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君は 《ササン朝 波斯 「白瑠璃碗」》を 観たか!

2008年11月05日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-

《刻 彫》唐の音色が蘇えり 博物館内に響き渡っている~~

第60回 正倉院展 ― 是は60年前の録音テープを基にした
Digital―の成果だとも言われていますが---恰も天平の音色が
心地よく~~ 今年は 幾度足を運んでも納得出来る正倉院展が---
11月10日迄 奈良国立博物館で開催されています


天皇、皇后両陛下も 正倉院西宝庫・天平の 至宝を
《刻彫》の音色を 御聞きになり乍ら 視察されました
奈良国立博物館への沿道では大勢の人々の出迎えに
笑顔で 御受けになっておられました
両陛下にとっては皇太子時代の84年以来二十四年振りで~
天皇が正倉院展を現地で見学されるのは初めての事だと
伝えられていますね  (*正倉院展は 1946年に開始)

刻彫尺八の前では 指穴が今の尺八より一つ多いという説明に
天皇陛下が「穴が多いと音域が広いのですか」と質問され
皇后さまは会場に流れる古代の音色に「素晴らしい」と
感嘆の声を上げられていた様子です 

また奈良県内の 世界遺産や再来年に控え---
『せんとくん』--でも 今 話題 沸騰の--平城遷都
1300年祭に付いても 奈良県知事から 説明を
御聞きになっておられた様子です

第60回の節目となる 今年は
天平文化の粋を集めた工芸品や装身具が多いのが
特徴とされ-----計69件が 展示されています
(うち初出展19件) 毎年秋に開かれる正倉院展-----
「日本の至宝」を直接目にすることが出来る~~
絶好の機会-----10月25日の 開幕当日は早朝から
熱気に満ち溢れた千人近い人々の行列で-----
午前9時の開館時間を約10分早めていました
因みに『正倉院展』---奈良国立博物館での総入場者は
既に700万人を超えているとも言われていますね!


君は 《ササン朝 波斯「白瑠璃碗」》を観たか!

正倉院を代表する宝物「白瑠璃碗」ササン朝ペルシャから伝わったとされ
80個もの円形の切り込み細工を施した表面は--千五百年以上前--と
全く変わらない輝きを放っていますね! また中国から渡ってきた
すごろく盤「紫檀木画双六局」は 三日月や唐草等の文様をあしらい
「蘇芳地金銀絵箱」は 笛や鼓を奏でる子供らの姿を蓋に描いています

奈良国立博物館 湯山賢一館長は「60回を迎えられ
有り難く思う  1946年に開かれた 第1回展は
多くの人の心に 癒しと生きる力を与えた
私たちも先人に学びながら 原点に戻って応接に
努めたい」と言われています

また11月8日(土)には 「正倉院宝物とシルクロード」 と題して
奈良国立博物館 学芸部工芸考古室長 内藤栄さんの
公開講座 が予定されています