明日は終戦記念日ということで、第二次世界大戦に関する色々な特集がテレビでも組まれているし、ニュースなどでも取り上げられている。
日本人は、というよりも僕などは第二次大戦というと、当然だが中国・東南アジアへの日本軍の侵攻、真珠湾奇襲攻撃など日本側を中心に大戦を見てしまう。
ただ、活字で客観的に理解しているようにヨーロッパでのドイツ・イタリアと連合国側の攻防やそこでのアメリカの参戦、また北アフリカやロシア戦線でのドイツ・イタリアとイギリス・ロシアの攻防など、日本軍の侵攻と同時進行で世界は動いていたわけだ。
その事象同士の相関関係がなかなか把握できないし、相手側からの目線で事象を見ることもほとんどない。
今日はテレビで北アフリカ戦線のドイツ・ロンメル将軍の攻防、スターリングラード戦線でのドイツ・ロシアの攻防やアメリカ軍の大戦への参戦前後の政治的動きなどが放映されていて、非常に興味深かった。
活字で知っていた中身を改めて深く理解したように思う。
ところで、そのような戦争の大きな流れには何の関係もないけれど、今日のテレビ放映で一番印象に残った画像は、連合国側もドイツやイタリア軍側も、捕虜になった兵士の表情がみな穏やかな顔つきをしているということだった。
番組の最後で、ヒトラーの言葉が流されていた。「国家の存亡は個人の命に優先する」と・・・・それにしては、あの捕虜兵士たちの安心した顔は・・・・