京都の地元ニュースを見ていると、歩道橋がなくなってきていると言う。
歩道橋の作られ始めたのはいわゆるモータリゼーションが進展してきた昭和30年代からで交通戦争から市民を守る手立てを考えての最も効果的で手軽な手段だったのだろう。個人的には何で歩行者が車に遠慮しないといけないのかと思っていたが・・・
当時は高齢者も少なく、平気で階段を上り下りできる人ばかりで利用者も多く、効果的だったと思われるが・・・
今は高齢者にとって、あの階段は負担で、といって若い人も歩道橋を利用せず、スキを見つけて道路を横断するし、ほとんど利用者がいなくなった。
それよりも、最近頻繁に見かけるようになったのは、御池通や堀川通・五条通など、広い道路を横断する高齢者が青信号の時間内に渡り切れずウロウロされている光景だ。といって信号の時間を長くすると渋滞するだろうし・・・
そこで、提案なのだが、広い道路の横断歩道の中央付近(分離帯があれば分離帯に)に人が安全に留まれるエリアを作ってはどうだろう。
信号が変わりかけて、お年寄りが懸命になって躓きそうになりながら歩いておられる姿は、決して「人にやさしい社会」には見えない。