大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆分野を選択して、カテゴリーに入って下さい。

A,日々の出来事

☆( 1年間366日分の日々の出来事  )

B,日々の恐怖

☆( 日々の恐怖 )

C,奇妙小説

☆(  しづめばこ P574 )                          

日々の出来事 12月5日 三銃士 アレクサンドル・デュマ

2018-12-05 07:00:00 | A,日々の出来事_





 日々の出来事 12月5日 三銃士 アレクサンドル・デュマ






 今日は、フランスの小説家アレクサンドル・デュマが亡くなった日です。(1870年12月5日)
アレクサンドル・デュマは、新聞に“モンテ・クリスト伯(巌窟王)”、“三銃士”、“ダルタニアン物語”等の小説を連載しベストセラーとなりました。
そして、ベストセラーを連発するデュマは、1850年当時、一年間に80万フランの収入を得ていました。
この頃は、一日に3フランあれば妻子を養うことが出来た時代です。
 金貨一枚を持ってパリに出てきた貧乏なデュマは、この膨大な資産を湯水のように使い派手な生活を繰り広げました。
そして、晩年は長年の浪費生活でこれまで稼いだ金も使い果たし、結局、もとの金貨一枚になってしまいました。
このとき、デュマは言いました。

「 この金は、50年前、俺がパリに出てきたときに持っていた金と同じ金
 額なんだ。
 50年間、散々贅沢をしたが一文も減らなかった。
 俺が浪費家と非難するのは誰だ!」

そして、デュマは死ぬまでこの金を使うことはありませんでした。








  アレクサンドル・デュマ














☆今日の壺々話









      決闘




「 よし、そこまで言うなら決闘だ!」
「 分かった、やってやろうじゃないか!」
「 でも、デュマも僕も射撃の名手だから、両方死ぬこともあるんじゃな
 いか?」
「 う~ん、こまったな・・・。
 じゃ、クジを引いて負けたほうが、自分で自分を撃っちゃえばいいんだ。」
「 いいだろう。」
「 ほら、アミダくじだ!」
「 名前を書くぞ!」
「 ああ。」
「 よし、名前を書いたら・・・。」
「 どっちかな?」
「 うわっ、負けてしまった!」
「 残念だったな、デュマ」
「 仕方が無い。
 書斎でこのピストルで撃つよ。」
「 冗談だよ、デュマ。
 もう、無かったことにしよう。」
「 いやダメだ、約束だからな!」

“ スタスタスタ・・・。”

「 じゃ~な。
 書斎のドアは閉めるよ。」

“ バタン!”

「 ホントに行ってしまったけど・・。」

“ ズド~ン!”

「 うわっ、ぶっ放したぞ!
 書斎に行かなくっちゃ!」

“ スタスタスタ・・・。”

「 扉を開けて・・・。」

“ バタン!”

「 あれ~っ、デュマ、ピストルを持って立っているけど、さっきの銃声は
 何だったんだ?」
「 驚くべきことが、起こったのだ。
 私としたことが、撃ち損じた!」  ←・・・(これはホントの話です。)
















決闘



 国境をはさんで、仲の悪いアメリカ人とカナダ人が住んでいました。
ある日カナダ人が外に出てみると、自分のニワトリが、アメリカ人の家の庭で卵を産んでいます。
そこへちょうど出てきたアメリカ人は、卵を持ち去ろうとしました。

「 待て!その卵はうちのニワトリが産んだんだからうちのものだ!」
「 フン!うちの庭で産んだんだから卵はうちのものだ!」

らちがあかないので、カナダ人は提案しました。

「 俺の国ではこういうとき、決闘をする。股間をけり上げて、早く立ち直った方が勝ちという決闘だ。」
「 いいだろう、それなら決着がつく、望むところだ!」
「 じゃあ、まず俺から行くぞ。」

カナダ人は一番重いブーツをはき、助走をつけてアメリカ人の股間を思いっきりけり上げます!

