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悠山人の新古今

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紫式部集052 時が来て

2006-06-05 00:30:00 | 紫式部集

2006-0605-yms052
時が来て一重に残る山吹は
薄黄に見えてとても薄くは   悠山人

○紫式部集、詠む。
○略注=ある高位の方に八重山吹を差し上げたところ、名残の一重山吹をいただいた。花は季節のものですから、たとえ残った一輪でも、愛でるもの。薄黄色だなとと、とんでもございませんわ。あなた様のお心の濃さをうれしく感じています。山吹の花と歌の、贈答の相手はだれか、意図は何か? 真っ先にわく疑問である。これについては、平王クの詳論を参照されたし。なお前歌との間に、写本者の書き込みがあって、欠歌の存在が推定されている。
 ¶をりから(折柄)=ちょうどそのとき。just at the time。現代語
 に同じ。
 ¶ひとへに=「一重に(一重咲きを)」「偏に(一所懸命に)」と懸
 ける。
 ¶うすき=「薄黄(色の花)」「薄き(心)」の掛詞。
□紫052:をりからを ひとへにめづる はなのいろは
      うすきをみつつ うすきともみず
□悠052:ときがきて ひとえにのこる やまぶきは
      うすきにみえて とてもうすくは
*now streaming : Artist=MYSLIVECEK|Track=Prag Chamber Orchestra-Symphony in C Major, F26*
 http://65.19.173.132:4086