「小高へ 父 島尾敏雄への旅」著者=島尾伸三
なんとも奇妙な本でした。読書慣れしている私でさえ、そう思いました。初心者向けにあらず。そもそも、まぁ基本的には、島尾敏雄に馴染みのある人以外は、あんまし興味を示さない類の本なのでしょうけれども。
評価するとして、意見は真っ二つに割れそうですが、少なくとも渾身の作には違いない。けれども、これほど身勝手というか、露骨にお金のために書きました、という本も珍しい。むろん、ご本人の「FAKE」は疑いつつも。
私にとって、島尾敏雄は馴染みのある作家で、若い頃に読んでいたわけですが、愛読者という分類ではなく、そもそも「死の棘」でさえ読んでいません。まぁ、そんなことはどうでもいいですな、島尾敏雄のルーツは福島の相馬、小高にあったということ、その事実が興味深かったです。というもの、知らなかったので・・・。
この本の発行は2008年ですので、震災前です。ですから、私が望むのは、「続 小高へ」ということになります。しいたげられた地。沖縄であり、福島であり。伸三さんは、今、何をされているのでしょうか。
なんとも奇妙な本でした。読書慣れしている私でさえ、そう思いました。初心者向けにあらず。そもそも、まぁ基本的には、島尾敏雄に馴染みのある人以外は、あんまし興味を示さない類の本なのでしょうけれども。
評価するとして、意見は真っ二つに割れそうですが、少なくとも渾身の作には違いない。けれども、これほど身勝手というか、露骨にお金のために書きました、という本も珍しい。むろん、ご本人の「FAKE」は疑いつつも。
私にとって、島尾敏雄は馴染みのある作家で、若い頃に読んでいたわけですが、愛読者という分類ではなく、そもそも「死の棘」でさえ読んでいません。まぁ、そんなことはどうでもいいですな、島尾敏雄のルーツは福島の相馬、小高にあったということ、その事実が興味深かったです。というもの、知らなかったので・・・。
この本の発行は2008年ですので、震災前です。ですから、私が望むのは、「続 小高へ」ということになります。しいたげられた地。沖縄であり、福島であり。伸三さんは、今、何をされているのでしょうか。
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