今朝、勤務先に向かう途中、走行中の窓から、桜が咲いているのが見えた。この暖かさに一気に咲いたらしい。陽射しも心なし眩しい。白木蓮が咲き、マンサクが満開になっている。馬酔木も、垂れて風に揺れる。ラッパ水仙に蝶が戯れている。道端の星の瞳や、仏の座の何と愛らしいことだろうか。
我が家では、クリスマスローズが満開になり、球根類は葉を繁らせ、宿根草は芽吹いている。海棠にイラが湧き出るので、明日辺り、枇杷葉のエキスを散布しておこう。今年の枇杷葉は、花が随時咲いている。風にのって漂う匂いが心地よい。枝によっては実を結んでいるのもあり、子どもの小指大の大きさです。
明日、息子の家族と電車で花見に行きます。車は便利ですが、地球のためにはよくありません。またエネルギーは、大切に使わなければなりません。孫たちは春休みで、出かけることがうれしいようです。お結びと枇杷茶を持って行きます。インスタントの珈琲も持ちながら、足の向くまま、気の向くままです。
夕方出かけたり、朝帰りは星座観測で、飲み会には行く気がしない。以前は、行ったりしていたが、煙草の臭いと煙にも閉口する。昼間に、ちょっと集まる茶話会がいい。無農薬の珈琲か紅茶で、最近読んだ本や、関連のある環境について、自分のできることを考えたい。そういった情報の交換なら参加してもいい。
最近、どうにも気なって仕方がないのは、言葉使いです。例えば、花に水をあげる。犬に餌をあげる。???綺麗な言葉使いなどではありません。とても聞き苦しい。あげるには元来、差し上げるという言葉がついていて、これは目上の者への敬いの意味があります。従って、動物や植物には使いません。
独立動詞の謙譲語で、やる・与えるの意。また、補助動詞の謙譲語で、・・・てあげる、の形で使う。無論、言葉には使う意図があり、使用範囲も様々ですが、単に綺麗な言葉使いだから。と安易には使うのはどうか。オーロラ姫が、こんな言葉を使っていたら、王子だとて、百年の恋も一瞬で覚めたことだろうに。
もう一つは、いただきます。これもさせて頂く、ということからで、自ら行動したり、報告したりには使いません。もらうの謙譲語です。食う・飲むの謙譲語。補助動詞として使い、してもらうの、丁寧な言い方です。つまり、自分にではなく、相手から自分にしてもらうことなのです。使う言葉の意味を知って使ってほしい。
この記載は、角川書店の『新国語辞典』。昭和56年1月20日 初版発行。によります。我々の世代には、高校時代にも、卒業してからも変わりなく、改まった場所以外では、使うことはありませんでした。お正月を除けば、冠婚葬祭の場面でしか、使うことはなかったのです。日本語が乱れているのも哀しいです。
サンタさんの木に決めた枇杷葉。ちょうど家の軒下にまで伸びています。今年で5年目になります。淡路田中ですが、花芽はつくかしら?