日々の出来事 8月21日 帝銀事件
今日は、帝銀事件の平沢貞通が北海道小樽市で逮捕された日です。(1948年8月21日)
1948年1月26日、東京都豊島区の帝国銀行椎名町支店に東京都衛生課員を名乗る男が現れました。
この男は、“近くで赤痢が発生したので、予防薬を飲んでもらう”と、言葉巧みに行員16人に青酸化合物を飲ませ、12人を殺害、現金16万円と小切手を奪い逃走しました。
当初は、旧陸軍細菌部隊関係者ではないかと捜査されていましたが、他の類似の事件で犯人が銀行に渡した名刺を調べるうちに、1948年8月21日テンペラ画家平沢貞通が逮捕され、1955年4月6日に死刑が確定します。
しかし、明確な物証は無く、事件の生存者全員が平沢を“犯人ではない”と証言したうえ、自白も取り調べ時、拷問に近かったなど不審な点が多く、冤罪であるとしてその後何度も再審請求が出されました。
1967年10月13日、弁護士で法学博士である田中伊三次法務大臣は、新聞記者の前で一度に23人分の死刑執行命令書に署名しました。
しかし、提出された命令書の中に平沢貞通を見つけたとき、“これは冤罪だろ”と言って署名しませんでした。
そして、歴代の法務大臣も冤罪の可能性が強いと感じ、死刑執行を命じることができず、長い獄中生活の後、平沢貞通は肺炎を患い八王子医療刑務所で1987年に95歳で病死しました。
犯人の特徴
☆今日の壺々話
ATM
銀行のATMの順番待ちをしていた時のこと。
そこは機械が4台有るが、1列に順番待ちをし、列が長くなるとジグザグに並んで、空いたところへ先頭の人が入るようになっている。
その日は既に6人ほどがジグザグに並んでおり、私が7人目。
直ぐ後から来たオバサンが8人目となるはずが、オバサンは入り口近くの機械を操作していた兄ちゃんの真後ろへ平然と並んだ。
直ぐに列の先頭のリーマンが「あのー皆並んでるんですが」と、オバサンに向って言ったが、聞こえていないのか、自分の事と思っていないのか、反応が無い。
改めてオバサンの側へ行き、「皆1列になって順番待ちをしているんですが」と列の並び方を書いてある張り紙を指差して言ったが、オバサンは「チョッと急いでいるからいいでしょ!」と、とんでもない言い訳をし、そのまま並び続けた。
リーマンはオバサンに言いました。
「 貴方のほかにも急いでいる方がいると思いますが皆順番を守ってますよ。
それに急いでいるといっても、5分も待てば自分の順番が回ってくると思いますが。」
「 ・・・・・。」
オバサンは皆の視線を浴びながらも、並外れた神経の持ち主なのか、完全無視でそのまま並んでいる。
あまりの堂々とした態度に一同唖然としていたら、一番奥が空いたためリーマンはそこへ。
オバサンはそれを悔しそうに横目でチラッと見ながら、まだ兄ちゃんの後ろへ並んでいる。
次に、入り口から2番目で操作していたオジサンが、列の先頭になっていたOLへ「どうぞ」と言って機械の前に来るまでオバサンをブロックする形で待機。
奥のリーマンが操作を終わり、列の当然先頭のリーマンへ「どうぞ」とオバサンを見ながら交代。
オバサンはだんだん顔が赤くなって来たが、依然兄ちゃんの後ろで頑張っている。
そうこうしているうちに、新しい客が来て怪訝そうな顔をし、オバサンを見ながら私の後ろへ。
そして、3番目の機械の人が終わり、やはり列の先頭の人へ「次の方どうぞ」と交代。
ここでたまらずオバサンが兄ちゃんに向って、「あなたまだ終わらないの!」と強気な発言。
すると兄ちゃんはのんびりした声で、「残念だけど、急いでいるなら俺の後ろに並んでもダメだよ、あと5件ほど振込みがあるから。」とトドメの一言を発した。
これを聞いて皆嘲笑。
さすがにオバサンは居たたまれなくなって、真っ赤な顔をしてそこから出て行った。
兄ちゃんは、
「 本当に急いでいたのなら、皆さんに事情をきちんとお話しして、代わってくださいと頼めば、誰か代わってくれたかも知れないのに、あれじゃ誰も代わってくれないですよねw。
あっ、私、時間かかってますから、次の人どうぞ。」
と言って交代し、列の後ろに並んだ。
私はおもわずgood jobと声に出して言いそうになった。
銀行口座の変更手続き
可愛いお姉さん「ではこちらの欄にお勤め先を。」
俺「いや、僕、プー太郎なんで…。」
可愛いお姉さん「プー…?ディズニー関係のお仕事ですか?」
銀行
ある紳士風の男が銀行にやってきて言った。
「 100ドルほど貸して欲しいんだが。」
「 100ドル、でございますか?」
応答した行員は男を一瞥してから言った。
「 100ドルという少額のご融資ですが、初めてのお客様でございますし、何か担保をお預かりすることになりますが、よろしゅうございますか?」
すると紳士は、少し考えてから言った。
