親分が好きだ！

僕の親分が好きだ。ギャンブラーの不動産屋さん。競馬好き。きっと、大昔に、立川競輪やウインズ立川でお会いしたことがあるはずだ、と、夢想しているところ。
あの頃、つまり、バブル期の不動産業というのは、強烈な活気があったからこそ、投機目的の商売、つまり、例えば地上げの類を経験しているはずで、だからこその、酸いも甘いも経験してきたはず。
「親分、散々悪いこと、してきたんでしょ」と、冗談めかして問うたことがあります。
親分はうなずきました。
その風貌ゆえに数多の女性を泣かせたのか、あるいは、その対象が地権者だったのか、わかりません。
わかりませんけれども、その佇まいも含めて僕の親分でしたし、危険を顧みずにリハビリに没頭する親分も大好きでした。
勘弁してよ、って、何度も思いましたけど、ね。
さらに、親分を通じて、アキちゃんとの会話が増えたり、ガッターとの思い出話などなど、いろんな景色風景を思い出したりなんかして、偲んでいます。
それにつけても、マエケン改め蘭丸は、素敵すぎました。皆で大笑いしました。
親分の笑顔も浮かびましたので、決して、不謹慎なことではありませんでした。
僕なんぞ、すれちゃってますので、すぐに捨てちゃいましたし・・・。
天国で、美味しいもの、召し上がって下さい。