った記憶があるが何せ暑いのは苦手なのでその後は出渋っている。名物「かちわり」というのは只の氷水だもんな。はあ? 味が付いていたら却って飲み難いよってか、あっそ。でもって去年の今頃は何考えていたのかなとふと思ってバックナンバーを見たら、ちょうど一年前の記事があったので、今日はその概要文の方を引用しておきます。当時はまだ安倍ポンが張切って外遊を繰返していて、その結果下痢ピーの持病を悪化させそれが政権の致命傷になり、人事では口ひん曲げの麻生を幹事長にするのしないのが話題になっていた。今と変わらないと言えばその通りで、だいたいが自民党なんてものはここ数年役者が出尽くしていて、来る日も来る日も毎日毎晩同じ狐狸・同じ魑魅魍魎どもがああでもないこうでもないと策略・謀略を繰り返すだけだから、『週刊新潮』あたりにまで「大臣ポストをあてがって貰わないとセンキョが危ない」というセンセイ方が軒並み泣きついて今回の改造で抜擢されたのだと揶揄されているが、あーた「大臣も副大臣もみんな首を揃えて討ち死にという事態が起きても何の不思議もないのだ。それを忘れるな」とこの際奴らに言ってやろう。暑気払いにはなるだろうからね。天に唾する者はその唾は他ならぬ自らを直撃するものなのだ。これ常識♪ まったく、これ以上悪さを繰返さず、とっとと極楽往生したらどうだってな?? 福ちゃんが囲碁将棋をするのかどうか知らないが、あんたの取るべき最善手は即刻の退陣だ。 . . . 本文を読む

女子マラソンこそオリンピックの華・・。

2008-08-12 20:46:16 | 世界
野口さんはどうなるかわからない。てか、どうやら欠場を決めたらしい。オグシオは負けた。「殺! 殺!」コールの前に子供扱いされた。というわけで野口さんの五年前の大阪国際マラソンⅤの写真があるので今回はそれをアップします♪ あっそ。この頃の私はまだ銀塩一眼レフ(と言ってもAF機だが)に拘っていた。もっといい写真がある筈だからそのうち見つけるつもり。 . . . 本文を読む

1968年メキシコオリンピックをちょっと思い出した。

2008-08-11 07:43:00 | 世界
私が唯一応援すると言ったマラソンの野口さんはここへ来て故障が発生したのか、報道では「腰に違和感」などと言っている。ピンチである。彼女は宙を飛ぶように走るストライド走法だから足腰にかかる負担が他人より大きいらしい。野口さんが出られないなら・・オグシオを応援しようかな(←ミーハー)。もっち土佐さんと中村さんも応援しちゃうんだけど・・。汗。*で、柔ママの柔道だが、やってることが指導だの効果だのなんだかせこくてみみっちいからルールからして私はあんまり好きじゃない。だいたいがなんで試合時間がたった5分なんだ?!根拠はあるのか。 野球の延長戦ルールにせよ、今回柔道のゴールデンスコア方式にせよ、時間内に無理矢理決着をつけるための西欧型合理主義のためににスポーツ全体がつまらなくなっているような気がする。 . . . 本文を読む

「消費者がやかましいから」太田はクビだ!!

2008-08-11 05:33:02 | 社会
オリンピック開会式の日は流石に私らの各ブログはアクセスが減って(あちゃ)「ああみんな開会式を見ているんだな」と、付和雷同が得意技の私も暇を見てチャンネルを捻ってみたのだが、それにしても北の将軍様も真っ青(?)のあのマスゲームは一体何だったろうか。聖火リレーといい、各国首脳を呼びつけての巨大セレモニー(←まるで古代~中世の謁見外交だ)といい、ああいうことをしたくて中国政府はしゃかりきになって来たのかと私はむしろ冷め切って見ていた。関口宏のサンデーモーニングでは江川詔子さんだけが「開会式は見なかった」とまともにも正論で発言していた。「国威発揚って、何だ? 世界の人口の四分の一を占める超大国に今更そんな術策が必要なのか」と言えば、それが統治原則の一つであるからには絶対必要なのである。曰く「煽れ」と。やっぱりこれは中華思想そのものだな。私は「スポーツの祭典」などといった類の美辞麗句には辟易うんざりする側の人間だが、といって世界各国では中国五輪反対のデモが繰広げられたというが、あれはあくまで一部少数意見に過ぎなかっただったろう。チベット弾圧も人権抑圧も何のその、世界の人々は殆どみんな(←と言ってもTV受像機のインフラが整備されている地域だけに限った話だが)狂的なお祭騒ぎに六十数億共々(ではないが)とち狂うことを望んだのだ。「世界はいよいよ終末期に入ったのか」などといつの時代でも言いふるされて来た陳腐な台詞を吐く気には到底なれないが、結局あれだね、メディアが右と言えば右、左と言えば左のこの刹那的な狂想曲(狂走曲?)の止むことのない波状の連鎖は何も我が国のみに限ったことではないのだなと、私は失望もし納得もし一安心もしたわけである。みんなで堕ちれば怖くはないってね。開会式以降はアクセスも復旧したので、少なくとも私らのところへ来てくれる人たちだけは平静な日々を送っておられるのだろうってか、おめれっとさん。ぁそ。 . . . 本文を読む