何時かの風景

　仕事中に、突然その風景を視ていた事に戦慄が走る。これをする事を神さまがお決めになっていて、今やっとそこまでたどり着いたのですね。随分なまわり道だったけれども、往かなければならない過程でもあったんだ。

　前世ではそうなることを云われて、現世に生まれてきたのだね。そしてまた、来世に逝くべき路を進んでる。なんという不思議さだろう。人間の持ち生まれた業でもあるんだ。これまで見えているのに視えなかった、感じるだけのことが、やっと実感してきたんだ。

　少しづつではあるけれど、形を現してきたのに違いない。宿業は百八つ、というが真実ですね。きっと私に関わってくれた人が、108人いるのでしょう。然も、良心ばかりではなく、その反対も大勢いる。その人間達の織り成す妖（あや）がポイントを創っていっていたのだ。

　まるでジグソーパズルみたいに、一つ、ひとつと填まっていったのだね。枇杷葉によって、来るべき事実として、1枚の絵のように、出来上がってきたのがわかる。私は、そのために生まれ、それ故にここに生きている。なんの繋がりもないようで、前世と現世、そして来世へと結ばれていることに、愕然としてしまう。

　朝、家を出る時には、さほど暖かくないが、仕事場所に行けば、暑くて困る。日中には汗が出る始末。さすがにババシャツは替えましたが、この時期の服装には悩むところです。自分でもそうなんだから、高齢者には外気温や、体温やらの調節が難儀で、判断を誤ることにもなる。

　室内ばかりに居るにはいいが、散歩に出かけるとなると、大騒ぎである。暑いの寒いは、いつものことで、体が思うようにならない分、口は達者です。若い者の根性ができていないのか、我慢が足らないのかは、定かではありませんが、黙って聴いていると、好き勝手を並べる。腹が立つよりも先に、笑えてしまいます。個性豊かな皆さんで退屈しません。

　この数日の天気に、花がしんなりしています。夕方の帰宅なら、水遣りができるのですが、それもならずで、朝の出掛けに遣って行きます。風呂の残り湯ですが、ぬるま湯なので、ちょうどいい湯加減です。枇杷葉にも柄杓で汲んで、お湿り程度に遣って行く。遅刻をしないよう安全運転で仕事場に。今日は、給食を頼んでいるので、弁当は作らないで行く。

　淡路田中、西南方向に鉢植えであります。3年目になるかな？木の丈は1ｍ位ですが、葉が大きいのです。寒肥で糠と塩を入れています。木立ちの勢いがよく、葉の艶もきれいです。