北の旅人

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光市母子殺害事件、死刑は当然!

2008-04-22 15:12:09 | Weblog

一、二審判決の無期懲役ではなく、死刑判決が出たが、当然のことだ。被害者である本村さんやご遺族の、この9年間の苦しみ、そして一生消えることのない悲しみを思うと言葉もない。

それにしても、被害者の立場から、日本の裁判の不備を鋭く突き、自らが立ち上がって、被害者にとって開かれた裁判の実現に心血を注いでいる本村さんに、心から敬意を表したい。

かねがね、
日本の裁判はおかしいと思っていたが、今回の裁判長は誠に「当たり前」の判決を下した。あるTV局の司会者が、「異例の判決」だと言っていたが、とんでもない。今までの判決がおかしかったのであって、実に「真っ当」なものだ。

この裁判では、少年に更生の余地があるという基本的な観点から、無期懲役の判決が出ていたものだが、少年が語ってきた今日までの裁判での記録によれば、一、二審で認めてきた供述を、突然に翻し、挙句の果てに「ドラえもん」や「復活の儀式」などという馬鹿げた言葉などを使って死刑逃れをしようとするなど、情状酌量の余地は全くない。21名という大弁護団というのも異常というほかはない。

この裁判に限らず、犯罪の計画性、殺意の有無、何人殺したのか、心神耗弱・心神喪失などということが必ず問題となるが、要は、正しい判断能力を失っているが故に犯罪を引き起こしているのである。責任能力が無かったから刑が軽くなるのでは、被害者側はたまったものではない。

ともかく、今回の判決を支持したい。何の罪もない人を平気で殺すという者に、弁解の余地などない。犯人は、その時点で自らの人権を放棄しているのであって、死をもって償うのは極々当然のことだ。