多彩な富士山写真並ぶ 1月9日から
みなくるで〈横浜市旭区〉
1/1(土) タウンニュース
2012、13年ごろの作品を中心に収めた写真集
旭区市民活動支援センター「みなくる」
=ココロット鶴ヶ峰4階=で1月9日(日)
から22日(土)まで富士山写真展が行われる。
撮影者は元瀬谷区長の外ノ池浩志さん。
外ノ池さんは東希望が丘に住み、仕事の傍ら
長年各地から富士山の姿を写し、写真展も開
いてきた。病を患い闘病する中、開催できな
い写真展の代わりになればと妻の広美さんと
ともに写真集の制作に着手したが、遺志半ば
で亡くなった。
今回の写真展では、完成した写真集『錆びな
い記憶』に収められた作品の一部を展示する。
開館時間は平日午前9時、日祝は午前10時から。
地場野菜満載の縁起物 JA横浜保土ケ谷支店
「宝船」を4日から展示〈横浜市保土ケ谷区〉
1/1(土) タウンニュース
地場野菜満載の縁起物
JA横浜保土ケ谷支店に野菜を満載し五穀豊穣
への願いが込められた正月の縁起物「宝船」が
1月4日から展示される。同支店前で毎週火
日と木曜日に農産物の直売を行う「西谷朝市会」
のメンバーが手掛けたもの。西谷町と川島町の
農家9軒で構成する同会では10年前から「地元
野菜をより多くの人に知ってもらおう」と宝船
の製作を行っている。一昨年もこの縁起物を
一目見ようと、多くの人が訪れた。
総重量100kg
1m80cmほどの木製の船には地元でメンバーが
手塩にかけ育てた白菜やニンジン、ジャガイモ、
彩り豊かな赤カブ、紫ダイコン、ミカンなど約
20品目が盛り込まれ、ネギで帆を見立てている。
その総重量は100kgほどになるという。メン
バーのひとり三村守さんは「宝船は新年の縁起
物。多くの人に楽しんでもらえれば」と話して
いる。
観覧は支店の休業日(土曜・日曜・祝祭日)を
除く午前9時から午後3時まで。問い合わせは
JA横浜保土ケ谷支店【電話】045・373・
9522へ。
横浜港・大さん橋に10メートルの
巨大トラ 障害児者らの絵をもとに描く
2021/12/31(金) カナロコ
縦1.8メートル、横10メートルの
トラの絵
=横浜市中区の横浜港大さん橋
国際客船ターミナル
干支(えと)にちなんだ長さ約10メートルの
巨大なトラの絵が、横浜港大さん橋国際客船
ターミナル(横浜市中区)に展示されている。
横浜ラポール(同市港北区)のワークショッ
プで制作された作品で入場無料。1月31日
まで。
障害児者とその家族ら約80人がアクリル絵
の具で自由に描いた絵をもとに、市内在住の
ペインターのケンスケ・タカハシさんがトラを
描いており、ジャングルをほうふつとさせる色
彩豊かな背景から、穏やかな表情のトラが浮か
び上がる。
川崎大師に愛嬌たっぷり「寅だるま」
表参道の老舗に登場
1/1(土) カナロコ
店頭に並ぶ「寅だるま」
=川崎市川崎区
2022年の干支にちなんだ「寅(とら)だ
るま」が、川崎大師平間寺(川崎市川崎区)
の表参道にある老舗だるま店「小田切商店」
に登場した。08年から販売されている恒例
の人気商品で、毎年購入する愛好家もいると
いう。
だるまの生産が盛んな群馬県高崎市の職人2人
が1点1点手描きで制作。くるりとした愛嬌
(あいきょう)たっぷりの目のものと、きり
りとした金色の目の2種類ある。同店の小田
切洋子さん(72)は「去年はコロナで厳し
かった。今年は早く落ち着いてくれれば」と
願った。
価格は12センチが1500円、17センチが
3千円、20センチが3500円、39センチ
が1万円。
このほか疫病をはらうとされる妖怪「アマビエ」
をモチーフにしただるまもある。問い合わせは、
同店電話044(266)9007。
ENEOS、横浜に水素供給拠点整備
脱炭素へ根岸製油所の活用が有力
1/1(土) カナロコ
根岸製油所=横浜市磯子区
2050年までに脱炭素社会を実現させる
“切り札”とも目される水素の普及に向け、
石油元売り最大手の「ENEOS」(エネオ
ス、東京都)が、川崎製油所(川崎市)で水
素供給の実証実験を始めるなど取り組みを加
速させている。
京浜臨海部で稼働している製油所を、将来的
に水素を輸入・貯蔵・供給する一大拠点に切
り替えるためで、国内最大級の根岸製油所
(横浜市)も有力な候補の一つ。日本の高度
経済成長を支えた石油コンビナートは「水素
コンビナート」へと変貌を遂げることになり
そうだ。
再生可能エネルギーを利用した二酸化炭素
