ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第118巻-2遺作

2008-06-14 23:58:03 | 第116巻~第120巻

■遺作(第395話) 発表1995年10月

評価   ★★★

依頼人  エレーナ・シュトライヒャー

ターゲット シュトライヒャー撮影のフィルム

報酬    不明

今回弾丸発射数       3/ 通算弾丸発射数 2,132

今回殺害人数         2/ 通算殺害人数   4,270

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   105

<ストーリー>
ヒットラーの最期を撮影した女流カメラマン。彼女が最後の仕事として選んだ被写体は・・・

<この一言>
あんたが俺への依頼の前に笑顔を見せられる女だという事は分かった・・・だから、すぐに用件に入ってもらおうか・・・

<解説>
第二次世界大戦末期、ヒトラーの愛人となり記録映像を撮影した「エレーナ・シュトライヒャー」。ヒトラーの映像を守るために被弾し、義眼となった彼女はカメラを回すことなく隠匿していた。しかし、ゴルゴの存在を知った彼女は、ゴルゴの狙撃シーンを最後の仕事にすべく行動に出る。

エレーナはテレビ局にヒトラーの足跡と現在のナチスシンパを映像化する企画を持ち込み撮影を開始する。一方、元夫にヒトラー最期の映像を持ち込み、ナチスシンパの上映会が開催されるように画策する。同時にゴルゴに対して、上映会の最中にフィルムを狙撃しフィルムを抹殺するように依頼する。

全ての舞台を整えたエレーナは、自らの義眼にカメラを埋め込み、ハンディビデオカメラを携え、湖に浮かぶボートに身を隠しながらゴルゴの狙撃シーンを撮影する。狙撃の瞬間を撮影したエレーナであったが、レンズの反射光に気付いたゴルゴにより義眼を撃ち抜かれ、湖中にカメラもろとも沈む。

ゴルゴの狙撃シーンを撮影しようとして返り討ちにあうパターン。ナチスと因縁の深いゴルゴであるが、ヒトラーの元愛人と対峙する羽目になろうとは思いも寄らなかったに違いない。若き日の艶めかしい表情が印象的なエレーナだが、50年を経ても当時のプロポーションを維持しているのがコワイ。お付きのワンツも50年前と変わらず、エレーナに対し憧憬の念を抱いているがこちらは何とも痛々しい・・・。

ズキューン

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
賛美歌13番さんこんにちわ。 (ペロ)
2008-06-16 05:27:43
賛美歌13番さんこんにちわ。
>ゴルゴの狙撃シーンを最後の仕事にすべく・・・
本当に“最期”の仕事になりました。この手の人達は、自信家が多いですね。自分なら成功する、自分なら勝てる。自信もありすぎると単なる過信です
本日の一句「長生きの、秘訣は過信、捨てること」
返信する
ペロさん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2008-06-21 23:54:08
ペロさん、こんばんは。
ゴルゴの狙撃を撮影したフィルムも気になりますが、ヒトラーの最期を撮影したフィルムの焼失も気がかりです。
返信する

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