今日の夕食の時だった。食事の準備に行ったら、「お粥が出来てないから、後で取りに来てね」と言われた。おかずだけをもらって帰り、それを伝えた。「行った粥がなかったわ」に、し~んとなってしまった。行った甲斐がない。とをかけてみたんだが、どうやら通じなかったようです。坂田靖子の『天花粉』を知らない人だった。
青年が、お粥を食べられてしまって憤慨しているのに、雷魚がすまして言う。『あたしだって、一口ですよ。鍋に』と、嘯く雷魚。仙人と化け物も愉しい。汗疹で困っている仙人。謎かけをとことんやりたがる化け物。雷魚は龍になって、することがない。と愚痴る。そういう微妙なかけあいを、わかってくれていないと、ここでは何のことかわからず、理解不能になってしまう。
本を読む楽しみ。というのは、専門書のような堅苦しさはなく、好みの筋書きであるところがいい。主人公が好ましい。幾多の困難も乗り越えて、知恵と勇気で、心身共に大きくなる過程が面白い。登場人物の面々も、それなりの個性で邪魔をしたり、援けてみたりする。其処には、自分だけのためでなく、人々の願いや、希望に繋がる過程が、あるのではないだろうか。
帰宅途上の西の宇宙には、眉月がかかっていました。14日が新月でしたから、とても美しい三日月です。揺り籠ののような細い月です。このところお天気が愚図ついています。寒さも和らいではいますが、未だ風は冷たいですね。早春の谷に、鶯は身を隠していることでしょう。梅は紅梅があちこちで満開です。自然の香りの心地好さですね。
枇杷葉の花芽が、とても佳い匂いをさせるのは、バラ科に属しているためです。最近の薔薇は、自然の匂いが少なくなっています。枇杷葉の方が、甘くて濃厚な香りをさせているようですね。青酸カリも、アーモンドの匂いがするらしいですね。毒は薬になる要因です。何事もそうですが、使い方を誤らなければいいのです。正しい処方を守ればいいのです。
庭にある枇杷葉も、赤枇杷の木は、比較的に育ちが良いのですが、白枇杷に近かったり、それらしかったりすると、葉に異変が起きて来る。寒さには滅法弱い。霜や雪に打撃を受ける。成長がすこぶる悪いのです。病気ばっかりする子に、命を助けてください。と祈るような気持ちなのですが、微妙だにしないので、思わず涙が零れそうになる。そんな想いです。
枇杷葉が何故、花粉症や嘔吐下痢症状に、効果があるのか詳しくは知りません。わかるのは胃腸に効くからです。加えて、自律神経に何らかの影響を及ぼすのでしょう。私が、嗽をするのに用いるのも、そういったことからです。また症状が出ても軽くて済みます。これはとても有難いです。ここ数年、寝込むということがなく、体調不良くらいで治まります。
イタドリを知っていますか?スカンポです。扁桃腺には、この根を掘って摩り下ろしたのが効きます。或いは、患部に貼っておくと、熱を下げるようです。乾燥させたのも、お茶で飲めばいいのかもしれません。酸っぱいです。酸味が強いので、口臭を消したり、爽やかにするのかも。焼酎に漬けるのはどうかな?
レモンや金柑を、焼酎と氷砂糖で漬けました。果実酒です。効果より、爽やかな飲み物になりそうです。珈琲の豆もいいかもしれない。無農薬のがあるのを知ったから、作ってみたいですね。リエさんが、カルロスさんの有機珈琲を送ってくれたのですが、すんごく美味しい。サンタブレンドもです。飲んでいて何だかほっとします。
無農薬の珈琲を、飲ませてもらうようになって、口内炎が出なくなりました。精神の安定も保証します。これは枇杷葉のお蔭もあります。何と自然の恩恵を、たくさん受けていることか。心が満たされて、パワーが集まってきますね。