■生と死を分かつ川(第525話) 発表2005年3月
評価 ★★
依頼人 パレスチナ秘密組織の老師
ターゲット パレスチナ秘密組織内のイスラエルへの内通者
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 3,191
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 5,595
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 120
<ストーリー>
イスラエルがパレスチナ秘密組織の幹部を次々と抹殺。民間人を巻き込むことなく、ミサイルで幹部のみを殺害するという手法に、裏切りの臭いを感じたパレスチナ秘密組織の指導者は・・・
<この一言>
標的確認!
<もう一言>
任務完了・・・
<解説>
パレスチナではテロを敢行する秘密組織の幹部が次々とイスラエル軍により抹殺されていた。その殺害手法は、市民の目の前で秘密組織の幹部のみがイスラエルのヘリコプターによりピンポイントで狙われるというものであった。
秘密組織を率いる『老師』は組織内に裏切り者がいると考え、一計を案じる。イスラエルに対し大がかりな作戦を敢行するとして幹部を招集、作戦の技術的指導者『Dr.アリ』を幹部連中に紹介する。Dr.アリの指導の下、ヨルダン川の”水”を制することで、イスラエルに壊滅的な打撃を与えるのが作戦の趣旨という。
重大な作戦が展開されることをつかんだ老師の弟子『ザビル』は、Dr.アリの抹殺をイスラエルと共謀する。イスラエルのヘリが到着するや、ザビルはアリにレーザーを照射し標的の存在をヘリに告げる。しかし、事の次第を見極めていたゴルゴは、ザビルが組織内の裏切り者であることを確信し、ザビルを始末する。イスラエルは、パレスチナ秘密組織に深く潜入させたスパイである『ザビル』を失うこととなり、パレスチナのテロ組織に対するオペレーションの後退を余儀なくされるのであった。
イスラエルとパレスチナの対立を描く作品。イスラエルがピンポイント狙撃ミサイルを用いていることを記さんがために描かれた作品であることが明白で、ストーリー的には全く面白みに欠ける上、突っ込みどころ満載である。何よりザビルが野球帽をかぶっているが、中東で野球帽をかぶるなんてことはあるのだろうか?目立ち過ぎないか?しかも、赤外線ゴーグルを装着しているが、これまた目立ってしまう。ゴルゴも赤外線ゴーグルを装着しているが、大丈夫か?・・・と思ったら、やはりイスラエル側にゴルゴのコスプレ写真をとられていた。モサドの情報収集力を称えるよりも、ゴルゴの失態を嘆くべきであろう。残尿感を感じるようなすっきりしない作品である・・・
ズキューン
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>ゴルゴの目だけは、さいとう先生が書いてるそうです
そうらしいですね。さいとう先生のこだわりがあるのでしょう。画竜点睛さながらですね。
キャラ全体の顔つきは変わっても、ゴルゴの目だけは、さいとう先生が書いてるそうです。
(スタッフによれば、“あの目”は、さいとう先生にしか書けないとの事)
>武本サブロー氏、数年前にお亡くなりになったとの事!!
あのタッチの新作は読めないのですか・・・ご冥福をお祈りします。
>ごく普通の“スパイ炙り出し&消去”作戦に、ゴルゴンが参加したという話ですね
ほんと、それ以上でもそれ以下でもない話です。見所は、コスプレだけか・・・(苦笑)
重大発表です!
武本サブロー氏、数年前にお亡くなりになったとの事!!
本エピソード以降、別冊ビックでは武本サブロー作画班のエピソードは単行本約10冊分も収録されていません。
と云う事は、本作が遺作となってしまったのでしょうか!?
何と言うか…ごく普通の“スパイ炙り出し&消去”作戦に、ゴルゴンが参加したという話ですね。
>コスプレ写真
本人は真面目に変装しているのでしょうが、見方によっては、まさに“コスプレ”ですね(笑)
本日の一句「変装の、才能だけは、無いゴルゴ」
ゴルゴの”顔”まではタッチの違いが見分けられませんorz言われてみれば・・・という程度の審美眼。でも、その他登場人物の違いは分ります。細いタッチから、登場人物が神経質そう&短気そうという印象を受けます。
本エピソード、実は画期的な事があります!!(笑)
今まで、武本サブロー作画班はゴルゴの顔描きは基本的に行わなかったのですが、本作ではグーフィーヤ(アラブ風頭巾)に付け髭と言う面相ながらシッカリと武本サブロー作画班の手によってゴルゴの顔が描かれていますねぇ~!
石川フミヤス班とさいとうたかを氏、熱海にでも慰安旅行に行ってたのでしょうか?(笑)
よく見ると、いつものゴルゴに比べてタッチが細く、柔らかい印象を受けますよ(笑)