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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 473 伝統的誤診

2006-12-25 | カイロプラクティック
診療整形外科医を名乗る加茂整形外科の加茂淳先生が面白いことを行っているブログを見た。あるMyo Rehabのホームページに掲載された「The Great Imposters Or Muscles That Mimic」を翻訳したものだ。http://www.myorehab.net/

「医者を騙す筋肉の4大スター筋 (なりすまし筋)
A:小臀筋→坐骨神経痛
B:大胸筋→狭心症
C:腹直筋(下部)→虫垂炎
D:僧帽筋(上部)→偏頭痛
どう訳すのが洒落ているのか分からないが、うまいこと言うものである。この4つの筋肉のことを医学生に教えるだけで、医療費はだいぶ節約できるとおもう。
大胸筋の筋筋膜性疼痛症候群を狭心症と言われている人は、私の患者の中にも数人いる。ただし、その確信はないので、患者には言わないが。
小臀筋の筋筋膜性疼痛症候群をヘルニアによる神経障害と誤診するのは、もっとも頻繁に行われる伝統的誤診である。」以上、加茂先生のブログのコメントである。


小生も全く同感だ。どうしてこんなに「誤診」とまではいあわないが、診断がつかないの不思議である。ハイテクな検査機器を使わなくても臨床検査(科学的な検査ではない)すなわち、臨床に基いた検査を行えばそんなに難しくはなはずである。

最近のお医者さんは、初検時に患者さんに触診を行わない先生が多い。問診と同じく重要な検査である。最先端の医療機器に頼り、視覚的な結果を重要視しているようだ。

また、患者さんも視覚的な結果を、あたかも原因と思わされて納得している。その結果、梨状筋症候群などをヘルニアなどと思っている。お医者さんも罪作りである。インターンでの研修をする際には臨床検査の重要性を教育してほしいものだ。

拳骨



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