アホちゃいまんねんパーでんねん!! / 明石屋さんま
※ 「アホ」「バカ」「パー」という言葉は西日本と東日本では意味合いが異なる。
【中国の思想: 墨子Ⅴ】
公輸――墨子と戦争技術者※
尚賢――人の能力を正当に評価せよ
兼愛――ひとを差別するな※
非攻――非戦論※
節葬――葬儀を簡略にせよ
非楽――音楽の害悪
非命――宿命論に反対する
非儒――儒家批判
親士――人材尊重
所染――何に染まるか
七患――君子の誤り七つ
耕柱――弟子たちとの対話
貴義――義を貴しとなす
公孟――儒者との対話
魯問――迷妄を解く
※ シリーズとして掲載(途中も含め)した「編章節」はピンク色にしている。
尚、段行末尾の※は、以前取り上げたことがあるもので、改めて記載するもの。
天の前にすべての人間は平等である。貴族も庶民もない。身分差を認めないことは、宿命を認めな
いことにつながる。墨子は、宿命論の上にアゲラをかく君主を痛罵し、"運が悪い"とあきらめる民衆
を叱陀する。
● 天下を乱す邪説
宿命論が、悪人のたどる道であるということは、どうしてわかるか。
むかし、まだ野蛮であった頃、人民は、意地が汚なく、なまけてばかりいたために、衣食に不自由
し、飢えと寒さに苦しんだ。そのくせかれらは、「なまけてばかりいて、まじめに働かなかったから
だ」とは思わず、「貧乏するように運命づけられているのだ」と思いこんでいた。
また、むかしの暴君は、欲望や邪念をおさえることができず、親を大切にせず、国を滅ぼす結果と
なった。それでもかれらは、「なまけてばかりいて政務を怠ったからだ」とは思わず、「滅びるよう
に運命づけられているのだ」と思いこんでいた。
「忠虺の誥」(ちゅうきのこう)には、こう書かれている。
「夏王は天命といつわって、暴政を布いたため、天帝は怒って、民衆の支持を失わせた」
これは、湯王が、桀王の宿命論を非難した言葉である。
また「太誓」(『書経』の編名)には、こう述べられている。
「紂王は、天帝・鬼神をまつらず、祖先の霊を汚し、『わたしの運命はとっくに決まっている。いま
さら努力してもはじまらない』とうそぶいた。そこで天帝も紂王を見限り、助けようとはしなかった」
これは武王が、紂王の宿命論を非難した言葉である。
もし、宿命論の立場を採用すれば、君主は政治をかえりみようとせず、人民は働こうとしなくなる。
そうなれば、社会秩序は乱れ、物資は乏しくなる。酒や穀物を供えて天帝・鬼神をまつることも、天
下の賢人を自国にひきとめることも、諸侯の使者をもてなすことも、国内の貧民を救済することもで
きなくなる。宿命論は、上は天帝・鬼神から、下は人民に至るまで、だれにも利益をもたらさない。
それでも宿命論にしがみつくなら、ろくな結果にならないだろう。これは悪人のたどる道である。
もし為政者が、心から富を望んで貧困をにくみ、秩序を求めて混乱をにくむならば、宿命論者の主
張を排除しなければならない。かれらは天下の大害なのだ。
〈忠虺の誥〉 殷の湯王が左相の仲虺に命じて作らせた誥文(諸侯に対する布告文)である。いま
の『書経』に伝えられているのは偽書といわれるが、この引用と同じ内容がある。
【ざくざくと欠陥住宅】
旭化成は11月13日、子会社の旭化成建材が過去10年以内に杭工事を手掛けた物件3040件の調
査結果を発表。同日までに確認できた2376件のうち、266件でデータ改ざんがあったことを明らか
にし、また、旭化成建材のプレボーリング拡大根固め杭工法「ダイナウィング工法」が土丹層では大臣認
定を取得していないことを認めながら、土丹層を支持層とする横浜市内の分譲マンション「パークシティ
LaLa横浜」(以下、LaLa横浜)での採用が適切だったかは明言を避けた。旭化成建材事業本部商品開発部
の前嶋匡部長は、「杭工法は元請けの三井住友建設が選んだので、我々が説明する立場にない」と答える
にとどめた。また、土丹層を支持層とする敷地の建物で、同工法を採用した事例は1件しかない特殊例で
あることを認めている。
11日の記者会見で三井住友建設建築本部の相良毅副本部長が、LaLa横浜でダイナウィング工法を採用し
た理由を、「土丹層が支持層の地盤では大臣認定は取得していないので、国土交通省の告示にのっとって
載荷試験も実施。その結果などを受けて採用を決めた。他の工法とも比較・検討し、メリットとデメリット
を鑑みた結果だ」と説明している。さらに、13日の旭化成の発表では、調査が完了したのは2376件
で改ざんが最も多かったのは工場・倉庫の66件。特に確認を急いだ医療・福祉施設は、全330件のう
ち、35件のデータが改ざんがあったが、杭未達で傾斜したとされているLaLa横浜以外では、沈下などの
不具合は見つかっていない。ヒアリングをした杭工事の担当者50人以上がデータ改ざんに関与。支持層
の位置を示す電流データの流用などが常態化していたという(ケンプラッツ 2015.11.17)。
また、旭化成建材が杭打ち工事のデータ改ざん発覚したが、ほかの杭打ち業者(ジャパンパイル株式会社
など)でもデータの流用が行われていたことが日本テレビの取材で明らとなった。それによると、過去5
年余りに請け負った杭工事を調べた結果、少なくとも18件でデータの流用が見つかった。18件のうち
16件は、施工時にプリンターの不具合などが生じたため、杭のデータが取得できず、故意に他の杭のデ
ータを流用した(日本テレビ 2015.11.13)。
