1956

グレン・グールドがこの盤を録音したのは1955年ですが、発売されたのは翌1956年で、当時の彼は24歳でした。
溯ること65年前の演奏なわけですが、今聴いても全く色あせていません。驚異的。
彼の演奏を技術的に真似たり、超えることが出来たとしても、この革新性というかスピリット、その息吹（鼻歌）は、未来永劫評価され続けることでしょう。
そうそう、今にして思えば、ジャズ界に対する殴り込みだった、とも言えませんでしょうか、ねぇ。

ちなみに、美空ひばりの「お祭りマンボ」が発売されたのは1952年です。
これまた金字塔のような作品（表現）だと僕は思っているわけですが、もしもこの頃にインターネットがあったならば、彼女は世界中を夢中にさせていたのではないか、な～んて夢想してしまいますなぁ。
というのも、1956年って、エルヴィス・プレスリーがメジャーデビューした年？でもあるので、その比較を考察してみたりなんかしていたんですよ。
グールド（1932年生）、プレスリー（1935年生）、ひばり（1937年生）。美空ひばり、畏るべし。