GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

映画「レ・ミゼラブル」

2012年12月21日 | Weblog

 珍しく「観たい!」と連れ添いが云うので、映画「レ・ミゼラブル」を観てきました。世界中で愛され続ける空前の大ヒット・ミュージカルを、豪華キャストを起用し圧倒的なスケールでスクリーンへと昇華させたミュージカル超大作、これが宣伝文句ですが、本当にその通りの超力作でした。

        

 ジャン・バルジャンを演じたのは芸達者なヒュー・ジャックマン。ようやく豊かな技量を発揮できる映画に出会えたな、そう感じました。一番驚いたのはアン・ハサウェイ。先日wowowで映画「ラブ&ドラッグ」(2010)で美しい彼女を観たばかり。しかも、美しすぎる彼女の乳房が脳裏に残っていただけに、今回の汚れ役には本当に驚きました。長い髪を実際に切られるシーンもあり短髪になった彼女は、まさしく『悲惨な人々』(レ・ミゼラブル)の代表でした。そして、見事にその役を熱演していました。<一皮むけた>そんな感じです。

         

 ブルドック似のジャヴェール警部を演じたラッセル・クロウ、歌声にも驚かされました(結構上手い)が、彼の代表作の一つになるくらいの名演を魅せてくれます。(今後も冷血な悪役が回ってくるのでは…)
 監督のドビー・フーパー、前作の映画「英国王のスピーチ」ではアカデミー作品賞と監督賞に輝き、この映画に於いてもその手腕を遺憾なく発揮しました。(拍手、パチパチ!)

 19世紀初頭のパリの汚い下町の臭いがまるで画面から臭ってくるような映画でした。映画「パフューム」も醜悪な臭いが漂ってくるような映画でしたが、当時パリのような大都会でもまだまだインフラが整備されていなかったのでしょう。19世紀後半、英国から始まった産業革命によって世界中の大都市から一気にインフラ設備が充実していきましたが、文明の進歩とはライフラインの整備に代表されているかもしれませんね。

 とにかく映画「レ・ミゼラブル」は、ミュージカル嫌いの男性陣が高い入場料を払っても、決して後悔しない上質な映画です。クリスマスの時期にぴったりかもしれませんよ。

 今年はもう一本観なくてはならないシリーズ物の最終話があります。12/28公開の映画「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2」です。前作の「Part 1」ではもったいぶってジリジリさせられましたが、最終話では小気味いい展開を期待したいと思っています。



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