極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ロンゲストでダウンサイジングな時代

2012年02月09日 | 日々草々

 

 

【南相馬:森林も放射能汚染】

東京農業大学 林隆久教授(応用生物科学部バイオサイエンス学科)は2月1日、福島県南
相馬市、相馬市、新地町にある森林から採取した樹木の、放射性セシウム濃度の測定結果
を発表。放射性セシウムが樹皮にとどまらず材の内部にも高濃度で浸透していると説明。
測定した中で最も高かったのは南相馬市高倉のスギで、一番外側の年輪部分が1kg当たり
5,430ベクレル、材内部の平均が2300ベクレルだったという。試験体は11年9月から12月に
かけて森林7カ所で採取し、スギやヒノキ、ナラ、クリなど30本前後を測定した。ガンマ
線シンチレータという測定器を使って、樹皮と過去10年分の年輪ごとの放射性セシウム134
と同137の濃度を調べたほか、放射線をX線フィルムで撮影するオートラジオグラフィー法
を用い、セシウムが材内部にどのように分布しているかも観察したという。測定結果は、
福島第1原子力発電所に近い南相馬市高倉、同大原、同太田の森林が比較的高く、材内部
の放射性セシウム濃度の平均が438~2300ベクレルの間に分布。周辺の空間線量は、文部
科学省の放射線分布マップによると毎時1.9~3.8マイクロシーべルトだ。値が最低だった
のは福島第1原子力発電所から最も遠い新地町のスギで、78ベクレ。また、放射性セシウ
ム濃度は材の心に近づくほど概ね低くなっているが、心のほうが高くなるものも複数見つ
かった。並行して、放射性セシウムを使った基礎実験も東京大学アイソトープ総合センタ
ーで行い、基礎実験では、葉に付いた放射性セシウムが24時間以内に根から先端の葉まで
移動することがわかったという。「放射性セシウムは思っていたより早く内部に浸透して
いた。樹木内の水分は夏より冬のほうが動くので、冬の間にさらに浸透が進むと思われて
いるが、高濃度の樹木や樹皮、木材からセシウムが気化するリスクが懸念されるので、何
らかの基準値が必要だとしても、線引きは難しいと話す。



 
尚、林野庁は「400ベクレルでも健康上問題ない」としている。樹木の放射性セシウム濃度
は、森林総合研究所も測定していて、11年9月と12月に結果を発表している。測定した福島
県川内村、大玉村、只見町の森林のうち、値が最も高かったのは川内村のスギで、辺材が
400ベクレル、心材が156ベクレルだ。ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクト
ロメトリー法で測定したが、川内村の試験体採取地の空間線量は毎時3.11マイクロシーベ
ルトとかなり高いが、材内部の値は今回の測定した南相馬市の測定結果より大幅に低くな
っているが、これは採取場所が林氏の調べた地域と異なり、測定方法も違っているためと
いう。いろいろと新事実がわかってくるものだ。

【ニューヨーク】



※水力発電も頑張っています
Turbines Off NYC East River Will Create Enough Energy to Power 9,500 Homes

【水島:海底トンネル事故、掘削地点の地質調べず 法抵触の可能性】

作業員5人が行方不明になった岡山県倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所での海
底トンネル事故で、工事会社の鹿島が掘削予定場所の地質調査をしなかったことが、労働
安全衛生法に基づく規則に抵触する可能性があることが分かった。鹿島は現場から約30メ
ートル離れた10年前の別のトンネル工事で縦穴部分の地質調査をしており、この結果を基
に今回は横穴部分も縦穴部分も調査せず着工した。岡山労働局などは不適切なやり方だっ
た可能性もあるとみて調査する方針だという。日本の工事現場はどうなっているのだと思
わず首を傾げたくなる事故だ(毎日新聞 2012.2.9)。


【ダマスカス】


For all of the media bias, the blood of Syrians tells the story”(TheNation,Jan 24, 2012

アラブの春は幻に終わるのか、シリアではきょうも多くの血が流がされている。

 



【イタリア版食いしん坊万歳:サルティンボッカ,ローマ風】

 Saltimbocca alla Romana


具材:仔牛の肉 800g、生ハムの薄切り12枚、バター81g、セージの葉12枚、白ワインカッ
プ2杯、塩、コショウ、小麦粉

作り方:仔牛の肉(腿肉でよい)を同じ厚さの12枚の薄切りにする。少し叩き、それぞれ
の肉に塩、コショウをふりかけ、セージの葉と生ハムを1枚ずつのせるが、こののせたも
のが肉からはみ出さないように包み込む要領で肉を巻き込み、小麦粉をまぶし、楊枝で止
める。バターの3/4をフライパンで熱し、できたサルティンボッカの両面を狐色に炒める。
これをフライパンから取り出し、冷めないようにとっておく。一方、フライパンにはワイ
ン(できればフラスカーティ・カネリーノのような軽い辛口のワイン)を加えてかき混ぜ、
残りのバターを加えて濃い目のソースにする。こうしてできたソースをサルティンボッカ
にかけて、食卓に供する。

 

 

コメント
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