木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 10457身体との会話13

2010-03-01 | カイロプラクティック

このブログを見ている臨床家の先生がたの中には、日頃の臨床で構造治療を行う矛盾を感じていながら治療を行っている先生方がいると思う。

実際の治療は、治そうと思って(目的)治る(結果)のが理想的な治療である。診断、治療計画、治療、結果。しかし、実際の治療には思っても見ないような結果が出ることがある。矛盾が生じるはずである。

えっ!! どうしてよくなったの? 誰しも経験しているはずである。こんなときは理屈で解明することはできないものである。構造治療の枠を越えて患者さんの身体で何かが(有機的な)おきている。ホメオスタシスである。まさに有機的な現象といえる。

手技療法のすばらしいところは「手当て」である。手当てなどと書くと「AMは器具を使うだろう」と指摘されそうだが、ここでの手当ては「有機的」問い意味である。器具を使っても無機質なものとは違う。

AMIを使っても、正しく使えば患者さんもAMIを通して「手当て」を感じる。逆に、手のひらを当てても「手当て」を感じることができない。「気のない手当て」をしている臨床家の方もいると思う。器具を使うとか、使わないとかの問題ではない。

先日のANJ臨床研究会では、有機論的な生命治療への導きとして、機械論的な見方から順を追って、有機的生命治療までの入り口まで案内した。実際にさんかされた先生方は、筋骨格系の障害でも必ずしも機械的な診断、治療では直らないことがわかったと思う。

また、参加された先生方は、日頃の臨床上の矛盾が少し解決でできるきっかけになったと思う。先日の研究会に参加された先生から感想を頂いたので紹介する。感想を寄せて頂いた先生に共感を得る方もいるだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「自分は、実際の臨床の場において未だに機械論的な考えが抜けきれず、そのせいか考えが偏ってしまうことが度々ありました。
AMのセミナーやPCRTに出席する度にそのことを反省し、ちょっとずつ考え方も変わってきているなと思った矢先のこのセミナーだったのですが、今までのどのセミナーよりも、有機論的治療のすばらしさを実感できたセミナーでした。

特に、目の前で見た○○先生の股関節の治療は、衝撃でした。

しかしながらこの素晴らしい治療も、受け入れる私の器が小さいせいか、全部を覚えて帰って使うことは難しいようです・・・。

でも、たくさんのやる気をいただきました!


下肢長で先生に癖を注意していただきましたが、これまで以上に基本であるベーシックに磨きをかけて、また今回教わったテクニックや経絡を応用した治療など、出来ることをひとつずつがんばりたいと思います。

また次回も参加しますので宜しくお願いいたします!」

○○○

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

技術の習得ではじめは「見習い」「手習い」が必須でる。理屈は二の次である。ただ、初心者が勘違いをするのは、技術を盗むのではなく、真似事で終わってしまうことである。

真似事は形は様になっているが中身がともなわない。極めた先生の治療を見て同じことをしてもだめである。「あの先生がこうだから、同じでこうでいい」このような考えの先生がみうけられる。

基本あっての枝葉である。枝葉の部分しか盗めないのは、盗む力がないのである。へ打破の根底には基本がある。この基本を熟練された先生方は枝葉を強調しているのではない。感想を寄せていただいた先生は、そこに気づいたと思う。気づくことによって一段と成長し、すばらしい臨床かになるはずである。感想有難うございました。

拳骨


最新の画像もっと見る