多摩丘陵から四季便り

オリンパスのEM1に12-40mmF2.8を付けて撮っています。四季の折々の風景をお届けします。

History of Philippine

2008-01-08 11:13:25 | Weblog

昨日予約していた本が入荷したので、コンビニに本をとりに出かけました。早速”物語 フィリピンの歴史(盗まれた楽園と抵抗の500年)”という極めて真面目な本(笑)を読み始めました。やはり外国を訪問する際は、その国の歴史などを頭に入れておくと、旅も一味違ったものになります。

 

まだ読みはじめですが、ヨーロッパ列強(イギリス、スペイン、ポルトガル)が血眼になって植民地拡大に走った時代に、フィリピンはスペインの植民地になったようですが、まさにフィリピンの歴史は抵抗の歴史でもあったようです。スペインといえば、インカ帝国を滅ぼして、金を全て持ち去ったりした、まあいわば大泥棒(笑)の国です。その点イギリスも同じですが。大英博物館なんて、泥棒した品物の展示会館みたいなものですが(笑)

 

スペインはキリスト教の布教などと言っていたが、実は植民地経営の隠れ蓑に使っていたようです。今までフィリピンといえば、なんだか怪しい国としか認識を持っていませんでしたが、この本を読んで少しこの国に対する考え方が変わりました。この国の持つHospitality(もてなしの心)や笑顔の裏に隠されたものが、何かわからずにいましたが、長い植民地政策の中での生き抜く方法だったのかもしれません。そんなことを頭に入れて今回は旅行すれば、少しは違った旅行になるのかもしれませんね。

 

 

所で豊臣秀吉がフィリピンに攻め込もうとしていて、スペインは大いに恐れをなしたと書いてました。16世紀の頃には倭寇(日本の海賊)もフィリピンを脅かした様です。そういえばキリシタン大名で日本を追われた高山右近はフィリピンに逃れたが、旅の疲れか彼の地で程なく、命を失ったとか。いろいろ歴史の勉強にもなりますよ(笑)。60の手習いとはこの事です!