2006-1223-yis053
さまざまに嘆く気持ちも揺れるのに
袖の涙はいつも同じね 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○題詞、「なげく事しげきころ」。このごろ、悲しいことがあれこれとあって、そのたびに思いもあれこれと揺れ動くのだけれど、衣を濡らすのは、そういう違いなどにはお構いなしの、同じ涙なのね。
¶お(押)しひたすらに=すべて、みな、おしなべて。「押し」は強意。
□和053:さまざまに おもふこころは あるものを
おしひたすらに ぬるるそでかな
□悠053:さまざまに なげくきもちも ゆれるのに
そでのなみだは いつもおなじね
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