■三匹の女豹(第123話) 発表1977年4月
評価 ★★★
依頼人 不明
ターゲット パブロス・エレシウス元帥
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 869
今回殺害人数 3/ 通算殺害人数 774
今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数 64
<ストーリー>
ギリシアに現れたゴルゴ。女殺し屋3人がゴルゴ殺害を企てる・・・
<この一言>
仕事にうつる時は・・・人間を”殺す”・・・なんて、考えないことだ・・・”事”を処理する、と考えるだけでいい・・・
<もう一言>
おれは、いま、血の臭いのする女を抱こうという気には、ならないので、な・・・
<解説>
ギリシアの秘密結社「アスピダ党」の女殺し屋「メリナ・ベアトリス・イザベラ」の三人は、ゴルゴを見るや同業者と見抜き、殺害を企てる。「メリナ」は女を武器にゴルゴに近づくが、口に含んだ毒ガスを見破られ、「イザベラ」はベッドを共にするが殺害直前に気配を悟られ、「ベアトリス」は事故を装い不意を突くが軽くいなされる。
漫画「キャッツ・アイ」を彷彿させるような三匹の女豹。キャッツ・アイの原点は本作か?お色気シーン満載の小作品。色仕掛けに動じないゴルゴの強さを見習いたいものだ・・・
ズキューン
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久しぶりに読み返しましたが、この作品って凄いですね。次々と色仕掛けで迫ったあげく、最後はメリナが自殺するってのが、ぶっ飛んでますね。そういえば、キャッツ・アイの最後ってどうなったんでしょう?
>瞳がビールスに冒されて記憶喪失になってしまって、キャッツ・アイだった過去を忘れてしまい、刑事だった恋人・俊夫ともう一度恋をする…ってラストだった
へぇー~、そうなんですか~。久々に読んでみますね。大人買いしよっと。
先日、船戸与一「国家と犯罪」、豊浦志朗(船戸与一の別名)「硬派と宿命」を読んで、彼の思考の一端をかいま見た気がします
さて本エピソードは外浦吾郎が、唯一男性の絡まない女性キャラを立てて感情移入させようとして、失敗した作品です!
彼自身、男性キャラに比べ女性キャラがワンパターンなのを苦慮して熟考したうえでの脚本なのでしょうが、一度に三人もの女性キャラを立てるのには無理があります!(笑)
結果として三人ともキャラの書き込みが不充分になり、どのキャラも中途半端なハニートラップの得意な一流半の女殺し屋から抜け出せませんでした。
序盤の殺しが鮮やかな分、超一流のゴルゴの前では格の違いを見せられるはめになってしまいました!
パトリック三平さんの云う「設定はいいのだが作品に生かしきれてない」状態です!(笑)
更に熟考して、ハニートラップの得意な『キャサワリー』や『サンタ・アナ』に出てくるような女殺し屋のキャラを立てる事が出来れば、この作品も違ったものになったでしょう!この作品の失敗により、以後の作品では二度と女性キャラを立てな
>豊浦志朗
船戸与一に更に別名があるとは!
>「国家と犯罪」、「硬派と宿命」
いずれも興味深いタイトルですね。これまた読みたいリストが加わりました。
彼はタイトルのつけかたが巧い。特に漢字の使い方が。『氷結海峡』とか(笑)