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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

アラビアンナイト、望・大潮

2020年02月09日 | Weblog
 書籍のアラビアンナイトを読んだのは、中学生の時だったか?スリル満点で、その話の面白さに惹かれた。退屈な授業よりも、図書館に潜り込んでの読書は、まさにアラビアンナイトだった。その頃は、町の中学校が統合されて、図書室には本が溢れていた。富島健夫や川端康成も同じように並んでいた。無論、SFもあって夢中で読んだ。

 大人になってからは、そういった時間が中々作れずで、新聞を読むしかなかった。子ども等が大きくなって、教科書の物語に出遭い、灰谷健次郎さんの作品を全部読み、講演で来られた時には無我夢中で出かけて行った。あの大きな温かい手を、今も懐かしく覚えている。太陽の子も兎の眼も新鮮な感動が満ちた。亡くなられて久しいが。

 書籍は、読書感想文を書くための物ではない。言葉で表現しなくても、心に残った想いには、本人の意思があり、必ず生きている。またどんな本にも漫画にしても、想い込みが激しければ、人生も変わってしまう。活字の持つ魔力かも知れない。現に、沢山の本を大量に読んではみたけれど、印象に残った物は少ない。本に良し悪しも否。

 他人さまが何を読もうと、同じ感想には至らないし、異なるからこそ話が愉しいもの。或いは、共通の感想もあろうが、違っていてこそ面白い。現実のことではない話や、事実の語りもあるのだが、捉え方の差に不思議な感動を抱く。本の持つ楽しさや面白さには、惹かれて読むことに作者への思いを知ることもある。自分で見つけるの。

 映像にしてしまえば、想像していた場面とは違うのにがっかりする。それはどんな物語にもあり、監督の腕も加わる。アラビアンナイトも、調べてみれば結構あってびっくりした。ディズニー制作の、実写版アラジンには、随所に面白さを入れており、俳優も魅力的なのが愉しく観える。アマゾンで10枚組を見つけたのは当たりだった。

 日曜日は何時も通りに、食事の用意があり、本日の献立は鯖の煮つけと、白菜と揚げの煮物に、かきたま汁である。旬の物を提供するのであるが、多少はずれ込んで来る。土生姜を刻んだのに、鯖を入れて味をなじませる。白菜と揚げは、シンプルに醤油で煮付ける。鍋に生姜が入ったのをそのまま移し、煮崩れしないように注意する。

 午後からは、食事の支度をしなくてもいいので、ホットケーキを焼く。卵もあったので入れて牛乳を注いだ。偶さか作ると先を争って食べている。焼きたてなので尚更なのか。油は控えめにしてじんわりと焼くのが美味しい。餡子を入れたかったが、糖尿の方がいるので止めた。満腹状態で、ゲップまで出す始末。美味しく食べれば好し。

 月の移り行きを観察していると、何故か愛しさがこみ上げて来る。恋するというのか、何だか胸が苦しい。

 

 
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