PAL spirit are cheerfl today!  萬 國 春 風 百 花 生 涯 青 春

One For All~All For One! 倭は 国の まほろば たたなずく 青垣 山隠れる 倭し美し!

『国家珍宝帳』に記載の屏風で樹下に豊かに髪を結い上げた.豊満な天平美人「鳥毛立女屏風」~『御即位記念 第71回 正倉院展』

2018年11月05日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
大和盆地の紅葉前線.大台ケ原から始まり北和の盆地部へ
紅葉.{椛}~落葉 広葉樹が織りなす 鮮やかな錦織!



奈良公園 浮雲園地.ナンキンハゼは 煌びやかな紅葉です!



(白帝に誘わる様に(御即位記念.第71回正倉院展)が開催
されている奈良公園 飛火野では鹿が『錦繍』を謳歌し
群れをなして戯れていました



東京国立博物館では令和元年10月14日~11月24日迄
御即位記念特別展「正倉院の世界 -皇室がまもり伝えた美」



(奈良公園.登大路の奈良国立博物館の長蛇の列に混じり



遠来の方々とも談笑!「毎年 必ず正倉院展に足を運んで
いますよ」と言われる方々も数人おられ皆さんは『天平』の
息吹を伝える数々の至宝を心往くまで鑑賞されていました



「正倉院宝物は1300年近く大事に守り伝えられ素晴らしい
形状・芸術性が残されている.これは他の国では無いことで
まさに奇跡です」~(奈良国立博物館・松本伸之館長)
「天皇陛下の御即位を記念し、正倉院宝物の成り立ちと
伝来に関わる宝物など宝庫を代表する宝物が顔をそろえる」



「御即位記念 第71回 正倉院展」(10月26日~11月14日)



聖武天皇.光明皇后所縁りの正倉院宝物の中核をなす宝物!
計41件が出陳されています(初出陳は4件です)
(北倉14件、中倉8件、南倉17件、聖語蔵2件)



『東大寺大仏開眼会』で聖武天皇.光明皇后.孝謙天皇が
御着用された冠に関わる「礼服御冠残欠」(冠の残片)
天皇の冠「冕冠」が含まれ代々天皇即位の礼冠の参考と
されてきた由緒あるものとされています



大仏開眼会で聖武天皇が履かれたとされる爪先が二股に
反り上がった靴「衲御礼履」外側が赤く染められた
牛皮.内側が白い鹿皮で真珠や水晶.花形飾り華やかです



盛唐の風俗を反映した(豊満な天平美人)としても名高い
「鳥毛立女屏風」は20年振りに全6扇を出陳されています



『国家珍宝帳』記載の屏風で樹下に豊かに髪を結い上げた
女性を一人配し第1扇から第3扇は立ち姿.第4扇から
第6扇は岩に腰掛ける姿で表されています



「金銀平文琴)」は盛唐期の高度な工芸技術を伝えられ
「紫檀金鈿柄香炉」主要部分が紫檀製の珍しい香炉!
金象嵌で花や蝶等を表し花芯には水晶や青.緑色の硝子を
嵌め贅を尽くした煌びやか宝物ですね



「赤漆文欟木御厨子」~身近に置かれた小さな品々が
納められていた大型の厨子で天武天皇から持統.文武.元正
聖武.孝謙と天皇に相伝されてきた非常に重要なもので
『国家珍宝帳』には「古様の作」と記されるように
7世紀後半に遡る様式を示すと考えられていますね!



「螺鈿箱」~紺玉帯残欠を納めた木製.印籠蓋造の円形の
箱で檜材を轆轤で挽いて成形・表面には黒漆を塗布.
螺鈿や小四弁花文などの伏彩色を施した水晶を用い
唐花文様や雲.鳥を表しています



「金銀花盤」~六花形の銀製の皿.宝庫伝来の盤の中で
最も大きく華麗な遺例.中央に大きく表された(鹿)は
花状の角をもつ特徴的な姿で正倉院宝物では紅牙撥鏤尺
唐代の工芸品に屡々登場し⇒(遣唐使)が唐から公式に
賜った品とも言われていますね!



新天皇の『即位礼正殿の儀』(10.22)を思い起こす
御即位記念らしい宝物の数々~燦然と輝く正倉院
至宝.シルクロードの終着点~天平文化の煌めきを
現在迄も伝える正倉院宝物を鑑賞出来る絶好の
貴重な機会ですね!
大和路・錦秋の一日の楽しみの極み『錦繍』を
謳歌されては如何でしょうか!



『奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ
秋は悲しき』{(丸太夫)『古今集』



{藤皇后天皇に奉れる御歌} 光明皇后.御製
『吾背子と 二人見ませば 幾許か
この降る雪の 嬉しからまし』(萬葉 巻八1658)






紅葉{椛}~落葉 広葉樹が織りなす 鮮やかな錦織~『君は観賞したか!~花弁(8枚)を象る(八花鏡)(尾長鳥)『平螺鈿背八角鏡』~(第70回正倉院展)

2018年11月05日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
大和盆地の紅葉前線.大台ケ原から始まり北和の盆地部へ
紅葉.{椛}~落葉 広葉樹が織りなす 鮮やかな錦織
奈良公園浮雲園地.ナンキンハゼは煌びやかな紅葉です



一年間待ち焦がれた正倉院展(70回)を拝観致したい
気持ちを抑え乍ら~(天平の文化空間の再構成)
登大路を右に(南都七大寺)法相宗大本山『興福寺』



「典雅、端正、剛勁を特色とする『天平の文化空間の
再構成』を目指してきた.その空気を感じて頂だければ]
(興福寺.多川俊映貫首)(談)



8世紀の創建以来7度焼失.奈良時代.天平期の威容
301年振りに取り戻す古刹の中核施設が復元された
(天平の文化空間の再構成)『興福寺中金堂』を再び
拝見させて頂きました!



(第70回正倉院展)が催されている[(飛火野)では
鹿が『錦繍』を謳歌.群れをなして戯れていました
{白帝}に誘わる様に 開幕日(10.27) 当日.午前9時の
開館前の奈良国立博物館に.全国各地から 800人超の
人達が 長い行列を作られていましたね!



(70回という節目にとらわれず1回1回が特別)
奈良国立博物館(松本伸之館長)



「麻製品では古代の水墨画である山水図が ほかに
例が無く絵画史上重要な意味合いを持つ.
毎年訪れるみなさまが期待される今日煌びやかな
宝物として(玳瑁螺鈿八角箱)(平螺鈿背八角鏡)が
注目です」~この様に説明されていましたね!



今年は初公開10件~北倉10件・中倉16件.南倉27件
聖語蔵3件⇒56件の宝物が出陳されています



[国家珍宝帳]に記載されている(聖武天皇)御遺愛の鏡
『平螺鈿背八角鏡』白銅製で八花鏡とよばれる形式.
鏡背面の装飾はヤコウガイに精緻な毛彫を施した螺鈿
花弁や花心の赤い部分には彩色し琥碧を伏せ間地に
トルコ石の細片をちりばめて金属成分は中国鏡の成分
比率に近く唐から齎されたとされ 寛喜2年(1230)
盗難の為.大きく破損.~明治期に修理されましたね!



『玳瑁螺鈿八角箱』~『犀角如意』
紫檀が嵌められ沈香を貼りつめ小窓に描かれた(花)
(獣)~水晶や象牙.技術の粋を尽くした華麗な工芸品



磁皷(じこ・三彩の鼓の胴)~奈良三彩の技法!
唐三彩に恰もチャレンジした「奈良三彩」



朝鮮半島に栄えた(新羅)に関わる宝物も出陳され
当時の日本の多様な国際関係も偲ばれますね!



『公開 講座』
[鳥兜様の楽帽の復元について] 山片 唯華子氏
(宮内庁正倉院事務所保存課調査室主任研究官)
[月借銭のしくみ―古代の官営高利貸―]
栄原 永遠男 氏 (大阪市立大学名誉教授)
[正倉院三彩10話―正倉院に伝わる二彩・
三彩陶器の特徴と謎―]  11月10日(土)
吉澤 悟氏(奈良国立博物館学芸部列品室長)



燦然と輝く正倉院.至宝~シルクロードの終着点
{天平文化}の煌めきを 現在迄も伝える~~
{正倉院宝物}}を鑑賞出来る貴重な機会です!
大和路・錦秋の一日の楽しみの極み『錦繍』を
謳歌されては如何でしょうか!



秋芽之落乃乱尓呼立而 鳴奈流鹿之音遥者
{湯原王 鳴鹿歌一首}(萬葉巻八1550)
秋萩の 散りの乱ひに 呼びたてて
 鳴くなる鹿の 声の遥けさ 
奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の
   声きく時ぞ 秋は悲しき
    {猿丸太夫}『古今集』
{藤皇后天皇に奉れる御歌} 光明皇后.御製
吾背子と 二人見ませば 幾許か
    この降る雪の 嬉しからまし
(萬葉 巻八1658)