本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

宇宙規模の話になって来た。

2015-05-03 06:26:22 | 
 ☆$¥120.18。(WSJ) 私はWSJは購読していないので詳細は不明だが、NASAがカリフォルニア大学アーバイン校とネバダ大に依頼した研究の結果が5/1に発表されたと今朝のWSJが報じている。それに拠ると「宇宙空間に飛び交う莫大な量の放射線が宇宙飛行士の脳に障害を与える(あくまで可能性がある)」というのである。  ここに「可能性」というのは《混乱、物忘れ、予想外の事態への対応力の鈍化e . . . 本文を読む

わが地球(テラ)はいつまで延命可能なのか!?

2011-09-19 20:07:42 | 
我々人類の「咀嚼力」即ち上下の顎~上下の歯による「噛み砕く」力「食い千切る」力はいずれ衰えて行くものだそうだ。そうなると「歯を食いしばる」力は衰弱の一途を辿ることになるから、今のようなスポーツには向かない体形になって行くのだそうである。反面頭骨による圧迫が徐々に弱まって行くことが想定されるから、大脳の肥大化もまた間断なく進むことになる。我々の食事の形も、「食べる」のではなく「飲む」乃至は「吸う」「注射する」等へと変化して行くらしい。太陽の寿命は100億年で、今50億歳ということであるから、「人生半ば」というか、あと50億年したら赤色巨星になって地球はそれに呑み込まれる。その頃まで人類が存続し得ているかどうか甚だ疑問であるが、もし万が一生き延びていたとしたら、我々の子孫はいずれにせよ延命のためにはそのときまでに「ノアの箱舟」を建造して太陽系からの脱出を遂げていなければならない。でも、今の科学技術では想像も出来ないような新しい何かを創造・展開しないことには我々の子孫には「太陽系脱出」など望むべくもない。もう数十年も前から我が宇宙論学者たちは「太陽系文明が滅びたって《銀河系文明》が存続すればいいのだ」などと哄笑していたが、それも20世紀的認識の範囲を超えるものではないようなのである。今本が手元にないのでネタ元の著者も新書版のタイトルもわからないのだが、先日私は天神橋筋を歩いていて、ふと衝動的に宇宙論のガイドブックを買ってしまった。あっちゃ。探していた本は何冊かあったのだが、入り口にあったその入門書を買ってしまったのである。その著者によると、2003年に21世紀の「コペルニクス的転換」を齎す大発見があって、私が知っているようなそれまでの宇宙論は根底から覆されてしまったということである。「我々人類は原人から超人即ち新人類に至るタイトロープを綱渡りしている」と言ったのはニーチェだが、さて、我々の未来はどうなるものだろうか・・。笑。 . . . 本文を読む

頭の悪い我々の性懲りもない日々。

2010-10-28 16:14:54 | 
悪を為し不善を為さんと欲しながら、持ち前の御人好しさから(?)ついうっかり善を為してしまうのが所謂我々の一般的な「悪魔」であるが(はあ?)、ここに「保守的である」ということは別段取り立てて凶悪な習性というわけではないのである。そのココロはと言えば「これまで通り」「いつも通り」「今まで通り」の「約束された日々」が「今日も明日も明後日も連綿と不断に打ち続くことを願い希求することのいったいどこが悪いのか?」というわけであるが、しかしながら、その「牧歌的」な比較的「平穏な日々」の「破綻」が誰の目にも明らかとなり、我ら一般大衆が口々に「聞いてないよ」「話が違うよ」「なんとかしてくれよ」と不平不満を蒸返し晒け出し、「変革」なり「現状打開」なりを訴えているまさにそのときに、どこからか「待ってました!」とばかりにしゃしゃり出て来て、口角泡を飛ばしつつ口先では「変えます」「変革します」「お任せあれ」とお題目を称えながら、実際の行動では従来の保守党顔負けの施策を次々打ち出しつつある連中とはいったい何者なのか。馬鹿も休み休み言えと言うのだ!小泉ポチの演出された世襲孝行息子に絶大なるエールを送り、メディアの中の懲りない連中と手を携えてヨイショしまくるレンホウらは狂気の沙汰ではないか。彼らに北の国の世襲を批判する資格など全くないのである。要はあんな無節操でノータリンな連中に、たとえ一瞬たりとも「期待」した我々が浅はかこの上なかったのである。「無党派層離れは深刻だ」などと今頃言っても手遅れである。あと3年を待たずに自公その他への「大政奉還」もしくは「政界再編」が待っているのだろう。こうして愚かな我々は再び「いつか来た道」をうなだれながらとぼとぼ歩み始めるのである。おりしも我らのイラ管はどこかの皇帝にでもなったつもりか、酒池肉林の日々だそうである。帝国ホテルのバー通いが日課の麻生元総理を見ていて、「自分も《てっぺん》に登ったら是非・・!」と願っていたのだろうか、その程度の人間のようである。あれだったら、かつてわが国のディズニーランドを見に来て札ビラを切って逮捕され、結果将軍様の怒りまで買って干されてしまったあの長男閣下の方が遥かに聡明そうに見えて来るというものである。民主党のぼんくらどもには今や世間一般の『良識』『見識』というものが見当たらないのである。 . . . 本文を読む

