まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

「豊竹屋」

2014-06-03 03:54:28 | 日記
「豊竹屋」でした。そう、志ん輔師匠で聴いてみたかった演目です。このネタに関して言えば、志ん輔の右に出る演者はいないのではないでしょうか。というもの、先日、さん喬師匠で聴いたのです。でも、物足りなかった、というより、無性に志ん輔の「豊竹屋」が聴きたくなったんだ。

「さん喬ひとりきり」の時の演目は「かぼちゃ屋」「親子酒」「豊竹屋」「こわいろや(新作)」「柳田格之進」でした。この日は、旧友ムネゾーが付き合ってくれる、ってんで、私にしては珍しく、チケットを確保して、休み希望を出したんだ。で、ムネゾーは初落語でしたが、私の見立て通り、彼は落語の世界を理解して、楽しんでくれたみたい。「次は鈴本夏まつりだぞ」って言ったら、「是非」って。嬉しいよね。

そうそう、一昨日、職場の兄さんと飲んだのです。彼は笑いの本質を知っている人。彼自身がお笑いな人。そんな彼を私はいっつも寄席に誘うのですが、「寝ちゃうから」って。うん、わかる。落語を必要としていない人もいるから。つまり、音楽みたいなものだからね。

落語って、基本的には、ホールではその本当の良さが伝わらない、というのが私の持論。やっぱり肉声が届く距離で聴かないと。その点で池袋演芸場は、そもそも落語の時はマイクを使わないから良い。殺風景なのがたまにきずですが・・・。昨日は、三三さんの高座に圧倒されました。別に初めて聴いたわけではありませんが、良席で観て、ようやくその良さがわかりました。なるほど、人気があるわけです。今年から鈴本初席(三部)のトリを任されたりもしていて、きっと、師匠=小三治のお墨付き、ってことなのでしょう。

職場で、「月がとっても青いから♪」という曲、よく耳にするのです。ああ、この曲なのか、仲井戸麗市の「BLUE MOON」の元ネタになったのは。なんというか、この曲の歌詞に着目してしまう、チャボさんのその感性こそが素敵だと思います。で、近藤志げるさんに歌って欲しいなぁ~、と思っていたら、本当にこの曲のリクエストの声が!偶然というか、何というか・・・。

ほんと
「月がとっても青いから」菅原都々子

そうそう、伊藤夢葉さん(奇術)のトランプの話。なんだかもう、強い予感がありました。オレの所に来そうだな、と。座っていた場所が最前列ということもありましたけれども、結局私は典型的なカモなのです。そういうタイプ。

話は変わりますが、先日、輪島の朝市に行った時なんて、わざとサングラスをかけて歩いていました。人相を悪くさせた方が、声を掛けられないんじゃないかな、と思って。甘かった。「お兄さん!お兄さん!」って、呼び込みが凄かった(笑)お兄さんじゃねぇ、おっさんだよ!でもまぁ、実際、朝市に来るような人って、年配の方が多いわけだしねぇ。母に言わせると、「あんた、誰が見たってお人よしに見えるんだよ。サングラスをかけたくらいじゃダメだよ」って。

昨日の池袋演芸場の夜の部の出演者は、志ん八、菊生、志げる、はん治、馬楽、笑組、三三、志ん陽、雲助、夢葉、志ん輔でした。各氏持ち味を発揮していて、素晴らしい夜でした。
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