まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

「高齢者ホーム 2015 (週刊朝日MOOK)」

2015-01-22 15:42:09 | 日記
この手の本は、老人ホームへの入居を考える方が読むものです。ですから、私のように就職を考える側が借りるというのは、筋違いなのです。けれども、この業界の現状を考える上において、参考になる本であることには違いありません。

なぜなら、「サービス付き高齢者向け住宅」、いわゆる「サ高住」というのは、登録後のわずか3年(私がこの業界にお世話になって以降です)で、15万戸を超えたのだそうです。よって、就職を考える側にとっても、無視できない流れになっているのです。

「サ高住」で提供が義務付けられているサービスは「安否確認」と「生活相談」だけです。このふたつだけなのです。つまり、それだけ汎用性が異常に高い老人ホーム、ということ。そうして、これからは、ゆるやかにこの流れが加速しつつ、格差が生じていくのでしょう。格差というのはつまり、介護保険の適用外の費用のことです。ここにビジネスチャンスがあるからこそ、「サ高住」が増えているわけです。

私は、出来れば、自分を貶めることがないような、中身の伴った介護の仕事をしたいのです。ですから、退職だってしたのです。でも、なかなか厳しいですね。そこまでの文化がない、そういう社会ではない、という現実があります。というのも、いい意味でも悪い意味でも、日本の村社会はまだ生きていると感じるからです。

この作文は、次の記事に続きます。
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