(CO2)フリーの水素は「究極のクリーン
エネルギー」として注目されているが、現状
では国内での製造コストが高く、海外からの
輸入が見込まれている。ただ、輸送には水素
をマイナス253度まで冷やして液化させる
方法があるものの、新たに専用の輸送・貯蔵
設備が必要となることからコスト面で大きな
課題となっていた。
一方、同社などは水とトルエンを電気分解する
ことで、水素を化学的に固定させたメチルシク
ロヘキサン(MCH)を生み出す技術を確立。
液体化したMCHの状態であればガソリンなど
と同様に常温管理できるため既存のタンカーで
効率的に輸送できるほか、既存の貯蔵タンクな
ども利用可能で、初期投資を大幅削減できる利
点があるという。
これらの取り組みを踏まえ、川崎製油所では
21年秋から既存の精製設備を使いMCHか
ら水素を取り出す実証実験を開始。取り出した
水素を石油精製の工程で活用するなど、安定的
に供給できることを確認した。
2022年の初売りスタート、神奈川の百貨店・
量販店 行列で開店前倒し「明るい兆し」
1/1(土) カナロコ
そごう横浜店の初売りで福袋を買い
求める来店客=1日、横浜市西区
神奈川県内の百貨店や家電量販店などで1日、
正月恒例の初売りが始まった。そごう横浜店
(横浜市西区)では開店前から来店客が列を
つくり、午前9時の開店を30分前倒しして
オープン。福袋などを買い求める客でにぎわ
った。
【写真】
初売りでにぎわう百貨店内
各売り場では、衣料品や家庭用雑貨の福袋、
食料品などが好調に売れていった。家族で来
店し、シャツなどを詰め合わせた紳士服の福
袋を購入した40代男性は「毎年家族で初売
りにくることが楽しみ。コロナ禍が収束し、
今までの日常が取り戻せる1年になれば」と
期待を込めた。
同店によると、開店時の入店客数は、コロナ
禍の影響を大きく受けた前年に比べ約5割増
という。担当者は「昨年の自粛ムードと比べ
て明るい兆しが表れている」とし、「近場で
の『ちょっとした楽しみ』として家族で来店
するお客さまが多い。感染対策を徹底しながら、
お正月の楽しみを提供していきたい」と話した。
大磯の虎御前を訪ねる
ゆかりの地 延台寺など
タウンニュース
(上)虎御石を安置する延台寺の
法虎庵曽我堂
霊石「虎御石」を安置する延台寺をはじめと
して、鎌倉時代の仇討ちで知られる曽我兄弟
の兄・十郎祐成と恋仲だった虎御前ゆかりの
地が、大磯町に複数ある。新春の清々しい空
気に包まれて虎御前の歴史散策はいかが。
虎御前は山下長者の娘。子宝に恵まれなかった
夫婦が虎池弁財天に願を掛けると、小さな石を
授かり、女児が生まれて虎と名づけた。石は
虎女とともに大きくなり、十郎が刺客に襲わ
れたときに身代わり石となって助けた。仇討
ちを遂げた兄弟亡き後、虎御前は19歳で出家。
延台寺のはじまりとなる庵を結び、兄弟の菩提
を弔ったという。
同寺にある法虎庵曽我堂では、身代わり石の
「虎御石」や曽我兄弟座像、虎御前剃髪之像
などを安置。境内に虎池弁財天の碑や虎御前
が十郎との恋の成就を祈願したといわれる龍神、
虎女供養塔、大磯宿遊女の墓なども残されてい
る。
鴫立庵には、落髪前の虎御前の木像を安置する
法虎堂が佇む。化粧坂松並木に化粧井戸があり、
虎御前が化粧をする際にこの井戸から水を汲ん
で使ったと伝えられている。大磯駅構内に設置
している浮世絵パネルは、歌川広重作「東海道
五十三次」の「大磯虎ヶ雨」。「虎が雨」は十
郎が討ち死にした旧暦5月28日に降る雨をさす。
虎御前の涙雨に由来する。
歌川広重「曽我物語図会」の虎御
前=国立国会図書館デジタルコレ
クションより
大相撲伊勢ヶ濱部屋
親方の赤いまわし奉納
還暦記念し出雲大社に
タウンニュース
出雲大社相模分祠の本殿の前
で記念撮影
大相撲伊勢ヶ濱部屋の伊勢ヶ濱親方が還暦を記
念して作成した「赤いまわし」が12月20日、出
雲大社相模分祠に奉納された。伊勢ヶ濱親方は
現役時代から親交のある同神社の草山清和宮司
の元を度々訪れており、横綱昇進を記念して奉
納した弓は現在でも同神社の本殿内に飾られて
いる。また、草山宮司が四股名の名づけ親とな
った同部屋の元横綱日馬富士も弓を奉納後、見
事に横綱に昇進するなど同部屋にとって縁起が
良いことで知られている。
この日は同部屋の力士がまわしを持参。本殿の
前に飾り、草山宮司らと一緒に記念撮影した。
このまわしは、同神社に飾られ、正月期間、初
詣の参拝者が見ることができるという。