■未明の標的(第394話) 発表1995年12月
評価 ★★★
依頼人 ボビーの父親
ターゲット インド人 バイディア
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 2,129
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 4,268
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 105
<ストーリー>
ターゲットを乗せた飛行機がハイジャックされた。飛行機を着陸させ、機内に籠城したハイジャック犯に対してゴルゴは・・・
<この一言>
俺のスタイルは気にしないでくれ・・・用件に入ってもらおうか・・・
<解説>
北イングランドでボビーの首なし死体が発見された。ボビーの父親は、ボビー殺しの犯人がインドの有力一族出身の「バイディア」であることを知る。しかし、バイディアはインドに強制送還され減刑されることが明白であった。ボビーの父親は、ゴルゴに天誅を下して欲しいと依頼する。
インドの飛行場でバイディアの送還される飛行機を待ち構えるゴルゴであるが、飛行機の異変を感じ取る。バイディアの乗せられた飛行機はハイジャックされ、犯人が籠城していたのである。インドのウラ人脈に通じた老人を訪ね、盗聴のエキスパートの紹介を受けたゴルゴは、機内の状況を盗聴させのバイディアの座席位置を特定させる。
ハイジャック犯制圧のためNGS(インド国家保安隊)が乗り出すことになったが、ゴルゴはNGS隊員になりすまし機内に潜入。バイディアを確認すると、ハイジャック犯を狙う素振りを見せてバイディアを射止める。ハイジャック犯の顔面に弾丸をかすらせてバイディアを狙撃するあたり、芸が細かい。NGSがハイジャック犯一味を制圧するスキにゴルゴは姿をくらます・・・
リバプールで依頼を受けてからすぐにインドに飛び、ハイジャックという不測の事態にも対応した上で仕事を完遂するゴルゴがスゴイ。依頼を受けるときの服装とバンガロールで飛行機を待ち受ける時の服装が同じ(いずれもチェック柄のシャツを着用)ということは、本作は依頼からミッションコンプリートまで、ごくごく短時間でなされたことが分かる。突発事象に対しても俊敏かつ完璧な段取りを行うゴルゴの仕事ぶりを見習いたいものである・・・
ズキューン
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>不測の事態にも対応
えてして、完璧な計画を立てる人は、計画通り“こと”が進まないとアタフタするものです。流石はゴルゴン、私が認めた男だ!(偉そうでスイマセン)
ところで、ゴルゴンに訓練が足りないと宣った突入隊の隊長。後で事情を知ったとき、どんな顔をしたのか想像するだけでニンマリしたのは私だけではないのでは・・・
PS:話は変わりますが、テレ東のアニメ版ゴルゴ13で、ゴルゴンに声を当てているのは、館ひろしだったのですね!?エンディングのクレジットを見ていなかったので、今ごろになって気付きました(汗)
本日の一句「人間に、跳弾させる、こまやかさ」
>どんな顔をしたのか想像するだけでニンマリ
思わず頬が緩むシーンですね。
>館ひろし
私のゴルゴの声のイメージはもう少し低いです。パチスロ「ゴルゴ13 THE PROFESSIONAL」のゴルゴの声はイメージ通りの渋い声でした(声優の名前は分かりませんが)
おっ、このエピソードは大変珍しい石川フミヤス作画班と武本サブロー作画班との合作になっていますねぇ!!!
具体的には裏社会の情報に通じる老人の描写までは依頼人以外の描写は石川フミヤス作画班がメインで、それ以降は武本サブロー作画班がメインですね(笑)
おかげでエピソードの前半と後半では全く違った印象を受けます!
因みに武本サブロー作画班の特徴は描写が石川フミヤス作画班に比べてタッチが細い事があげられます!
>『装甲兵SDR2』のレスダブってますよ
ご指摘ありがとうございます。削除しました。
>しい石川フミヤス作画班と武本サブロー作画班との合作
いやはや、脚本分析鋭いですね。ストーリー展開、画のタッチの違いから仕事の分担まで分るとは・・・ますます”内部事情に詳しい者”との疑念が(笑)