端午の節句演出…古民家でこいのぼり
のつるし飾り、愛川町で5月11日まで
4/25(金) カナロコ
こいのぼりのつるし飾り(右側)
も登場した古民家山十邸=愛川町中津
5月5日の端午の節句に合わせて愛川町教育
委員会は同町中津の古民家山十邸で、「五月
人形とつるし飾り」展を開催している。地元
手芸サークルの会員が手作りしたつるし飾り
が、重厚な日本建築の室内を華やかに彩って
いる。
【写真を見る】神奈川初、牧場で大規模
チーズ作り 宮ケ瀬湖近くに工房と直売所
がオープン
山十邸は1883(明治16)年に建てられ
た豪農の屋敷。1944(昭和19)年から
しばらくは思想家・大川周明の所有となって
いたが、88年から町が所有し、2009年
1月に国登録有形文化財となった。
座敷の天井からえとのサルやヒツジ、美しい
手まり、大根などのさまざまな小さな飾りが
数百個もつるされている。小さなこいのぼり
の飾りも40個ほどつるされ、端午の節句ら
しさを演出。座敷の棚には布で作ったかぶと
や金太郎、段飾りの五月人形も並ぶ。
5月11日まで。4月30日、5月1日、
7~9日は休園。
箱根ロープウェイ大涌谷駅「ちきゅうの谷」
が開業 海賊船もリニューアル
4/25(金) カナロコ
大涌谷駅の新展望エリア
「息吹のデッキ」(小田急箱根提供)
箱根ロープウェイ大涌谷駅の1階と駅前広場
が一体的に整備され、「ちきゅうの谷」が開
業する。三つのデッキがあり、噴気が立ち上
る大涌谷のダイナミックな地形や風をより身
近に体感できる。窓ガラスのないオープンエ
ア型のゴンドラも3月に導入されている。
【写真多数】新展望エリア「風の輪テラス」
や箱根海賊船「ビクトリー」2階の特別
船室内など
箱根海賊船のビクトリーは特別船室と船内ショ
ップが改装され、4人がけのボックス席やバリ
アフリー対応のスペースを用意。乗船口近くに
バー風のカフェを新設し、ビールサーバーも設
けた。
元箱根港の乗船券売り場やトイレも改修。軽食
が味わえるカフェでは、海賊の宝箱をイメージ
した四角いパイシューなどオリジナルメニュー
を提供する。
横須賀・観音崎に巨大な「ゴジラ足跡」
誕生70年、広場リニューアルでモニュ
メント設置 かつては滑り台も
4/25(金) カナロコ
たたら浜展望広場に設置された
ゴジラの足跡のモニュメント
=横須賀市鴨居4丁目
横須賀・観音崎にゴジラ上陸す-。県立観音
崎公園(神奈川県横須賀市鴨居)の「たたら
浜展望広場」に25日、「ゴジラの足跡」を
かたどった大型モニュメントがお目見えした。
同所には半世紀前、「ゴジラの滑り台」があ
った縁もあり、ゴジラ誕生70周年を記念し、
同広場のリニューアル工事に合わせて設置さ
れた。
【写真で見る】観音崎たたら浜にかつて
あった「恐竜の滑り台」
1954年に第1作が公開された映画「ゴジラ」。
劇中、観音崎沖を移動中のゴジラを確認などと
するせりふがあり、観音崎はゴジラの出現場所
として知られてきた。58年に地元企業がたた
ら浜に恐竜の滑り台を設置。人気スポットとな
り、いつしか「ゴジラの滑り台」と呼ばれるよ
うになったが、塩害などによる老朽化で73年
に撤去された。
その後、ゴジラの滑り台を復活させようと横須
賀商工会議所青年部などが奔走し、映画を製作
した東宝の協力を得て、99年にくりはま花の
国(同市神明町)にゴジラの滑り台が誕生して
いる。
横浜駅西口の「相鉄ムービル」、
27年度中に解体着手 HDが中計発表
跡地の開発や移設は
4/25(金) カナロコ
相鉄ムービル(資料写真)
相鉄HDは25日、新たな中期経営計画
(2025~27年度)を発表し、横浜
駅西口の映画館「相鉄ムービル」の解体
を27年度中に始めることが分かった。
自社物件の更新を中心とする西口の「大
改造構想」の皮切りとなる。映画館跡地
の開発や移設は「検討中」という。
日産の赤字、過去最大7500億円
下請けにも波及で憤りと懸念
「一蓮托生で綱渡り」
4/25(金) カナロコ
日産自動車(資料写真)
日産自動車(横浜市西区)の2025年
3月期の連結最終損益が、最大7500
億円の赤字になる見通しだ。北米や日本
などの工場を中心とした資産価値の見直
しによる5千億円余りの減損損失が響い
た。経営再建を進める新体制の「強い意
志」(イバン・エスピノーサ社長)の表
れだが、新興の台頭に加え、米国の追加
関税で競争力は陰る一途だ。部品を供給
するサプライヤー(下請け)の危機感が
高まっている。
日産の25年3月期の世界販売は前期比
3%減の335万台で、計画を5万台下
回る。主力市場の米国と中国の販売不振
が主因で、この5年間で2割落ち込んだ。
本業のもうけを示す営業利益は850億
円。従来予想を350億円割り込む。
日産のサプライチェーン(供給網)企業
は県内に2千社ほど。全国の1割が集中
している。サプライチェーンの頂点で生
産が細り、25年3月期決算の発表を5
月に控える複数の1次サプライヤーが最
終赤字に転落しそうだ。
車体骨格のユニプレス(同市港北区)は
最終損益が200億円の赤字(前期は
52億円の黒字)になる見通し。足回り
部品のヨロズ(同)も170億円の赤字
(前期は39億円の赤字)を見込む。両
社はともに10億円の黒字としていた従
来予想を下方修正した。
ユニプレス幹部は「日産の業績悪化によ
る結果だ。しっかりしてほしい」と憤り
を隠さない。中国の3工場のうち二つを
閉鎖する方針で、人員削減を進めるとい
う。
ドア内装部品の河西工業(寒川町)は、
24年3月期まで5期にわたって最終赤
字が続いている。24年に日産から60
億円の出資を受けた。25年3月期は最
終損益予想を公表していないが、前期に
3億円だった赤字は拡大する見込みだ。
関係者は「日産と一蓮托生(いちれんた
くしょう)。綱渡りの経営が続いている」
と明かす。
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