■二十年目の毒(第272話) 発表1987年8月
評価 ★★★
依頼人 ベトナム政府高
ターゲット ウエスト・パーカー(本名ウィリアム・ブーン)/”ソンミ村事件”を撮影したフィルムの焼却
報酬 不明
今回弾丸発射数 2/ 通算弾丸発射数 1,540
今回殺害人数 2/ 通算殺害人数 3,677
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 90
<ストーリー>
1965年の海兵隊によるベトナム”ソンミ村”虐殺事件のカギを握る「ウエスト・パーカー」。彼はソンミ村事件のフィルムを何処に隠したのか・・・
<この一言>
あんたの奥さんに・・・花でもあげてくれ・・・
<解説>
ベトナム戦争中の1965年、”ソンミ村”の住民700名が海兵隊に虐殺された。銃器による虐殺とされたが、実際は化学兵器実験のために住民が犠牲になったのであった。この事実を記したマイクロ・フィルムを持ちオーストラリアに逃れた「ウエスト・パーカー」は、アメリカ陸軍情報部に捕らえられる。アメリカは脱走兵としてパーカーの身柄を確保するも、パーカーは肝心のフィルムの所在を明らかにしない。
一方、ソンミ村事件で家族を失ったベトナム政府高官は、忌まわしい事件の記録を抹消するために、パーカーの殺害とマイクロ・フィルムの焼却をゴルゴに依頼する。ゴルゴはパーカーを通常よりも破壊力のある銃弾で狙撃し、頭部を粉々に砕く。パーカーは手術によりマイクロフィルムを頭部に埋め込んでいたのであった。
パーカーの頭部にマイクロフィルムを埋め込む手術をした医者から話を聞いたゴルゴは、謝礼として現金を渡す。老医者がこれを拒むと、「あんたの奥さんに・・・花でもあげてくれ・・・」と渋いセリフで現金を受けとらせるゴルゴがニクい。なんの変哲もないストーリーだが、ラストのこのセリフが物語に”花”を添えている・・・
ズキューン
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>“焼却”ではなく“狙撃”
おっしゃるとおり!(あ、冗談です、Mr.東郷・・・)
ところで「奥さんに花でもあげてくれ」の“花”と「セリフが花を添えている」の“花”をかけているんですね。うまい!さすが賛美歌13番さん