さらに、17日注文住宅事業を手掛ける県民共済住宅(さいたま市)が、東京、埼玉、千葉、茨城、栃木
の1都4県で建築した木造2階建て住宅12棟で建築基準法の求める壁量が不足していることが分かった。
発覚したきっかけは今年10月18日、過去に建てた住宅の住民から「昨今のマンション問題があるので、
自分の家は大丈夫か調べてほしい」と頼まれたことだ。2000年に契約した住宅の住民。同社が設計図書な
どを確認。1階のX方向とY方向、2階のX方向とY方向についての設計上必要な壁量(必要壁量)を計
算し直し、実際に設置している壁量(存在壁量)がそれを満たしているかをチェックしたところ、壁倍率
の筋かい換算で1本不足している箇所を見つけた。これまで建築した全棟の約1割に該当する2823棟
を抜き出し、同じように検証した。その結果、壁倍率2の筋かい換算で1~6本不足している箇所のある
住宅を、さらに11棟発見した(今月5日時点)。存在壁量が必要壁量の6割未満の住宅もあった(日経
ホームビルダー 2015.11.17)。
ダムやトトンネル以外の建築土木や設備導入廃棄工事現場を監督や見学などで結構みてきたので、手抜き
などの手口はほぼ想像できるが、耐震構造への変更工事や基礎工事などは経験がないのでわからないし、
工事図面や試験データなどのドキュメントと工事現場写真での確認でしか実態把握できない。もしくは、
頻繁に工事現場に足を運び注意深く観察するしか手がない。それこそ、墨子の説く「宿命論」を乗り越え
る道は厳しそうだ。
※ 杭基礎工法とは、堅固な地盤まで杭を打ち込み、地震による倒壊を防ぐ強固な構造躯体を実現する工
法。<ブルームタワー>では、深さ4.7~5.9メートルまで基礎梁を設けて、そこから約16メー
トル16深い支持層(土丹層)まで計59本の杭(拡底部直径約4メートル・軸径約2.3メートル、
国内最大級の太さ)を打ち込んで安全性を高める。
※ 土丹層に支持された鋼管杭の軸方向抵抗力の検討 港湾空港技術研究所 報告 050-04-02 2011.12
(vol050-no04-02.pdf(PDF/5.1MB)
※ 土丹の力学的性質と地層処分場建設の可能性に関する研究環境システムコース・地下空間環境学 2001.
02.08
【エルニーニョ現象、年末までに過去最大規模に】
世界気象機関(WMO)は16日、異常気象をもたらすとされるエルニーニョ現象が年末までに強まり、
過去最大規模になるとの見通しを示した。既に強力でかつ成長した段階にあり、15年強ぶりの強さに発
達している。WMOのミシェル・ジャロ事務局長は、世界的にエルニーニョに対する備えは以前より整っ
ており、過去に大きな被害を受けた国は農業、漁業、利水、健康などの面で準備を進めていると述べた。
ただ、気候変動や温暖化で地球の環境は大きく変化し、エルニーニョ現象も過去にはあり得ない規模にな
ると警戒を促す(ロイター 2015.11.17)。
● 二酸化炭酸ガス濃度 16年に危険水域に迫る400ppm 超え
環境省などは16日、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」による二酸化炭素濃度測定の結果、今年7月
までの2年程度の年平均濃度が398.2ppmに達したと発表。これまで地表面の濃度が公表されてきたが
衛星を使い、地表から上空約70キロまでの大気全体の濃度が明らかになったのは初めて。年平均2ppm
ずつ上昇していることも分かり、16年6月ごろには危険水域に迫る400ppmを超える見込み。いぶき
は、09年1月に打ち上げられ、地表面で反射した太陽光を使って二酸化炭素などの濃度を観測する。地
球全体の約1万3000地点のデータを収集・解析。環境省の担当者は「世界の気温上昇を産業革命前に
比べ、2度未満に抑えるためには、450ppm以下にする必要があるとされる。400という大台に来年
にも乗ってしまうという危機感を共有してほしい」と話している。(毎日新聞デジタル 2015.11.16)。
"じゃばら"って何? 和歌山の北山村のユズやダイダイ、カボスの仲間となる柑橘系果実の名前だとは、
今日の今日まで知らなかった。昨夜も、柚子風呂に入ったが、テレビでみるとそれより大きいからカボス
かなと考えたが違っていた。そして、"じゃばら"を「蛇腹」と理解し、ベルト搬送装置をそう呼んでいる
のかと考えた。それもそのはず。この果実、そもそも日本で自生していたのが北山村だけのもの。一本の
原木からスタートしたじゃばら栽培は、今や村の産業を支える特産品。「花粉症に効くので愛用している」
という方が急増し、多くのマスコミに乗りブームとなる。いまは、9ヘクタールのじゃばら農園を約15
人の農家で管理する一大産業にまで発展しているという。育種とはこんなもので、江戸時代に発見された
「次郎柿」と同じもので奇跡に近い。「邪(気)をはらう」→「じゃばら」という住民の知恵のネーミン
グだったのだ。これでまた今夜もひとつ賢くなった気分?いや失敗から学ぶ、無知に気づくこととなった。
コーヒ愛好家にはたまらない、携帯できるアイスドリップあるいは水出しブリュアとしてコーヒーをつ
くり専用の飲み口が付いたタンブラーとしていただけるダッチコーヒメーカ。伝統的なダッチコーヒメー
カと比べ、4分の1の長さのコンパクトに収まる。
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