【スターウォーズデザイン:エピソードⅠ】
すべてはデザインで決まる。
オビ=ワン・ケノービのコンセプト・デザイン
デザインを始めた当初、ルーカスはジェダイのデザインに「ウィロー」に登場するマッド
マーティガンを彷彿とさせるような、いかつい戦士の外観を持たせることを要望していた。
だが、ふたつ目のスケッチまでに、ルーカスはそれを多少和らげようと考え、アメリカ先
住民が着ているような大きなクロークと大きなピース・パイプ(アメリカ先住民が和解の
印に使う細長い儀式用具)を取り入れることにした。
クワイ=ゴンが登場人物のひとりとして設定された時点では、ルーカスはふたりのジェダ
イのうち若いほうをクワイ=ゴンにするというアイディアを持っていたため、より年をと
ったオビ=ワンがマッケイグによってデザインされた。
シス卿のコンセプト・デザイン
ルーカスがダース・モールのキャラクターを決定する以前、彼はイアン・マッケイグにシス
卿のコンセプトについてアイディアを練るよう言った。まずマッケイグは、シスに有機的
な外観のクロークと、十字軍からヒントを得た変わった形のヘルメットを与えた。彼はま
た、女性のバージョンも考案した。それはルーカスが、今まで見た中でいちばんひどい悪
夢を描いてみるようマッケイグに言った結果だった。最初の「シスの魔女」案ではあまり
にも恐ろしいため、ルーカスは、マッケイグに少し柔らげるよう頼み、その結果、「2番
目にひどい悪夢」ができあがった。その一方、ダース・シディアスはかなりシンプルだった。
マッケイグは『ジェダイの復讐』の銀河皇帝を取り出して若くしたのだ。それから、黒い
ローブの代わりに白いローブを着せるという、ちょっとしたひねりを加えた。
同時期、イアン・マッケイグは「邪悪な元老院議員」をデザインしていた。そして、顔にタ
トゥーや傷を入れる実験を始め、それがダース・モールの創造へとつながっていった。
インフィルトレーター・スペースシップのコンセプト・デザイン&モデル
最初のシス・インフィルトレーターは、ナブーの戦闘機用にダグ・チャンが考案した全翼機
のバリエーションの―種だったが、チャンはすぐに旧3部作に登場するタイ・インターセプ
ターを改造するという実験に取りかかり、それとハング・グライダーを組み合わせたりもし
た。ルーカスはそのアイディアを気に入ったが、ジェダイの復讐に登場するシャトル(タ
イディリアム〉の要素を加えて修正するよう言い、それが最終デザインとなる。チャンは、
インフィルトレーターの着地時、翼が折りたたまれる仕組みを考えた。パイロットは後部
ハッチを通じて球状コクピットに出入りするのである。
ネオコンバーテック事業とオールソーラーシステム事業の交差する新規事業をポスト・メ
ガソーラー製造事業と定義し、この具体化に手をつけたのが今日。遅すぎるとといえば遅
すぎるのかもしれないが、まぁ~こんなものだろう。手始めとして「特集|ポストメガソ
ーラー群要素技術」をテーマ設定し最新特許情報を検索し二件取り上げた。1つは、短波
長波長サイドの光子エネルギーを変換する方法(「特開2013-157560 波長変換部材および
その製造方法」)、2つめは、マトリクス中に、半導体または金属元素で構成された量子
ドットと、中空状の中空量子ドットとを配置し、中空量子ドットの散乱機能により入射光
や量子ドットからの出射光の光利用効率を改善し、入射光の利用効率が高い、発光特性が
優れた量子ドット構造体の製法(「特開2013-149729 量子ドット構造体、波長変換素子お
よび光電変換装置」)の新規考案だが、この二つに共通する肝は、光子を効率よく取り込
む方法にあり、その群要素技術を整頓し整理して残った技術の「ナノインプリント技術」
が、ネオコンバーテック事業のコア技術ということになる。いろいろあるが簡単に言うと
そういうことになる。
光の反射防止と光取り出しのためにモスアイ構造を利用する(バイオミミックリ)。そこ
で生体模倣技術にて生み出されたモスアイ構造は、数百ナノの凹凸構造を持ち、可視光域
の反射を大幅に低減。その反射防止機能・高コントラスト性・透明性から、ディスプレイ
やデジタルサイネージ用途向けに、表面反射や映り込みを抑制する構造として、注目を集
めている。いや、革命的な量子ドット太陽電池の製法のコア技術となる。こちらの方が人
類史への影響は桁違いに大きい。その技法の1つとしてのナノインプリントは、モスアイ
構造の様な微細な凹凸のある「金型」を樹脂などに熱プレスやUVを照射して型の形状を
転写する微細加工技術→微塵加工技術なのだ。変換効率30%以上=ポスト・メガソーラ
ー時代を切り拓く事業実現の夢を担っている。
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