管理人ぎんなんの日記

つれづれなるままに。
思いついたときに更新。

新聞の見出し

2007年09月13日 14時18分11秒 | 日常
昨日の午後、地元商店街の裏通りを歩いていて、新聞配達店舗の前を通りました。ちょうど夕刊準備に忙しい時間帯らしく、男の子が何人も夕刊の数を数えたりバイクに積んでいたりしていました。その夕刊に大きな大きな見出しが。「安倍首相退陣」と。私は安倍首相辞任というニュースを、この見出しで知りました。家に帰ってテレビをつけてみると、どこもかしこもこのニュースでした。

裏通りを歩いていてぱっと目に入った「安倍首相退陣」という見出しを見て、英語の勉強をしていたころを思い出しました。英字新聞の編集に携わっている人の講演を聞いたときのことです。その人は英語はもちろん堪能でしたが、なによりも日本語を愛して誉めていました。こんなにも奥の深い言語はないと。英字新聞の仕事をするようになってから、いっそう日本語に対する思い入れは深くなったと。例をあげて説明されたのが、この「見出し」でした。

日本語は少ない文字数で的確に、しかも人の心にずんと響く見出しを作ることができる。日本語の見出しは、左から右へ一生懸命読まなくても、ぱっと一目で内容がわかる。英語だとこうはいかない。そんな話でした。確かに。「安倍首相退陣」というたった6文字で、昨日の大ニュースのほぼ全てを的確にしかも人の心にずんと響くように伝えられる日本語は、私もすばらしいと思います。大事にしなくちゃなと思いました。
コメント
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