「 そうだな、僕のロールスロイスなんてどうだろう?」
「 ロールスロイス!でございますか?」
「 ああ、いま駐車場に停めてあるから一緒に見に行こう。」
行員が半信半疑のまま紳士に同行すると、駐車場には最新型のロールスロイスが停めてあった。
行員は驚いて紳士に言った。
「 あの、お客様、このお車でしたら30万ドルはご融資可能ですが。」
「 いや、100ドルでいいんだ。」
紳士はそういうと、手続きを済ませ、車のキーと交換に100ドルを受け取って銀行を出て行った。
行員はロールスロイスを重役専用のガレージへ移動させ、厳重な監視の下に保管した。
6週間後、紳士が再び銀行を訪れた。
紳士は100ドルと利息3ドルを支払い、キーを受け取ると、帰り際に微笑んで言った。
「 6週間の旅行は最高だったよ。」
防犯指導
小学校に婦警さんがやってきて、防犯指導を行ないました。
「 いいですか。
たとえば、みんなのパパが電車に乗っているとき、ポケットに手を入れて有り金を全部奪う人がいたとします。
この人はいったい何者でしょう?」
男の子がはりきって手を上げ、答えました。
「 ママです!」
ATM
ATMで思い出したけど、以前、休日に近所の銀行のATMで閉じ込められたことがある。
自動ドアがぶっ壊れたらしく、外からは入れるけど中から開かなくなった。
おばちゃんと2人で出られなくなって困った。
とりあえずATM横にある備え付けのインターフォンで銀行の人に連絡取ったけど、休みのため、到着するまで数十分かかると言われた。
C級ホラーなら凶悪化したATMにいつ食われてしまってもおかしくない。
ちょうど、外から何も知らない別のオッサンが入ってきたため救われた。
一緒にいたおばちゃんは帰って、俺も帰ろうかと思ったけど、自分がいなくなってしまったら、そのオッサンが出られなくなっちゃうので、自動ドアの外で待っててあげた。
その時、インターフォンのスピーカーから俺の名前を呼び出す声が・・・。
「○○さん、いらっしゃいましたらインターフォンに出てください」って。
ええ、思わず入ってしまいましたよ。
人食いATMコーナーに再び。
登山者
前、富士山登った時に七合目過ぎてた頃に登山服に混じって、ビシッとしたスーツ着てアタッシュケース持ってる人が普通に登山してた。
何でそんな格好してたのか、今でも不思議?
あ、それ登山仲間で話題になってたけど、山小屋相手の銀行員らしい。
観光地の山奥で見掛けるスーツに革靴の人って銀行の人だったんだな。
自殺者の幽霊の話かとオモタ。
15年くらい前、東京駅でサラリーマン風の男性とすれ違った時、なぜか違和感を感じて振り返ってみると、上半身は普通のスーツ姿なのだが、下が海パンにビーチサンダルだった。
あまりに自然に歩いているため気付く人もまばらだった。
あれは何だったのだろう。
伝言
ゆ「・・・もう夕方か・・・・、よく寝たな・・・、ん・・留守電・・・・。」
「ただいま35件の伝言を、お預かりしております。」
ゆ「35件?なんだよ、これ・・・・。」
「新しい伝言、1件目、今日の午前9時10分です。」
母「もしもし?ゆうちゃんかい?いるのかい?いるのはわかってんだよ、電話にで(ピー)。」
「2件目です。」
母「ゆうちゃん、お父ちゃんがね、定年退職したけど退職金を全部ローンの支払いと、お前の弟家族にやることにしたから。
だから、もうあんたに仕送りできないから。
あとは自分で何とかしな。
もう34歳なのに何やってんだい。
ちゃんと飯食ってんのかい?(ピー)」
「3件目です。」
母「そうそう、同級生の吉田君覚えてる?○○銀行にいるんだけど、この前お母さんに会って話してたら、家建てたんですって、すごいわね。
結婚してて、もう子供3人いるんのよ。
うらやましいわねえ(ピー)。」
「5件目です。」
母「あ、ゆうちゃん、お盆は帰ってきなさい。
毎年本家にみんな集まるでしょ。
近況定例報告会だから、全員揃わないと何時迄経ってもお盆明けないの知ってるわよね?(ピー)」
「11件目です。」
母「ゆうちゃんの銀行口座とゆうちょ口座、残高こっちに引き上げたから、お金下ろそうとしても無駄だよ。
あと、来月そこのアパート契約更新でしょ?
今度は保証人にならないから。
まだ住みたかったら契約更新までに就職しな(ピー)。」
「15件目です。」
母「・・・・・・・・(ピー)。」
「21件目です。」
父「ゆうちゃん・・・あ、いや・・元気か・・・仕事・・してへんのか・・・・・ハア(ピー)。」
「35件目です。」
母「ゆうちゃん、ちょっと今かあちゃん体調が良くなくてね。
やたら吐き気がするのと、酸っぱい物が欲しくてたまらないの。
これって(ピー)。」
童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