私は今回の「謀略」の狙いとして①蛇の頭を潰す②民主党の資金源を断つ、の2点を指摘したが、これに③今自民党の凋落に落胆してやる気をなくしている右派に活を入れるという狙いもあったと加えたい。その理由は別に大したことではないが「ココログニュース」に「ネット内で広がる小沢批判」というのがあって、そこに俳優津川雅彦のblog「サンタの隠れ家」の民主党批判が話題を呼んでいるというのでそこも行って、ついでに津川を推奨しているという「博士の独り言」という政治評論では最大の読者数を誇る(←但し根拠などない。笑)というblogにも行ってみたが両者は「同工異曲」というか「同じ穴の狢」というか「同病相哀れむ」というか「裸動員」というか、要するに自民党内でも一番低俗下劣な安倍ポン的右派の主張をコピーして並べているだけだったのでがっかりしたが、「そうか、今回の検察の暴挙には(この間の自民党の目を覆いたくなるような度重なる失態に)今やすっかりしょげ返っているチンピラどもを鼓舞激励する意味もあったのか」と今更ながら納得した次第である。で、津川の方はポンポン話が飛んでまとまりがないからあれは口述筆記だろう。意識してあんな文脈で文章を作ることは通常考えられないが、別に口述ではいけないということはなく、緒論と結論だけはしっかり「民主党バブルは終わった」という持論を述べていた。ここには私が行った時点で899ものコメントが寄せられていたが、私の読んだ範囲ではそれらは全て自画自賛・付和雷同型の「偏向コメント」だった。笑。それらのコメントは彼らが言うところの「メディア脳」が産出する没我的言辞そのものであって、日頃印象批評ばかりしている私が言うのも何だが(笑)「おめえらが何をどう感じたかなんて関係ねえ。どうでもいいよ」「少しは自分の頭で考えて分析の一つもしてみろ」「生きているうちに頭は使え」・・と私は言いたいのである。少なくとも「左翼報道」(←どこの誰が?)などというレッテル貼りは、私がいつもやる「チンピラ右翼」という決め付け同様(はあ?)殆ど無意味だ。「博士の独り言」は文章の「てにをは」さえ上手く付けられない記述力なので何の「博士」か知れたものではなく、内容も「不偏不党」どころか安倍ポン~麻生の自民党極右ラインの主張を一歩たりとも逸脱するものではなかった。我がweb社会には魑魅魍魎が日夜跳梁跋扈しているのだ。 . . . 本文を読む