極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ヴィヴァルディとポリート

2017年12月21日 | 時事書評

   

        離婁(りろう)篇    /    孟子      

                                 

      ※  君子はわが子を教えない:公孫丑が孟子にたずねた。「君子は自分では
     自分の子を教育しない。これはなぜでしょうか」「自然にそうなるのだ。
     教育するほうでは、子供を正しい人間にしたいと思って努力する。とこ
     ろが相手が勉強に熱心でないと、つい復を立てる。腹を立てれば、かえ
     って子供を傷つける。子供のほうもまた『おとうさんはぼくに正しくな
     れといいながら、自分だってまだ正しいことができないしゃないか』と
     思う。これでは父と子が傷つけあうことになる。傷つけあっては良い結
     果は生まれない。むかしは自分の子供を人の子供と交換して教えあった
     ものだ。親子の問でたがいに善を強いるのはよくない。善を強いれば仲
     違いするからだ。親子の仲違いほど不幸なことはない」

     【解説】教育に、特別な感情や利害関係がからひとかならず失敗する。

 

 【樹木トレッキング 13:トウヒ】 

トウヒ(唐檜、学名:Picea jezoensis var. hondoensis)は、マツ科トウヒ属の常緑針葉樹。エゾマツ
の1変種で、北海道および北東アジアに広く分布する。本州の紀伊半島大台ヶ原から中部山岳地帯
を経て福島県の吾妻山までの、海抜1,500-2,500 m にかけての亜高山帯に分布する。本州中部の山
地を生産地とし,紀伊半島大峯山系にもある。エゾマツと同様にまっすぐな樹幹をもつ高木である。
尾瀬付近のものはトウヒと同様であるが,樹皮がエゾマツのようにあらく深くさけるので,オゼト
ウヒの新名を与えてもいる。材は各種の建築材,漆器木地,器具材,船舶材,包装箱,パルプなど
のほか,目がとおっていて,美しいのでヒノキの代用材としてエゾマツとともに賞用される。最終
氷期か、それ以前の氷期に本土まで南下して本州の広い範囲に分布を広げたエゾマツが、氷期の終
わりとともに本州中部の山岳地に取り残された群落の子孫である。当然、最終氷期には両者の中間
点である東北地方にも広く分布していたが、現在は吾妻山より北の東北には分布しない。これは、
トウヒがあまり大量の積雪には弱く、この地域の山岳が世界有数の多雪地域であるためと考えられ
る(最終氷期の日本は、現在より寒冷だが降雪量も少なかったと推定されている)。

 

本州のトウヒ属の中ではもっとも分布域が広く、数も多いが、それでも亜高山帯林の中ではモミ属
と比べる
とかなり少数派である。ただし、倒木を苗床にして稚樹が育つ倒木更新によって生育する
場合が多いため、
1カ所に数本がかたまって自生している場合が多い。大台ヶ原では、日本では珍し
いトウヒの純林があるが、
鹿の食害のため危機に瀕している。

  
Bollito Misto in stile giapponese

【落合務さんの「和風ボリート」】

ボリート・ミストとはイタリア北部料理のことで、いろんなものを合わせ茹でたもの。肉。ボリー
ト・ミストはピエモンテ州の郷土料理で、ピエモンテ州では、肉の部位をいろいろお鍋に入れてぐ
つぐつと煮込む。日本では「イタリアのおでん」ともして紹介されているが、私が思うに、ボリー
ト・ミストは「イタリアの肉のおでん」、また、これにはサルサ・ヴェルデというイタリアンパセ
リソースをがかかせないという。12月19日、「あさイチ」のテレビ録画――夢の3シェフ競演 
オレのおでん――を再生すると落合務イタリアンシェフの「和風ボリート」にに注目する(上/右
下写真:他のシェフの料理が気に入らないというわけではない)。機会があれば、宅食一人鍋のア
レンジにチャレンジすることに。 

