GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「Rainy Blue20周年記念ライブ」

2012年01月23日 | Weblog

  あの頃 私たちには 
  愛する人がそばにいなかったが 
  毎日が楽しく 不安の一欠片もなかった
  きっと親たちがたくさんの愛を注いでくれたいたおかげだろう
  そんなふうに思っていた

  あれから学校を出て社会人となり
  愛する人と出会い家庭を築いてきた私たち
  しかし 今 毎日が楽しくて
  一欠片の不安もないなどと云える人は一人もいないだろう
  
  愛することは責任を背負い込む
  あの頃の私たちには責任の一欠片もなかった
  だから毎日が楽しく 不安の一欠片もなかったのだ

  愛を知ったおかげで周囲の出来事や
  聞こえてくる音楽 心揺さぶる詩のフレーズ
  小説に登場する人々の決意や呟き 
  スポーツで汗や涙を流すその瞬間が 
  輝くような暖かい色を伴って感じられる
  
  愛があるからこそ
  愛を知ったからこそ
  苦しみや悲しみ 
  喜びや楽しみが深まることを学んだのだ


 

 20日の夜は、連れ添いを伴い、私の中・高同期のO君と中学同期のY君も誘って、Rainy Blue20周年記念ライブ(心斎橋劇場)に行って来ました。
(*Rainy Blueとは、http://www.rainy-blue.com/:高校のクラブの大先輩あいらんど氏が率いるアマチュアの有名なモダンフォークグループ。私の親友で同期のハッピースプリング氏や私の幼なじみのS君の弟が参加している。30年以上続いている8月のラブアップルコンサート(http://www.love-apple.net/)はこのグループが中心になって開催されている)
        
MC担当の高校同期のハッピースプリング君がこんなことを語っていました。
「もしもRainy Blueに参加していなければ、どんなにつまらない人生だったろうか」
同期としては、嫉妬したくなるような言葉でしたが、彼の人間性を感じる暖かい言葉でした。高校入学時、入部したフォークソングクラブでハッピー氏とあいらんど氏(2歳上、学年では3年上)に出会いました(あいらんど氏が在学中に創立)。あいらんど氏は大学生になっており、後輩たちの指導で放課後毎日のように部室に顔を出されていました。ギターでのピッキング奏法やコーラスのイロハを教えて戴きました。
 2年生の時、あの頃若者たちの間で絶大の人気を誇ったABCラジオ「ヤングリクエスト」に出演することになりました。「キダタローのスタジオ貸します!」と云うコーナーでアマチュアバンドがキダタローの前で歌って聞かせて、毒舌を聞くという内容でした。私とS君、そして今や売れっ子のジャズシンガーになりつつなるノーちゃんと恵ちゃんの4人で<四暗刻>(スーアンコ:麻雀の役満の名称)というグル-プ名での出演でした。この時、あいらんど氏が私たちにPPMの「AII MY TRIALS」(私の試練)という曲を選曲し、指導して下さいました。千里丘にあった毎日放送のスタジオで録音したのですが、当日ハッピー氏も応援に駆けつけてくれました。放送されたテープをMDにして、今でも車の中でちょくちょく聞いています。その縁がいまだに続いているのです。まさに奇跡のような関係です。録音を聞くたびに<人の絆>の暖かさ感じています。

            
               
 Rainy Blue20周年記念のライブ会場は、大丸百貨店北館14Fにある20周年にふさわしい心斎橋劇場で開催されました。全席満席で始終温かい拍手や声援に包まれていました。いつもとは違うファンや格調高い会場にハッピースプリング氏の語りも若干緊張を感じましたが、流暢な語りは会場を何度も沸かせていました。あいらんど氏は運悪く風邪を引かれて38℃の高熱にも関わらず点滴を打っての出演だったそうですが、ステージでは微塵もそんな様子は感じませんでした。さすがです。リ-ダーのあいらんど氏は会社社長、他のメンバー4名もそれぞれに重責ある仕事をこなしながらの20周年、本当に素晴らしい絆だと思います。

 ライブ終了後、4人で岸里の「かごの屋」で楽しい食事会を開催しました。その後Y君を帝塚山の自宅前で降ろし、小雨降る中、O君の城山台の豪邸に向かいました。到着した時刻は何と真夜中を過ぎていました。そのまま帰ろうとしたのですが、O君がどうしても上がっていけというので、図々しくも夫婦揃って20㎡以上もある豪華なリビングに上がり込みました。

 深夜にも関わらず、奥様はお風呂上がりの美しい髪をなびかせてコーヒーを入れて下さいました。とても美味しいコーヒーでした。コーヒーの味にうるさい私が云うのですからホントです。奥様とは電話では幾度かお話したことがありましたが、初対面にも関わらず素晴らしい笑顔で応対して頂きました。とても気さくで優しい方だったので、思わず長居してしまいました。Y君の奥さんの真理子さん(O君の実の妹)から一緒に住むO君の実のお母様が「居場所がなくなるほど仲のいい夫婦」と話していると聞いていましたが、間近で仲睦まじいご夫婦を見て本当に納得しました。仲のいい夫婦を見る何故かととても心が安まります。好きな相手と一緒になるわけですから、人間関係の基本もそこにあると思っているせいかもしれません。
 0君が退職したら4人でゴルフ場を回ろうなどと話が盛り上がり、豪邸を出たのはなんと深夜の1時を過ぎていました。(奥様、本当に申し訳ございませんでした) しかし、とても有意義で楽しい1日となりました。