木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 1029 臨床へのこだわり7

2009-10-23 | カイロプラクティック
症状を改善するためには治療技術も大切だが、それよりも診たてである。

西洋医学的に言うと「診断」である。手技療法かも開業する前にはそれなりの教育を受けてきたはずである。教育機関の内容によっては教育時間に開きは在るだろうが。

国内の代替医療教育機関の基礎教育も西洋医学の先生が西洋医学の病理、解剖、生理などを教える。整形外科学検査、神経学検査、レントゲンの読み方など。

当然ながら西洋医学の先生方と共通の医療言語を使ってのコミニケーションが必要とされる。

日本には独特の国内の医療国家資格というのがある。このこ国家資格を取得するために教育を受ける。これは技術を学ぶ、臨床知識を学ぶというものではない。割りきりが必要になるだろう。臨床技術、知識はやはり研修という形で学ぶほかない。

この医療教育機関での教育も西洋医学の教育が基礎をなしている。ここの教育がしっかり学習できて忠実に臨床で再現されていると禁忌症などの鑑別がしっかりできる。

この視点は、西洋医学からの視点で医療をみた場合である。西洋医学からの病理をみた場合はこのような禁忌症の鑑別ができるかどうかは重要なことである。鑑別診断ができてそれぞれの専門医に紹介することは患者様の利益である。

さて、そのような視点からみると西洋医学の病理(機械的)教育を前面に出す代替医療の専門性がなくなってしまう。ということは代替医療は必要性がなくなってしまうと言うことになりかねない。

診立ても同じで西洋医学の検査で診立てを進めて行くと、機械論的な見立てになるので機械論的な治療技術がないと成立しなくなる。機械論的なみたてや治療は、機械というパーツの組み合わせでみるため西洋医学の外科的な処置が優先される。

このような治療は生命の危機に至るような緊急性の場合に得意とする。人間を生命体としてみた場合には「生き物」であるため、一刻一刻と生命エネルギーは絶えず変化しながら営んでいる。

その変化を司っているのは神経系である。この生命の原理原則でともいえる神経系の変化を読み取ることが本来の「診立て」である。西洋医学との大きな違いはここにあるはずである。

拳骨



最新の画像もっと見る