■レディ・ビッチ(第96話) 発表1975年7月
評価 ★★★
依頼人 リンダ(アレクシス・C・アダムズ)
ターゲット マーティー・オブライエン
報酬 不明
今回弾丸発射数 3/ 通算弾丸発射数 688
今回殺害人数 3/ 通算殺害人数 598
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 55
<ストーリー>
ニューヨーク・ギャングのボス「マーティー」の情婦「リンダ」は、マーティーから逃れるためゴルゴに殺害を依頼する・・・
<この一言>
0.17秒・・・互角か・・・
<解説>
ニューヨークのギャンブル元締め「マーティー」の情婦「リンダ」。彼女は娼婦から「ボスの女」に這い上がったが、マーティーから逃れ上流社会で真の「レディ」に成り上がるべく、マーティーの殺害をゴルゴに依頼する。マーティーには用心棒のビリイがはりついているが、ゴルゴはビリイを観察、ビリイの銃を抜く早さはゴルゴと同等の0.17秒であることを見抜く。
マーティー殺害後、ビリイと対峙するゴルゴ。ビリイがリンダの手を引いているスキをついて、ビリイを仕留める。ようやくマーティーから解放されたリンダであるが、ゴルゴとのまぐわいを2度も妄想してしまう自分に取り乱し、ゴルゴに銃をむけたためゴルゴに殺されてしまう。
本作のポイントは2点。ひとつはリンダのキャラクターだ。余りにも性欲が強すぎてゴルゴとのまぐわいを妄想し自滅。最期のセリフで「めす(ビッチ)犬の血なんか、みんな出ちまえ・・・」と、ビッチ振りを自覚しているのが哀しい。フェロモンを振りまいているゴルゴが罪作りなのかも知れないが・・・。というわけで、まぐわいシーンは描かれているものの、実際にはゴルゴはことにおよんでいないので、まぐわい数にはカウントされていない。
もう一つは用心棒「ビリイ」のキャラ。マーティーの死後も忠実で「おれはボスの器じゃねえ・・・スジを通しすぎるんでな・・・」と男気を魅せる。銃を抜く早さもゴルゴと同等なのだが、あっけない最期が惜しい。なお、ゴルゴ自身の拳銃を抜く早さは 第18巻-1『動作・24分の4』 で0.17秒と判明している。
ズキューン
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ビリイは確かにあのあっけない最期はいただけません。もっと活躍できたはずなのに・・・。
この作品では強敵をゴルゴがあっさり倒す拍子抜けが何度も繰り返されているのが気になるのでその辺を何とかしてほしいと思ってます。
ところでゴルゴもビリイもどうやってあの銃を早く抜くスピードを身につけたのか気になります。
リンダが性欲に翻弄された女性であるとはいえ、「マーティは下品で私の想像する男とはかけ離れた存在だ。」という台詞にそれはそっちも同じなのでは?と思ってしまいました。
ゴルゴがサイレンサー付き拳銃の銃口を雑誌にで押さえて撃ってますがなんか不自然です。
>サイレンサー付き拳銃の銃口を雑誌にで押さえて撃ってますがなんか不自然です
同感です。こじつけで、このシーンの意味を考えてみました。
→アメリカでは銃(GUN)は男性の象徴に例えられるので、色情狂のリンダが銃を見て変な気を起こさないよう、ゴルゴは銃を雑誌で隠した。
内容は、100m先の釘の頭を撃つというものでした。
100m先の釘の頭ってすごいですね。素人なら5m先でも狙えるかどうかというレベルですよね~