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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 1048身体との会話14

2010-03-09 | カイロプラクティック
先日の研究会では経絡を使った治療法を紹介した。経絡を使ったり、利用したりする治療法は鍼灸以外にもカイロプラクティック?のテクニックで使われている。

使われているといっても、美味しいどころ取りで、使いやすく応用している。東洋医学の鍼灸の先生方から見ると、???と思うかもしれないが、臨床的効果としてはいいのではないか。

また、神経筋反射を利用すると、難しい鍼灸の概念が必ずしも必要になってくるものではなく神経筋反射を信じることによって臨床効果はたかまる。要は、診断が正しいかということに尽きる。

診断が正しければ、治療は何をしても効果がでるはずである。そこで問題は、臨床は決まりがないものである。生命体は流動的で生き物であるがため常に変化をしている。

その変化に対応した検査が重要である。構造だけを機械的に見ると、この生き物である生命体を見ることができない。外的環境、内的環境に大きく左右されるのが生き物である。

機械はそれがない。ただし、機械という構造を構成している物質は生き物である。特に外的環境に生かされているといっていい。外からの科学刺激や環境刺激に反応する。まさに生き物であるが、内的要因に左右されることはない。個々に大きな違いがある。

ある意味では、機械的なものの見方はさほど難しくない。ここに内的要因が加わった場合はややっこしくなる。この内的要因をしっかり、見極められるかが生命体を見る上で重要な部分である。

この内的要因を正しく検査ができれば、生命体としての治療ができる。内的要因を見ていく上で、最初の入り口として経絡を見るのもいいと思う。そのために鍼灸を最初から学ぶのも手かもしれないが、それには時間がかかる。

時間をかけずに経絡治療を行うには、臨床的な工夫があればさほど難しくない。まして、今の鍼灸学校や柔道整復師の学校は、臨床的なことは何一つ学べないシステムである。国家資格の合格率をあげるだけの教育しか行っていない。

国家資格を取得しても、必ずしも臨床に役立つかというとそうでもないはずだ。多くの先生方はそれを経験している。理屈は学ぶもの。臨床は体験して感じるものでである。臨床で数多く体験して感じれば、いい臨床家になれる。

拳骨




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お聞きしたいのですが… (街の治療家)
2010-03-16 18:33:53
初めまして、いつもブログで楽しく勉強させていただいております。

先生にお聞きしたい事がございまして、コメント欄から失礼させていただきました。

先生が感情の治療をなさる時に、キネシオロジーを使う前の、感情に関連してくるキーワードはいつもどこから検出なさっているのですか?
何かチャートやプロトコルみたいなものがあるのですか?

それとも、カウンセリングの中から見つけ出すのですか?


お手数ですが宜しくお願い致します。
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Unknown (拳骨)
2010-03-17 10:48:39
ご質問有難うございます
カウンセリングはほとんどありません。
チャートみたいなものはありますが、臨床ではチャートどおりに行ったことは少ないです。

臨床でのキーワード探しもアートと思ってください。時には名探偵になるし、あるときは迷探偵になることもあります。

全て「神経筋反射」で探っていきます。

参考までにこちらのセミナーなどで勉強されるいいと思います。
http://mindbody.blogdehp.ne.jp/

よろしくお願いします

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Unknown (街の治療家)
2010-03-18 13:21:45
ご丁寧にお返事有り難う御座いました。

セミナーの方も機会がありましたら、宜しくお願い致します。
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