クォーク。

2008-10-08 21:30:12 | 
『青雲の志』とでも言おうか、30年も40年も前の論文が今になってノーベル財団によって評価され、日本人の基礎物理学者三名が一挙にノーベル賞を独占受賞したが、うち故湯川博士に触発されてこの学問に身を投じた南部先生はいわゆる『頭脳流出』の先駆で、1958年には既にシカゴ大名誉教授に招かれている。物質の根源から宇宙開闢の謎に迫るこの基礎物理学の分野は、60年~70年代を通して盛んに研究されたが、そもそも古代ギリシア以来物質の根源とされ、これ以上は分割不可能という意味で「原子即ちアトム」と命名された究極の物質単位が実は内に構造を持ち、更なる分解可能な要素を内在することが判明して以降は、このいわゆる『素粒子』学の分野はますますもって深化の一途を辿っている。私も昔は物理学など皆目わからないまま宇宙開闢の歴史には興味を抱いて、例えば『素粒子』(1961年。湯川秀樹他共著。岩波新書)とかその他素人向けガイドブックにはあちこち手出ししたものである。『宇宙開闢~ビッグバン』などという、この宇宙にも始まりがあって終わりもあるという議論など当時の一部若者たちには極めて刺激的・挑発的であって「では宇宙が始まる前世界はどうだったのか?」とか「宇宙の果ての更に外側はどうなっているのか?」など、考え始めると頭がおかしくなってしまうしかないテーマだった。今も覚えている仮説で一つ例を挙げると、これも湯川博士の提唱したものだったか『非局所場の理論』(ノン・ローカル・セオリー)というのがあって、これは量子力学の分野の議論と思うが原子を構成する電子というものは言わば『雲』のような存在で「そこにある」ことは確実だが「ではどこにあるのか?」とその居場所を特定しようとすると途端にするりと逃げられてしまうというもので、このネーミングが実に御洒落だった。(←このあたりは学問的に正確な記述であるという自信はない。汗)さて、ここに『ノーベル財団のポリシー』というか、「なぜ今?」といぶかしく思われる方もいるだろうが、南部理論を継承した小林・益川のお二人が理論上予測し存在を予言した「六つ目のクォーク」が発見されたのは1995年になってからだったのである。物理学の世界は吉本大先生の嫌いな「実証主義」が幅を利かせている世界であって、クォーク=物質の究極の構成単位は高エネルギー加速機を作動させて初めて我々の前に瞬時姿を現すのである。 . . . 本文を読む

科学と宗教の狭間で。

2006-08-03 16:46:15 | 
柳沢桂子という生命科学者が「般若心経」を訳述した本がベストセラーになった。難病を体験して宗教への道を歩んだ彼女は、「祈る」という行為は本能であって脳内神経回路に予め組み込まれているものだと断言する。そして今後百年以内に宗教は科学の力で解明されるだろうと予言する。「科学と宗教の狭間で」私たちに何が可能か、今日はそのあたりを格調高く迫ってみましょう、なんちゃって。w . . . 本文を読む

パキスタン地震。

2005-10-10 15:55:28 | 
パキスタン地震、死者2万人に 大統領が各国に援助要請 (朝日新聞) - goo ニュース *一時に2万人もの人々の生命が失われました。  むごい話ですが、地球がすることです・・・。  亡くなられた方々及び遺族・関係者の方々には衷心よりお悔やみ申し上げます。 ============ *以下は国境無き医師団日本メールマガジン10月特別号からの引用です。 ―――――――――――――――――― . . . 本文を読む

イモリのようなマウス?!