「 うっ…、うう…。」

くずれ落ちたアメリカ人はもだえ苦しみ、30分たってようやく起き上がりました。

「 う…、じゃあ今度は俺の番だ、行くぞ!!」

するとカナダ人は、

「 俺の負けだ、卵は持って行け。」














グーグルの入社試験“竜と騎士”



 竜と騎士が無人島に取り残されています。
この島には7つの井戸があり、どの井戸にも毒が入っています。
ただし、数分以内にその井戸よりも大きな番号の井戸の水を飲めば助かりますが、そうでなければ死んでしまいます。
7番目の井戸は山頂にあるので、竜には飲めますが、騎士には飲めません。
 ある日対決することになりました。
決闘の武器は、井戸の水。
それぞれがコップに入れて持参し、相手が指定したコップの水を飲むのです。
この決闘の後、騎士は生き延び、竜は死にました。
騎士はどんな戦術を用いて竜を負かしたのでしょう?



 問題文の中に、条件的に突っ込みどころはいっぱいありますが・・・・。
これって、7番目の井戸の条件から竜は勝つんですけど・・・・。
騎士は偽って、コップに海水を持って行ってもいいのかなァ~?
でも、竜が飲んで塩辛くって海水とバレたら、竜は井戸の水を飲みに行かないから元気元気。
無人島に井戸水以外の真水が、有るとか無いとか書いていないので、問題としては欠陥があります。
やはり、問題文を作り直した方が良いかと・・・・。















フルティン三銃士




 これは中学生時代に、俺が盲腸で入院していた時の話。
俺が入院していた大部屋には偶然にも俺と同じ年代の中学生が二人もいたんだ。
中学生にとっては暇な入院生活、もう、退屈、退屈。
手術日違えど退院する日は一緒とばかり時間を掛けずに仲良くなった。

 そんなある日、仮にAとしておこうか。
そのAが「あのさ、この病院って幽霊でるらしいぞ」と言ってきたんだ。
ありがちな幽霊話だ。
俺もそうだが、もうひとりのBもマル勝PCエンジンを読みながら適当に聞き流していた。

「 でな、その幽霊ってのが巨乳の美人な女子高生らしいんだ・・・・。」

って瞬間、俺がぶりより。
Bも読んでる雑誌を放り投げてがぶりより。
若いっていいよな、簡単なフレーズですぐに臨戦体制に入れる。
 で、改めて聞くとこうだ。
午前4時44分に男子トイレの洋式便所の前に立って下半身の服を脱ぎドアノックして、

「 お願いします。」

と言いながら開けると、便器の中から巨乳の美人女子高生が現れていいことをしてくれるらしい。
 今聞けば、凄いバカらしい話だ。
どんなに信じたって、便器の中からアバンチュールが訪れる訳がない。
しかし、若き青臭い中学生だった俺たちは下半身に熱い血流が迸るの感じつつ、本気で信じてしまった。

 AとBと俺は、満場一致でトイレでアバンチュール作戦と称し、午前4時44分にトイレへ集結。いざ作戦決行と相成った。

「 いいか?」

Aが俺とBに聞いてくる。
俺たちが頷くと、Aが下のパジャマを脱いだ。
俺もBも下のパジャマを脱ぐ。
フルティン三銃士、深夜のトイレに降り立つ。
 準備万端、Aが三人ともフルチンなのを確認すると

「お願いします!」

と、ドアノックしてからトイレの扉を開けた。

そしたら、トイレの中に・・・・・・、いたんだよ!

“ 寝ぼけた婆さんが!!”

男子トイレで用を足していやがった。

「 う、うわァ~~~~~~!!」

三人揃って大絶叫!
 事もあろうに、Bが先頭のAをトイレの方へ蹴り飛ばしてドアを閉め、真っ先に逃げやがった。
俺は俺で半分、腰が抜けて這いつくばりながら逃げる。
 Aはトイレから、

「 ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああーっ!!!
ごめんなさい、ごめんなさい!
おかぁさぁーん・・・・!」

断末魔の叫びと、ションベン大噴射する音。
 そして、一番可愛そう&今でも申し訳ないのは寝ぼけた婆さんで、念仏唱えてガクブルしていた。(と言うか、瞳孔が開き掛けて、もう全自動マッサージ機並のガクブルだったらしい。)
その後は当直の看護婦さんと警備員と医者の先生にまで、めたくそ怒られる青春だった。












童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月4日(火)のつぶやき

2018-12-05 02:56:12 | _HOMEページ_
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

☆童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。

-------大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ-------