■F-1サーカス(第306話) 発表1991年4月
評価 ★★★
依頼人 澤田自動車 澤田社長
ターゲット フィリップス・サワダチーム「ベルナルド・レネ」のF-1マシン
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 1,709
今回殺害人数 0/ 通算殺害人数 3,858
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 94
<ストーリー>
1990年のF-1は澤田自動車がエンジンを提供する「フィリップス・サワダ」が席捲。しかし、F-1はヨーロッパの文化であるとして、サワダ・バッシングが巻き起こる・・・
<この一言>
ゆっくりだ・・・ケースからゆっくりと手を出してもらおう・・・
<解説>
1990年のF-1グランプリは、澤田自動車がエンジンを提供する「フィリップス・サワダ」が席捲、フィリップス・サワダのドライバー「ベルナルド・レネ」はドライバーズ・チャンピオンの座を狙っていた。
しかし、ヨーロッパの文化であるF-1で、日本製エンジンが活躍することを快く思わない勢力が台頭、「サワダ・バッシング」が巻き起こっていた。澤田自動車の社長は、これ以上フィリップス・サワダが勝ち続けるとヨーロッパでの澤田自動車の販売に影響が出ることを懸念し、鈴鹿サーキットでのレースでレネの乗るフィリップス・サワダ車をリタイアさせるよう、ゴルゴに接触する。
ゴルゴは時速300キロで走行するレネのマシンのホイールナットを狙撃、事故に見せかけてレネをリタイアさせる。
F-1を題材にした作品。作中の登場人物・組織名は下記の通り読み替えられる。
ベルナルド・レネ=アイルトン・セナ
フィリップス・サワダ=マクラーレン・ホンダ
澤田自動車=本田技研工業
澤田社長=本田宗一郎
ゴルゴは、F-1事情にも明るいらしく、「レネ」のドライバーズ・チャンピオン争いについてもしっかり把握している。
ズキューン
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また、今脚本を書いたなら、ネタは「アロンソとハミルトンですね」
久し振りの本日の一句“ゴルゴンは、F1乗っても、早いのか?”
>本田宗一郎は、澤田社長の様な“無様な事”はしないはずです。
そうですね!本田宗一郎はモータースポーツを愛していて、かつ、セナとも親交を図っていたようです。
>アロンソとハミルトン
確執が泥沼化してきましたね。ゴルゴに登場して欲しいような、静観してもらいたいような、ファンとしては複雑です。
>“ゴルゴンは、F1乗っても、早いのか?”
爆笑!ものすごく、速いんでしょうね(笑)
スキーのジャンプ競技は、F1と同様の日本バッシングによるルール改正でしたね。
F1やスキーとは別の観点で、柔道(JUDO)もルールというかポイントの考え方がヨーロッパよりに変わってきてますね。柔道着も、襟をつかみにくくするために、太く短くするのがヨーロッパ流とか。まあ、柔道は日本バッシングというよりは、日本柔道の弱体化と競技人口の減少という”地盤沈下”が問題なのですが・・・
F1はじめモータースポーツが大好きなため、過剰に期待して読んでしまったせいもあるかもしれませんが、読後に何も残りませんでした。
F1みたいな結果が厳然たる記録として残るモータースポーツでは、ゴルゴが絡んでも結末は変わらないのはわかります。
しかし、セナとホンダの名前をせっかく架空のものに置き換えたんだから、もっとパラレルな結末が見たかったのが本音です。
現実に繰り広げられたセナとプロストの確執の前ではあっさりすぎたかなぁと思うのです…。
セナプロをはじめ、マンセル、ベルガー、ピケ、中嶋…優等生的な今のF1ドライバーとは違うクセの強い「F1レーサー」達もゴルゴ13の登場人物には持ってこいだとも思いますし…。
生意気なこと書いてすみません…ひねくれたF1ファンの独り言だと思ってくださいませ。
なるほど~F1界の人物描写とドラマが欠けているのですね。F1はたまにテレビで見る程度なので明るくないのですが、コメントを拝読してパトリック三平さんの思いが分るような気がします。マシンの性能差だけで全てが決まってしまうわけではないのでF1は面白いのですよね。その観点からすると、本作は淡泊すぎるというのも頷けます。