■ダーティー・ウイング(第522話) 発表2005年1月
評価 ★★★
依頼人 ヘルン伯爵
ターゲット ドーピング鳩の優勝を阻止
報酬 不明
今回弾丸発射数 2/ 通算弾丸発射数 3,183
今回殺害人数 0/ 通算殺害人数 5,584
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 120
<ストーリー>
歴史ある伝書鳩レースにドーピング疑惑が。飛行中の鳩の中からドーピング鳩を見つけ出し、狙撃することが可能なのか・・・
<この一言>
急ぎの訳も知らずに、他人の懐に飛び込む気はない・・・
<解説>
バルセロナで開かれる世界最高峰の伝書鳩レース。ベルギー王室の資金援助を受けたヘルン伯爵と鳩舎主のホッパーは、伝統的な飼育方法で覇権をを狙う。
ホッパー家の元で修業を積んだクロードは、鳩にドーピングを施し打倒ホッパーを目論む。名門ホッパーを倒せば、世界中の鳩舎から”薬”の依頼が舞い込み、レース鳩界を牛耳ることができるのだ。
クロードの鳩にドーピングの疑惑があると睨んだヘルンはゴルゴに接触、クロードの鳩の優勝を阻止するよう依頼する。ゴルゴは限られた時間と視界の中、クロードの鳩の足につけられたレース参加の証である足輪を狙撃し、依頼内容を完遂する。
伝書鳩レースなるものが存在することを知らしめる作品。ゴルゴは時として動物愛護精神を発揮するが、本作でも鳩を傷つけることなく、依頼人の要望に応えている。しかし、本作は”たまたま”熱感知スコープをゴルゴが携行していたからミッションを遂行できたという内容であり、成功要因が偶然に依るという点において不満が残る。依頼人と仕事を請け負うか否か、きちんと交渉している点、ゴルゴの狙撃を至近距離で依頼人に見せつけている点でレアな作品ではあるが・・・
ズキューン
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賛美歌13番さんが長期不在のため、お留守番をしているマリヨ神父です(笑)
むか~し、少年チャンピオンに「レース鳩555(アラシ)」と云う漫画が有りまして、伝書鳩レースと云うのは、日本でも一部の人達には大変な関心事だと言う事を思い出しています。
一度、レース鳩が自分のうちに迷い込んだ人の話を聞いたことがあります。
なんとか、餌は食べられる状態だったので、調べて用意した餌を食べて、少し元気になった後で、足輪に連絡先が書いてあったので、その電話番号にかけて
「飛ぶのに疲れてしまったみたいで、餌を食べたりしたら元気になって、うちにいるんですけど」
と伝えたら、飼い主の方に
「ありがとうございます。それなら、そのまま放してください」
と言われたそうなんです。
その方は思わず「あなた、飼い主でしょう?鳩が飛べなくなっているのをなんとも思わないんですか?」
と話したら
「私もたくさん鳩を飼っていて放しているんで、レースで飛べない鳩はいらないんですよ」
と言われたそうです。やっぱりたくさん飼っているとレースに勝つことにウェイトが移ってしまうんですね。
この話を見たとき、そのことを思い出してしまいました。
私のレスで、不愉快な感じを与えたらすみません。そんな飼い主ばかりじゃないと思うんで。
それではまた(^0^)/
不定期更新、そして長期の未更新と申し訳ありません。忘れずにこちらのブログに来ていただいて、ありがとうございます。
更新頻度をあげて、最新刊の刊行待ちにまでもっていきたいと思っているのですが・・・ガンバリます!
>至近距離で依頼人に見せつけている
誰も(何も)殺傷するつもりが無かったので、実現したのでしょう…[E:sign02]ということは、モノに対する狙撃なら、見学させて貰えるということなのでしょうか?是非お願いしたい[E:sign03]
本日の一句「久々に、一句を詠めて、嬉しいな[E:note]」
>ヘルン伯爵、貴族らしい高慢さが鼻について依頼人失格スレスレ
よく消されなかったですね。むしろ消された方がすっきりする?(苦笑)
多分、本作では血を流したく無かったのでしょう。
ハハハ、評価が待ちきれずのコメントですよ!(ペロさんに勝ったぁ!)
相変わらずのゴルゴの分析眼、飛距離で鳩の筋肉の形状を推測するとは!
それにしても依頼人のヘルン伯爵、貴族らしい高慢さが鼻について依頼人失格スレスレですねぇ!!
鳩を狙わず足輪をスナイプしたのは、やはり無益な殺生を好まないと云う信条からでしょうか?