  ● 今夜の一曲

ヴィバルディといえば四季――「四季」(イタリア語:Le quattro stagioni、英語表記はThe Four Sea-
sons
)は イタリアの作曲家・アントニオ・ヴィヴァルディによって作曲された、12楽章から成る
ヴァイオリン協奏曲集。その四季といえば、冬――協奏曲第4番ヘ短調RV.297「冬」(L'Inverno)、
第1楽章 アレグロ・ノン・モルト寒さの中で身震いしている。足の冷たさを振り解くために歩き
回る。辛さから歯が鳴る。ソロヴァイオリンの重音で歯のガチガチを表現している。第2楽章 ラ
ルゴ外は大雨が降っている、中で暖炉で満足そうに休息。ゆっくりしたテンポで平和な時間が流れ
る。第3楽章 アレグロ私たちはゆっくりと用心深く、つまづいて倒れないようにして氷の上を歩
く。ソロヴァイオリンは弓を長く使ってこの旋律を弾き、ゆっくりと静かな旋律に続く。しかし突
然、滑って氷に叩きつけられた。氷が裂けて割れ、頑丈なドアから出ると外はシロッコと北風がビ
ュービューと吹いていく。そんな冬であるが、もうすぐ楽しい春がやってくる叙景詩楽構成となっ
ている。この曲をBGMとして流して、モルトウィスキーではなくウイスキー焼酎?のトリスの自家
製レモンをホット・ウィスキーと「和風ポニート」に加えこれを頂く冬至の夜も乙なもの、いや格
別なものれはないか。ところで、この協奏曲第4番ヘ短調の基調旋律はきわめてシンプル、そこに
演奏者のアレンジメントで自由に追うよう展開できる楽曲である。恐るべしヴィバルディ、そうだ
ったのかヴィバルディ、である。

 

 【世界で一番美味いひとり宅めし Ⅴ】



● 5分で完成 激ウマ釜玉うどん 絶品オールラウンダー

①冷凍うどん1王を電子レンジ(500ワット)で4分10秒ほど加熱する。その間に丼に生姜チ
ューブ小さじ1、卵1個を入れてかき混せる。②この丼にうどんを加え、30秒放置する。③丼に
めんつゆおおさじ2をかけ混ぜ、鰹節3つまみと白ごま小さじ1をかける(合計:58円)。

● うどんチーノ 食感はうどん、味はペペロンチーノ

①冷凍うどん1王を電子レンジ〔500ワット)で4分10秒加畝し、その間ににんにく2かけをスライス
する。②熱する前のフライパンにスライスしたにんにくとオリープオイル大さじ2を入れ中火で焦げ目がか
つくまで1分30秒ほど炒める。③弱火にして、うどん①のうどん、塩こしょう1~2ふりかけ、フライパ
ン加えてあえる(合計:120円)

S君への追伸:寒さが厳しくなった、手軽で絶品のひとりメシレシピを連載しておく。君にパワーを!

● 今夜の寸評:ビットコインって信用できるの?

車を運転しながら突然彼女が、ビットコインって信用できるのと聞くので、自己責任で運営する決済手段な
んだよと返事をすると、リスクはあるの?とだめ押しするので、政府担保する通貨と同じ共同幻想をともな
うよ、為替管理に必要な膨大な?電気料金や管理費、例えば1兆円の取引の2%だとすれば200億円を捻
出しなければボランティア活動と同じ、度を超えると背信(詐欺/横領)になるね。それにしてもスマホを
翳すだけで即時決済できるから便利だが、それもサーバー攻撃に曝されるリスクもあるねと答える。こんな
こと言っても理解できているのかなと不安が涌く。といっても、政治家や上級国家公務員にも2つのタイプ
―暗記力抜群タイプと暗記力+応用力を備えたクリエイティブタイプがいて、後者は皆無に等しい(千人に
一人ぐらい?)から先を見通せるひとはすくないだろうとしゃべりながらそう想った。

 Mar. 5, 2014
ビットコイン 海外業者にもサイバー攻撃

 

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