2005-10-07 10:18:22 | 
←←♪クリックしてね♪←← ◆以下は《これだけは押さえたい【近ごろの話題】第495号(10/07/2005)》からの引用です。 ●しっぽも内臓も再生できる、遺伝子操作マウス 米研究所(WIRED)    両生類には体の一部を再生できるものがいるが、ほとんどの哺乳類にはこの能力がない。  しかしある遺伝子操作マウスが、指を切断したり、心臓、肝臓、脳などに損傷を与えてもそれを再生させる能力を持つこ . . . 本文を読む

光を閉じ込める?

2005-10-06 12:35:54 | 
*←クリックしてね。(アニメだよ~ん) *以下はワイアード・ニュースの見出しです。詳しくはここ→です。   NEWS HEADLINE/2005.10.5 1 ■「光の保存」に成功、量子コンピューター実現に向け前進 ■ オーストラリアの物理学者チームが、レーザー光のパルスを特殊 . . . 本文を読む

宇宙と言っても・・・。

2005-08-31 21:03:50 | 
米ハリケーン、シャトル施設にも被害 打ち上げに影響も (朝日新聞) - goo ニュース *宇宙だなんだと大騒ぎしても、所詮は小さな水滴のような太陽系第三惑星の周回軌道に乗って御大層な実験パフォーマンスを繰り広げるだけの話で、国際政治の舞台で人気を失いかけると、アメリカはいつもこの手に出る。 *人類の叡智などといったところで、我々は未だ地震にも台風・ハリケーンにも殆ど無力で、自然の猛威の前に為 . . . 本文を読む

エントロピー?

2005-07-28 18:10:05 | 
*はてなダイアリーでは:    【entropy】無秩序さや乱雑さの度合い。 1. 熱力学的には、可逆な過程で系に与えられた熱量を系の絶対温度で除したものが過程の前後のエントロピーの差と定義される。 2. 統計力学的には、系が取りうる状態の数の自然対数?にボルツマン定数?をかけた量。 3. 情報科学的には情報量?と同義。単位はビット?になる。 たとえば情報量の計算では、確率 . . . 本文を読む

刑+2。

2005-07-27 20:24:47 | 
*先日(7/19)このコラムで刑務所の中のことを少し書いたばかりだが、早速私の指摘を裏付けるような有難くない事件が発覚露呈した。  以下は毎日新聞からの引用です。    [宮城刑務所]受刑者に飲酒や喫煙、主任看守らを処分    宮城刑務所(仙台市若林区)の受刑者が飲酒や喫煙などを繰り返していた問題で、同刑務所は27日、受刑者に便宜を図っていた主任看守(38)と看守(31)を懲戒免職、別の主任看守 . . . 本文を読む

宇宙そして食。

2005-07-18 09:50:53 | 
*「大丈夫、行き先はある。ダークマター」・・・川柳か俳句か知りませんが、一応5・7・5になっているそうです。知り合いが「是非発表の場を持ちたい」ということですので一応引用させて戴きましたが、さてそのココロはと言うと・・・? 「《死後の世界》などない」という論拠の一つに「こんなに次から次へと人が死んで、それらすべてを収容するスペースなどあるわけがない」という推論がありましたが、近年の宇宙論ではこの . . . 本文を読む

遠くの星へ。

2005-04-14 09:44:26 | 
130億歳、宇宙誕生初期の星を発見 国立天文台など (朝日新聞) - goo ニュース *ところで私たちの日常の過ごし方でありますが、いっそずっとずっと遠くの星に思いを馳せるか、もしくは極々身近な話題に没頭するか、その両極端のどちらかに思考の中心を置いた方が賢明なような気がしませんか? *国立天文台はここ→です。月や惑星の画像がお勧めです。 . . . 本文を読む

宇宙は4次元空間?

2005-02-02 09:40:19 | 
1/25に引用したFujikenの「風船宇宙論」に対し、「俺は昔その譬えだけは絶対するな。譬えるなら馬の鞍だと教わった」という反論(?)が昨日のメルマガ『ちょっとサイエンス』に掲載され、筆者fujikenは丁寧に答えていました。で、私も一言。  あのですね、宇宙は4次元空間だとされているのですが、その中にいる筈の我々の周りには3次元空間しかなくて、強いて上げれば『夢』の中だけが4次元空間っぽいの . . . 本文を読む